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【連載】月刊ブング・ジャム Vol.103 ブング・ジャム注目のファイル・バインダー最新アイテム その3
本サイト編集長の文具王・高畑正幸さん、イロモノ文具コレクター・きだてたくさん、ブンボーグA・他故壁氏さんの3人による文具トークライブユニット「ブング・ジャム」が、気になる最新文房具を独自の視点から切り込んでいく「月刊ブング・ジャム」。今回は、ブング・ジャムのみなさんにファイル・バインダー最新アイテムを紹介してもらいました。
第3回目は、きだてさんおすすめのコクヨの「キャンパスA7ルーズリーフ」です。
(写真右からきだてさん、高畑編集長、他故さん)*2025年8月9日撮影
*鼎談は2025年9月27日にリモートで行われました。
ハンドメモにちょうどいい
――じゃあ、最後はきだてさんですね。
【きだて】というわけで、「キャンパス」のA7ルーズリーフなんですけども。俺は長らく「ツイストリング」派だったんだけど、ノートとプリントアウトを合わせて持ち歩くという点では、以前に言ってたキングジムの「テフレーヌビズ」のA5+「テフレーヌ」のパンチの組み合わせが、思った以上にいいよねということで。今ちょっと試験的にではあるけど、ルーズリーフに切り替えてるのね。
【高畑】「あれいいよ」って言って、うちの奥さんが使ってるよ。
【きだて】参考にしてくれてたね。
【高畑】真似してたよ。
【きだて】で、せっかくルーズリーフに変えたんなら、ルーズリーフならではのメリットをもうちょっと享受しようかなと思って。さっきも話が出たけど、罫線の豊富さとサイズが色々あるよねっていうのがルーズリフならではでしょ。あと、入手のしやすさという点もあるし。そうやって色々試してる間に、コクヨからA7ルーズリーフというのが出て、「あ、これハンドメモにちょうどいいじゃん」っていう。
「キャンパスA7ルーズリーフ」(コクヨ)*関連記事
【他故】うんうん。
【きだて】で、外でA7にメモをしたものを、家に帰ってからメインの「テフレーヌビズ」に追加で綴じ直すという運用で、いまは取材メモとかもできるだけA7リーフで取るように試しているところ。
【他故】へぇ。
【きだて】罫線も横罫だと手に持つ方向が横に限られちゃうんだけど、方眼なら縦持ちにして完全にハンドメモ扱いができるでしょ。今は横罫と方眼罫を半分ずつ入れて、区切ってやってるんだけども、何かね…ルーズリーフいいよね(笑)。
【他故】ははは(笑)。
【高畑】ルーズリーフいいよね。
【きだて】みんな知らないと思うけど、ルーズリーフいいよって(笑)。
【他故】よく知ってますよ(笑)。
【高畑】俺もそう思ってたんだけど、ルーズリーフいいよね(笑)。ルーズリーフといえばさ、マルマンのルーズリーフミニサイズがあるわけじゃない。
【きだて】そうそう。
【高畑】それよりも穴2つ分ちっちゃいじゃん。で、どうよ?って話だけど、その辺の違いとか使い分けはどうなの?
【きだて】うーん、マルマンの「ルーズリーフミニ」ってさ、ミニと名乗っておきながら、バインダーが妙にゴツくない?
【他故】あ、そうね。そうそう。うん、分かる分かる。
【きだて】だから、ハンドメモとして使うとちょっと手に余る。頑丈だけど、手に持つには硬いしね。対してA7のキャンパスバインダーはリングが外に飛び出てて薄くなるし、あとミニ「ノビータ」みたいな感じで、背表紙の厚みが可変なのも良い。
【高畑】ああ、そっか、そっか。
【きだて】その辺の気が利いてる感じと、A7というコンパクトさで、俺は今こっちを使ってますね。
【きだて】だから、前はメイン「ツイストノート」だったから、「ツイストノート」のメモで良かったんだ。
【高畑】だから、その互換性で行くなら、「ツイストメモ」が割と同じぐらいの大きさのものがあるんだよね。
【きだて】そうそう、ツイストメモもA7があったしね。
【高畑】それは使えてたんだけど、メインをルーズリーフに変えると、必然的にメモもそっちにしたいってこと?
