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【コレ注目!】「itoya topdrawer 東京ミッドタウン店」でヨゲンノトリを発見!?

先日、2021年2月25日にリニューアルオープンした伊東屋の新業態店舗「itoya topdrawer 東京ミッドタウン店」(東京ミッドタウン ガレリア3F)を取材した(記事はこちら)。伊東屋オリジナル商品を充実させ、店内の雰囲気もより明るくなったのが今回のリニューアルの特徴だが、お店の入り口にちょっと気になるものが設置されていたのでご紹介したい。

その気になるものの正体は、アルコールディスペンサー。手を差し出すと、自動でアルコールがシュッと出てくるタイプのものだ。このコロナ禍にあって、お店の入り口にアルコールディスペンサーが設置されていること自体、それは当たり前の光景なのだが、その姿がなんともユーモラスなのだ。

9.jpgご覧のように、鳥の姿をしているわけだが、これは「ヨゲンノトリ」をイメージして装飾したものなのだとか。ヨゲンノトリとは、江戸時代に甲斐国(今の山梨県)に現れ、コレラの流行を予言したと伝えられている鳥のことで、新型コロナウイルスの感染が拡大する中で、アマビエに続き注目が高まってきているのだという(ヨゲンノトリについては、山梨県立博物館のサイトの「ヨゲンノトリコーナー」で詳しく紹介されているので、ぜひそちらをご参照ください)。

同店に置かれたヨゲンノトリアルコールディスペンサーは、どことなく愛嬌のある表情で、見ているとつい口元がほころんでしまう。不安の中で日常を送っている身としては、こういう癒しになるものが置いてあるというのは、ありがたいなと思う。

このヨゲンノトリは、伊東屋でペーパークラフト商材を扱う「パピエリウム」コーナーをかつて担当していた方が制作したものなのだとか。このお店のほかにも、銀座伊東屋本店銀座伊東屋 横浜元町の2店舗でも同様のアルコールディスペンサーを設置しているそうなので、来店の際にぜひチェックしてみて下さい。ちなみに、この2店のものもパピエリウムや紙売り場の新旧担当の方が手がけているそうだ。

なお、このアルコールディスペンサーは、キングジムの「テッテ」という商品で、手をかざすだけでアルコール消毒液が自動で噴射される。単3形アルカリ乾電池4本で動くので、コンセントがない場所でも使用可能。2020年11月には大容量タイプも発売されている。伊東屋では、店頭に設置しているだけでなく、「テッテ」を商品として販売もしているので、「入り口でテッテを見て購入していかれるお客様もいらっしゃいます」という(ただし、itoya topdrawer 東京ミッドタウン店では取り扱っていない)。

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