東京都台東区・荒川区・足立区・葛飾区の4区が共同で行うものづくり産業活性化プロジェクト「東京TASK」連絡会事務局は、下請け的加工形態で部品製作などを受注している町工場を主な対象とする新製品開発コンテスト「東京TASKものづくりアワード2022」をこのほど開催。応募総数38点の中から入賞製品（大賞1点、優秀賞2点、奨励賞6点、特別賞1点）を決定した。

大賞を受賞したのは、北星鉛筆の「鉛筆屋のボールペンW・鉛筆屋のシャープペンW07」（上写真）。鉛筆を作る技術を生かしたボールペンとシャープペンで、鉛筆と同じ木材を使用し、柔らかい肌触りと、軽い書き心地、鉛筆の持つ良さを詰め込んだ。持続可能なものづくりを考え、本体には極力プラスチック素材を使用せず、パッケージに関しては新しく自社開発したオール紙製を採用。環境を意識するだけでなくデザイン性にもこだわり、さらにシャープペンは厳選した芯を使用。鉛筆のような書き心地を追究し、ボールペンも滑らかさと使いやすさを考えた中芯を使用している。見た目だけでなく、使う人のことを最大限に考えた筆記具に仕上がった。販売予定価格は税込660円。

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なお、入賞製品のうち、大賞・優秀賞・奨励賞の製品は、2023年2月15日(水)から開催される「第95回 東京インターナショナル・ギフト・ショー春2023」の東京TASKブース内（東京ビッグサイト 東3-T29-20）で展示される。また、特別賞の製品は、多慶屋との商談権が得られる。