【きだて】そう、そういうことです。規格は揃えてた方がラクだなって。
【高畑】なるほど、なるほど。
【他故】そうなるよね。
【高畑】ハンドメモでリーフ交換できるのは欲しくなるよね。
【きだて】やっぱり便利よね。書き込み量に合わせてリーフも増減できるし。
【高畑】ダイヤメモ的なやつを普通に使ってると、その乗り換え時期に困るじゃない。だからどっちかにはしたいね。ツイストメモにするかルーズリーフにするか。
【きだて】結局のところ、統一しないと自分に苦労が降りかかってくるだけなので。
【他故】まあね(笑)。
【高畑】その中で、ハンドメモのルーズリーフの選択肢としては、これまで「ルーズリーフミニ」はあったけど、ちょっとでかいよなって話で、「ハンドメモじゃないよな」って思ってたのが、できるようになりましたって感じですか?
【きだて】そうそう。あと、A7ルーズリーフの罫線でoDo罫も出てるんだけど、それがなかなかに良くできてるから使ってみたかったってのもあって。普通にリストチェックするだけじゃなくて、ヘッドに色を塗り分けて優先順位を指示できるんだよね。
【他故】ほぅ。
【きだて】色の塗り分けは面倒だから、色のマス目にAとかBとか書いて優先順位を変えるてんだけど。
【高畑】それで全然いいよね。
【きだて】これを使えば、もうライトな手帳ぐらいで使えるじゃん?と思って。
――ToDo罫のは、この間新しく出したんですよね。「キャンパス」ブランドの刷新のタイミングで。
【高畑】そうそう、「キャンパス」リニューアルの企画の1つとして出てきたやつだよね。
【きだて】A7変形ではあるんだけども、他のメーカーも追随して、このサイズでもっと色々と出してくれんかなという感じではあるんだけどね。
【高畑】何か、べータとVHSみたいになっちゃってるからな。
【他故】ちょっとね(笑)。
【きだて】あとさ、A7の規格もいいんだけど、このバインダーも良くてさ。ちょっとつまんだらパカっと開いて。このリングがすごい大きく開くのね。
【他故】ああそうね。
【きだて】1㎝ぐらい開くのよ。大体こういうのって、ちょこっと開くだけだとリーフがまとめて入れ替えができなくてイライラするんだよ。やっぱりリングは大きく開いてくれた方が作業しやすい。あとはさっきも言った通り、表紙の厚みが可変だったりとか、バインダーなのにちゃんと表紙が 180°折り返せるとか、色々と気に入ってるポイントが多いんですよ。
【高畑】うん。
【きだて】ただ、惜しむらくは、2穴用リングなので、こうやって垂直に持ち上げると。
【高畑】斜めっちゃうね。
【きだて】そう、紙が斜めになって、表紙から出ちゃうのね。カバンの中に入れてると、割と紙の端が擦れて汚くなっちゃったりとかするので。
【他故】分かる分かる。
【高畑】あとさ、ちょっとリングが折れたりしないか心配。
【きだて】ちょっとね、細いし、樹脂だしで。
【高畑】リングが2個しかないしね。
【きだて】その辺は若干不安かなというのはあるんだけど、ただこれ以上ごつくなられてもまた困るしで。なかなかちょっと痛しかゆしではあるんだけどね。
【高畑】でも、ToDo罫とか作ってくれてるのは、大人的には悪くないよねって思うし。方眼があるからいいっちゃいいけど、縦罫で使うんだったらきだてさんみたいに縦型で使うとかっていうのがあってみたりとか、色々とバリエーション考えられるんだろうけど、今のところは少なくともコクヨが出したリーフしかないからね。
【他故】そうね。
【きだて】まあ、紙質と罫線の色とかはこれで全然不満ないので、普通に書く紙としては今のところまあいいかなという感じなんだけどね。
【他故】これもいい紙だからね。本当に。
【高畑】紙は、キャンパスだからね。
――これは学生が使ってるんですよね?
【きだて】多分そうだろうし、暗記用リーフなんてのも一緒に出てるぐらいだしね。まあ学生需要だと思うんだけど、
【高畑】今、画像を色々と見てたんだけどさ、ルーズリーフA7用の「大容量バインダー本革」っていうのを作ってCreemaで売ってる人がいるね。
【きだて】マジかよ?
