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【2021年Bun2大賞】ベスト文具2位「ジェットストリーム エッジ 3」(三菱鉛筆)受賞インタビュー

弊社では毎年、文具ファンの投票によりその年のベスト文具を決定する「Bun2大賞」を実施しているが、今年も「2021年Bun2大賞」の投票結果がまとまり、弊社発行の文具のフリーマガジン「Bun2」12月号や本サイトでベスト文具30を発表している(投票結果はこちら)。

2021年のベスト文具に選ばれた30点の文具の中から、上位3点の文具について受賞インタビューを実施。今回は、2位に選ばれた三菱鉛筆の3色ボールペン「ジェットストリーム エッジ 3」のインタビューを掲載する。

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超極細0.28㎜油性ボールペンが3色タイプに!

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三菱鉛筆は、人気の低粘度油性ボールペン「ジェットストリーム」シリーズから、ボール径0.28㎜の超極細3色ボールペン「ジェットストリーム エッジ 3」(税込2,750円)を2020年11月25日に発売した。2019年12月に発売された「ジェットストリームエッジ」は、油性ボールペンで世界初となる超極細ボール径などが注目され大ヒット。その1年後に満を持して3色モデルが登場。発売前から大きな注目を集め、2,000円を超える価格ながら順調な動きとなった。

最大の特徴は、新たな操作法・機構・形状を採用することで、多色ボールペンながら単色軸のような筆記感の安定を実現していること。ボール径が小さくなると少し倒すだけでカスれやすくなるほか、従来の多色ペンだと芯が若干斜めに繰り出されるという問題点があるが、それらをクリアし、ボール径0.28㎜でも安定した筆記ができるために、芯を真っすぐ出せるような新機構を開発したという。

まず、後端のダイヤルを回すことで3色のリフィルが回転し繰り出すことができる“スピロテック機構”を開発し、常に使いたい色のリフィルを一定の場所から出すことができるようにした。それと同時に、新しいアシンメトリーな偏芯形状の“ポイントノーズ”形状(写真)をペン先に搭載することで、本体軸に対しリフィルが常に真っ直ぐペン先に向かって出てくるようにしている。

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「単にデザインを尖らせるのではなく、性能面で意味を持たせたいと考えました。そして多色ペンの宿命である“芯が斜めに出る”問題を解決すべく、今の形を採用しました。芯が真っ直ぐ出てくるので、超極細でも安定して書くことができます」(同社商品開発部商品第二グループ永見周太郎係長)。

またデザイン面では、シングルモデルでも表現した直線的な要素を取り入れることで、極細線のシャープさを表現しながら、ポイントノーズ形状をより際立たせるフォルムになっている。

ユーザー層は幅広く、文字を書くだけでなく、イラストを描くために使うというユーザーも意外と多いそうだ。軸色はブラック、ホワイトレッド、ツートンターコイズの3色で、この中ではブラックが一番人気となっているそうだ。このペンで描いたイラストやペン本体を撮影してSNSに投稿する人も多いという“映える”ペンでもある。「0.28㎜の細さをぜひ味わっていただき、その書きやすさを体感してほしいです」と永見係長。

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