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【イベントリポート】銀座 伊東屋にパイロットの万年筆がずらり! カスタマイズ万年筆にも注目!

先日お伝えしたように(記事はこちら)、東京・銀座の伊東屋本店でパイロットのPOP UPイベントPenのある暮らしが、2021年5月28日(金)から6月29日(火)まで、K.Itoya 1階で開催されている。

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会場では、万年筆を中心に、200本以上のパイロットの高価格帯の筆記具がずらりと並び、それらのペンを自由に試すことができる。そして、この中から気になるペンを期間限定で有償で貸し出すサービス「パイロットTRY MEキャンペーン」も実施。今回初めて行うサービスとのことだが、普段気になっていた高額な万年筆を思う存分試すことができるので、利用してみたいと思う人は結構いるのではないだろうか。

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そして、このイベントの目玉企画が「カスタマイズプレラ」。パイロットの「プレラ」は、手頃な価格のショートサイズの万年筆として人気だが、そのプレラのパーツ(キャップ、ペン先・首、軸)から、自分の好きな色のものを選んで、オリジナル万年筆が作れるというもの。価格は1本税込4,400円で、作った万年筆にはコンバーターに好きな色彩雫を吸引でき、オリジナルデザイン缶ペンケースも付いている。

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組み合わせは実に1万通り以上にもなるそうで、作る際には組み合わせにかなり頭を悩ませそうだ(もちろん、嬉しい悩みではあるけれど)。やはり、かなり評判のようで、在庫切れとなったパーツの色もあるそうだ。

4.jpg5.jpg会場に置かれていたプレラのカスタマイズ見本。パステル系の3色を使ったかわいい万年筆。



6.jpgこちらもカスタマイズ見本。透明パーツとの組み合わせが斬新だ。


筆記具だけでなく、インクも展開。パイロットの人気ボトルインク「色彩雫」のインクも会場で試すことができる。

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「色彩雫」は、定番の24色に加え、かつて限定色として発売していたインク3色を、このイベントのために復刻したという。

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復刻したのは、「江戸紫」「新橋色」「深川鼠」という東京のご当地色3色。どれも魅力的な色ばかりだ。

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このほか会場には、今は製造されていない貴重な過去の名品を展示するミニ資料館も設置している。普段は目にする機会がないものばかりなので、来場された際にじっくりとご覧いただければと思う。

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さらに、会場では「筆圧測定」も行っている。写真のようにコードにつながれた万年筆で筆記すると、筆圧測定器で筆圧や筆記スピードを計測し、その人に合った万年筆のタイプを教えてくれるというもの。文具店で万年筆のイベントがあるときに、ペンクリニックなどと一緒に行っていたりするので、体験されている方もいるのではと思う。

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記者も測定してもらったが、成人男性の平均的な筆圧と言われる数値の半分にも満たない筆圧というデータが出てきた。自分は筆圧が強めだと思っていたので、意外な結果が出てビックリした。もっとも、「子どもたちの筆圧が弱くなってきている」という話をよく聞くが、子どもに限らず大人も筆圧が弱めの傾向になってきているようだ。最近は、筆記具自体の性能も向上して、力をかけなくてもくっきりと書けるようになってきているので、その影響もあるのではとのこと。

とにかく、手書きをする上で、自分の筆圧をちゃんと知っておくことも大事だなと思った。機会があったら、筆圧測定について詳しく取材をしてみたい。

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