【高畑】こういうの自作する人はいるんだなと思って。まあでも、気持ちは分かる。しっかりしたフィーリングでいっぱいページが入るやつを欲しいっていう気持ちはちょっと分かる。
【きだて】しかも金属リングで3穴じゃん。
――「コクヨA7用」ってでっかく書いてありますね(笑)。
【高畑】いやすごいね。しかも、出たばっかりのタイミングで、もうすでにこれを用意してるところがすごいなって思う(笑)。
【きだて】リングがごつくてちょっと分厚くなりそうだけど、これいいな。
【他故】よくできてるな。
【高畑】何かいいよね。
【きだて】作ってる人が、「自分が欲しいから作ったんですけど」感もあっていいね。
【高畑】気持ちはすごく分かるし、物として非常にちゃんとしてそうな感じがすごくいい。
【他故】この人、同じかたちで「ルーズリーフミニ」用も作ってるんだね。
【高畑】だから、それをやってたから、そのノウハウがすぐに行かせるみたいな。
【他故】だろうね。
【きだて】多分、この人も「ルーズリーフミニ」からこっちに移行したんだろうな。
【高畑】非常に分かりやすいね。しかも本革で 5,700円で、アリちゃアリっていう。今は、「キャンパス」から出てるバインダーってそれしかないじゃん。
【きだて】そうだね。
【高畑】PP1枚板でペラっとしててっていうので、まあ確かに容量的にも少ないし、耐久性的にもって考えると、確かにこういうのは欲しくなるねっていうのは分かるね。
【他故】へえ、すごいな。
【高畑】素晴らしい。
【きだて】手の早い人はいるなぁ。
【高畑】こんな感じで周りが増えてくるといいんだよね。
【きだて】実際、今までなかったサイズだけあってさ、ちょっと未来はまだまだありそうな気もしてるしで。
【高畑】そうだね。「キャンパス」ブランドだから、どっちかっていうと学生をターゲットにしてる感じがするんだけど、汎用フォーマットで大人が使ってもいいよねとか、あと表紙も、この「キャンパス」って書いてある、水色でクリアな感じも悪くはないんだけど、グレーとかブラックとかの表紙の普通にメモみたいな感じのやつもあってくれると使いやすいかな。
【きだて】そこはあれですよ。コクヨのことだから、ちょっと売れたなと思ったらすぐ「A7ルーズリーフバインダー ビズ」出してくれるよ。
【高畑】ああ、そう。大人のA7とかね。
【きだて】そうそう。
【他故】ビズは来るね。
【高畑】やってくれるといいかな。
【きだて】そうすると、もうちょっとバリエーションも増えるし。俺は前から、「社会人の仕事用ノートはルーズリーフがいいよ」説っていうのをずっと唱えてるので。
【高畑】それはね、マルマンとかがずっと言ってると思うんだ。
【他故】そうそう、言ってる。
【きだて】でも、ほとんどの大人には届いてないじゃん。やっぱりどうしてもね、ルーズリーフって学生のものというイメージが完全に根付いちゃってて。
【高畑】最近の素敵ノート系の方向性が、綴じノートだったりするじゃないですか。
【きだて】うん。
【高畑】綴じノートは「180°開く特殊製本で、すごいペタンって開きます」とか言うけど、いやルーズリーフ1枚で置けるからさ(笑)。
【きだて】そうそう、もっと楽だよっていうね。
【高畑】なんならね、直接プリンターに入れたりもできるんでね。やっぱりバラせるのはいいよね。
【きだて】さっき文具王がリングノートをそのまま時系列で使うって言ってたけど(こちらを参照)、俺は割とひょいひょいと編集しちゃうたちなので。かなり飛び飛びに物事を書くから、後で「ちょっとこことここをページまとめて連続させとこう」とかをするのね。
【高畑】ノートの使い方によるね。それはどっちもあるよね。
【他故】全然アリだよね。
【高畑】前後分かんなくなっちゃったりとか、混ざっちゃったりとかしてだんだんとどういう風に使い分けてたのか、自分でも分かんなくなるっていう人は、普通のノートの方がいいです。学生の頃だと、教科ごとにノートを分けなくても1冊で全教科のを持ち運べるというメリットがあるからさ。学生の時はそうなんだけど、社会人になってからも、使い方次第ではね。間にプリントを挟めるしね。穴を開けて。
【他故】ああそうね、それはいいんだよね。
【きだて】そういう意味で、パンチとの組み合わせはまだまだ未来があるし。
【高畑】これはさすがに1回では無理なのかな? これはそれこそ、カール事務器のゲージパンチとクツワのパンチとかだと、これ何穴あるんだっけ?
