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【ニュース】「ジャポニカ学習帳」が"共生"テーマに大幅リニューアル

文具のとびら編集部

ショウワノートは、同社のブランド商品である「ジャポニカ学習帳」を大幅にリニューアルし、「ジャポニカ学習帳(共生編)」として2025年11月から発売する。参考価格はB5判が全33種各210円、A5判が全3種各180円、A6判は全3種各130円(いずれも税抜価格)。

ジャポニカ学習帳は、当時ステータスであった百科事典の写真や、世界中のさまざまな情報を表紙と読み物付録に採用。1970年から他の学習帳にはない特徴をもった学習帳としてスタートし、55年間の累計販売数は14億冊を超えている。その「ジャポニカ学習帳」が、今回「共生」をテーマに大きくリニューアルする。

表紙が写真から”共生”をテーマにした親しみのわくイラストへ、ロゴも一新

今回のリニューアルの最大のポイントは、約40年にわたり親しまれてきた表紙の写真を「共生」をテーマにした親しみのわくイラストに変更する点。 これは単なるデザイン変更ではなく、子どもたちを取り巻く環境が変化し、詰め込み教育から発想を育む教育へと移行する現在において、子どもたちの学びをサポートするための進化だという。

1978年より採用していた写真家・山口進氏の生涯の撮影テーマでもあった「共生」という考え方を引継ぎ、アートディレクション・デザインには、ハッピーなデザインを得意とし、仕事と子育てをクロスオーバーさせるスタイルを実践するデザインチームminnaを起用。イラストは「パンダ銭湯」や「しろくまのパンツ」などでも知られる大人気絵本作家のtupera tuperaが全39種を描き下ろした。表紙のイラストは、自然界の動植物が共生するように、多様な人々が調和して暮らすことの大切さを子どもたちに伝える。そして、子どもたちは動植物の多様性に触れ、自然への興味や関心を深めることもできる。また、イラストは動植物を擬人化する事でストーリー性をもたせ、子どもたちの好奇心を一層刺激するデザインとなっている。これは大人が子どもたちの「好き」という可能性を奪ってほしくないという願いが込められているという。
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ロゴデザインも共生を意識したデザインに進化。今までのジャポニカ学習帳のロゴのバランスは踏襲しつつ、生きものらしい有機的な曲線や生命感を感じるディテールを纏わせることで、イラストとも親和性のあるポップなデザインに生まれ変わった。
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シンボルカラーであった表紙の緑の枠は、教科別のイメージカラーに色分けされ、より直感的に使えるように進化した。また緑色は、発売当初の紺色から段階を経て明るい緑に変わっていった背景を踏まえ、生命の進化をイメージさせる青緑(ブルーグリーン)に進化している。

巻頭巻末の読み物付録「学習百科」は、子どもたちの好奇心の入り口でありたいという想いはそのままに現代の社会情勢に合わせてアップデートした。これからの世の中を担う子どもたちの学びと成長に寄り添う存在となることを目指していくという。
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「歴史ある商品のリニューアルという、光栄なお仕事にプレッシャーを感じつつも、リアルタイムで学習帳を使っている小学生と、数年先の未来に使うであろう子どもが身近にいるという環境を活かし、継承する部分と大胆に変えることのバランスに留意して、知ること学ぶことにワクワクできるアートディレクションとデザインを行いました。表紙写真をイラストに変更するにあたり、tupera tuperaさんとチームを組むことで、流行に左右されず何十年先も愛される強度と、真面目なことに親近感を持って伝えられる表現が実現できたと感じています。ジャポニカ学習帳が、ひとりでも多くの子どもたちの好奇心を育むきっかけとなることを願っております」(minnaコメント)。

「ジャポニカ学習帳は、小学生の頃にずっと使っていて、たくさんの思い出があります。そんな歴史あるノートのリニューアルに参加できたことを、とても光栄に思っています。「共生」がテーマということで、これまでには作ったことがない生き物ばかり!点数も多く、どうすれば一つの画面で共生関係が伝わるのか、出来上がるまでには、かなりの試行錯誤が必要でした。でも作る過程で、改めてこの地球でたくましく共に生きている動物や植物たちのことを知る事ができ、自分たちにとっても大きな学びとなりました。ノートを使う子どもたちも同じように、新たな発見や気づきを得る入り口になってくれたら嬉しいです」(tupera tuperaコメント)。

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