【きだて】7穴だね。
【高畑】惜しい。6穴だったら1発で行けたのにな。まあ、自分で作るとかカスタマイズできるのがいいところではあるかな。
【きだて】とはいえ、リングは2本なので、とりあえず2本刺さればいいんだけどね。【高畑】あ、確かにね。端っこからやってって、そこだけはまればいいっていう考え方なら、どこかに位置合わせしてあげれば1回でいけると思う。
【きだて】まあ、いけるんじゃない? 今ちょっとね、新しいことを始めようと思って、メモとかノートを割と使う頻度が増えてるんで。
【高畑】あ、なるほどね。パッと思いついた時に、すぐ書けるっていうね。
【きだて】そうそう。
【高畑】そういう意味で、編集できるのはいいのかな。
【他故】ああ、そうだね。
【きだて】という感じで使ってます。
【高畑】きだてさん的な提案としては、「キャンパス」を俺ら大人が使ってもいいよねっていう感じで。
【きだて】そうそう。本当にね、ビジネス手帳としてToDoのリーフがすごい優秀だし、出先で色々書いて、会社に戻ってノートの方に綴じ直すとか全然アリだしで、相当使いやすいと思うんだけどね。ビジネスメモ、ビジネスノートとして。
【高畑】最近は本当に、学童用の商品が大人がちゃんと使っても便利なものが多いから。だって「ウカンムリクリップ」だってさ、学生にとかって言ってたけど、結局大人がすごい買ってるじゃない。
【きだて】そうそう。
【高畑】なんか、そういうのいっぱいあるよね。今回は、「キャンパス」の50周年を機に、大きくイメージチェンジして、ノート屋さんではなくて、ノートを使うノウハウ屋さんというか…。
【他故】そうそう、勉強の仕方を教えるんだよね。
【きだて】勉強屋さんになるっていうね。
【高畑】勉強の仕方を売るというか、勉強の仕方を教えてくれるブランドですよっていうことになっていくので、そういうところで仕事の仕方にも役に立つようになったらいいね。
【きだて】それはそうとして、50周年で「キャンパスノート」の表紙を変えないんだね。
【高畑】何かやればいいのにね。
【きだて】50周年きっかけで6代目の表紙が出ると思ってたんだけど、そういう話は出てないよね。
【高畑】出てない。イラストが入ったやつはでたけど、何かやってほしいよね。
――今回は、ノート以外にも拡げるのが目的で、それをやるとノートの話題に持って行かれるからじゃないですか。ノートに縛られちゃうというか。
【きだて】そういうのはありそうだよね。
【他故】うーん、そうか。
【高畑】学びのレシピとか言って、メソッドと文具っていうことにはなってるんだけどさ、「これを使うとこんな風で、これとこれを組み合わせるといいよ」ってなってるけど、個人的にはもう1歩踏み込んでほしい気はすんだよね。
【きだて】うん?
【高畑】「材料:ノート、付箋、ロール付箋、ブッククリップ」って書いてあって、レシピっぽくするのは別にいいんだけど、もう1歩踏み込んでくれよっていう。せっかくいろんな特殊罫とか作ってるんだから、書き方とかもうちょっと、「こうやって時間管理するんだよ」みたいなのとかを、もうちょっとやって欲しかったっていう感じで。
【きだて】「キャンパス スタディプランナー」そうなんだけど、すでに勉強できる子に向けてやってるような感じでさ。もうちょっと、できない子に向けて作れないのかな。
【高畑】だから、できる子は多分、このスタディプランナーを見たら、自分で書けるんだろうね。そうじゃなくて、できない子が見てもスタディプランナーを始められるようなやり方とかさ。うん。
【きだて】「学びレシピ」っていう優しげな言葉を使うのであれば、そういうのもやってくれよっていう。
【高畑】そう思います。
【きだて】そういうことよね。
――それは、前回の手帳の話で、きだてさんが「手帳を使いこなせないから、でかいシールを貼って」と言っていたのと同じようなことですね。
【きだて】そうそう。
【高畑】きだてさんが言っていることと同じで、だからその「まずはここから始めようぜ」とかさ。もちろん、「キャンパスノート」を使ってでいいんだけど、このキャンパスを使って「こう書こう」とか、「ここをまず書こう」とかいうところの話があんまりないのがちょっと残念かな。
【きだて】もうちょっと踏み込むところはあるはずじゃんっていうのがね。その辺はやっぱ、もとも成績の良かった人たちが働いてる会社だから仕方ないなっていう。
(一同爆笑)
【高畑】ちょっとしたひがみが入っちゃってるけど(笑)。
【きだて】まあ、いいところの大学を出てる人たちの会社だよなっていう(笑)。
【高畑】アプリとかも出してたりしてるぐらいだから、このノートを使ってなんかステップアップしていく感じを出してくれると。あと、ちっちゃいメモっていうか、A7のルーズリーフも「こんな風に書くといいんだよね」みたいなのとかを具体的に書いてくれるといいよねって思うし。
【きだて】そうだよね。
【高畑】記入例を見ると、いつも同じページだったりするじゃん。三平方の定理とかさ、「ありをりはべり」って書いてあったりとかさ、同じ例が出てくるんだけど、違うのも書こうぜみたいな。
【きだて】まあ、作例作りで楽なのは分かるんだけどね。
【高畑】そこら辺でもうちょっと何かあってもいいかなと思いますね。
【他故】うん、そうだね。
【きだて】例えば、このA7のルーズリーフを使って、勉強の習慣が無いなら「1日5問の小テストをやって、それをちょっとずつ積み足していこう」みたいなとかさ。
【高畑】それで言うんだったら、コクヨってルーズリーフでそのまま挟める参考書を出してるじゃん。
【きだて】出してるね。
【高畑】コクヨとどこかがコラボして出してるじゃん。あれのちっちゃいのとか出したらいいのね。通学中に勉強できるルーズリーフで、もう参考書になってますみたいな。今日はこの 10 ページだけビリって破いて、綴じて持ってくみたいなところでもいいよね。
【他故】ああ、いいよね。
【高畑】せっかくハードウェアがかなりしっかりしてるから、そういうソフトのところももっとできると面白いんだろうな。
【きだて】常に、できない子の目線を忘れない俺としては、コクヨまだまだだぞっていうのは言わせていただきたい。
【他故】ははは(笑)。
【高畑】常に滑るグリップと、常に書けないノートに関しては、もうきだてさんが言っていくしかないからね。
【きだて】そう、俺が厳しく監視していくぞっていう。
【他故】厳しいな(笑)。
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プロフィール
高畑 正幸(たかばたけ まさゆき)
文具のとびら編集長。学生時代に「究極の文房具カタログ」を自費出版。「TVチャンピオン」(テレビ東京系列)の「文房具通選手権」では、3連覇を達成した。サンスター文具に入社し商品企画を担当。現在は同社とプロ契約を結び、個人活動も開始。弊社が運営する文房具のWebマガジン「文具のとびら」の編集長も務めている。著書は『究極の文房具カタログ―マストアイテム編―』(ロコモーションパブリッシング)、『究極の文房具ハック』(河出書房新社)、『そこまでやるか! 文具王高畑正幸の最強アイテム完全批評』(日経BP社)、『文具王 高畑正幸セレクション 一度は訪れたい文具店&イチ押し文具』(監修/玄光社)、『究極の文房具カタログ』(河出書房新社)、『文房具語辞典』(誠文堂新光社)と、翻訳を手がけた絵本『えんぴつとケシゴム』(KADOKAWA)。新著は『人生が確実に幸せになる文房具100』(主婦と生活社)。
https://bungu-o.com/
きだて たく
小学生の時に「学校に持っていっても怒られないおもちゃ」を求めて、遊べる文房具・珍妙なギミックの付いた文房具に行き当たる。以降、とにかく馬鹿馬鹿しいモノばかり探し続けているうちに集まった文房具を「色物文具=イロブン」と称してサイトで公開。世界一のイロブンコレクターとして文房具のダメさ加減をも愛する楽しみ方を布教している。著書に『イロブン 色物文具マニアックス』(ロコモーションパブリッシング)、『愛しの駄文具』(飛鳥新社)など。
色物文具専門サイト【イロブン】http://www.irobun.com/
他故 壁氏(たこ かべうじ)
小学生のころから文房具が好きで、それが高じて文具メーカーに就職。ただし発言は勤務先とは無関係で、個人の見解・感想である。好きなジャンルは書くものと書かれるもの、立つ文房具と薄いペンケース。30分間文房具のことしか語らないトーク番組・775ライブリーFM「他故となおみのブンボーグ大作戦!」パーソナリティ。たこなお文具情報室所属。
「他故となおみのブンボーグ大作戦!」番組ホームページ https://daisakusen.net/



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