【文具王おすすめ!】年賀状書きに使いたい筆ペン7選
高畑正幸
今年も残りあとわずか。そろそろ年賀状書きをはじめる時期となった。年賀状書きに使う筆記具といえば、何と言っても筆ペン。近年の「美文字ブーム」の影響もあり、メーカー各社から多彩な筆ペンが発売されている。そこで、本サイト編集長の高畑正幸文具王に、年賀状の宛名書きなどにおすすめの筆ペン7アイテムをセレクトしてもらった。
*文具王おすすめカラー筆ペンの記事はこちら
くれ竹 美文字 完美王(呉竹)

従来の筆ペンの多くは、軸を押してインクの出る量を調整するので、インクの量を自由にコントロールできる反面、初心者や不慣れな人には、扱いの難しい面もあった。「完美王」は、軸を押さなくても適度な量のインクを自動的に供給し続ける新方式を採用しているので、キャップを取ればサインペンのように何も考えず書くことに集中できる。インクはマットな質感でクッキリと黒く、インクの出過ぎが抑えられるので、はがきに書いた文字が乾きやすいというのも年賀状との相性が抜群。
極細・中字は税抜500円、太字は同600円。
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ぺんてる筆(ぺんてる)

筆ペンといえばこれ、っていうぐらい、筆ペンの中でも最も普及しているタイプの一つ。ナイロン製の毛はまとまりが良く弾力があり、筆に近い表現ができ毛筆に不慣れでも書きやすい。ボディ全体がカートリッジになっていて、指で押してインク量を調節できる。毛筆タイプ筆ペンの元祖にしてスタンダード、他の筆ペンを検討する際の基本ともいえる製品。硯いらずでどこでも簡便に使える現代の矢立。もしこのタイプの筆ペンがなければ、毛筆文化は今以上に衰退していたに違いないと思う。
太字、和紙用、中字、つみ穂、すき穂、極細の6種類。太字は税抜1,000円、和紙用は同600円、その他は各同500円。
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墨筆 極(墨運堂)

ところで、ほとんどの筆ペンに入っているインクは墨汁じゃないってご存知だろうか。なんとなく使っているので墨だと思っている人が多いようだが、ほとんどは水性黒インクなのだ。しかし墨の老舗メーカー墨運堂がつくった筆ペン墨筆は本物の墨液。しっかり黒くて乾くと水にも強い。税抜800円。
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美文字筆ペン(呉竹)

そしてそういえばなかったラバーグリップ付の筆ペン。筆ペンだって進化すれば良いと思う。少し太めのラバーグリップがつくことで、持ちやすさの印象はかなりイイ感じ。ペン先も樹脂製の硬筆タイプから、軟筆、ナイロン毛の毛筆タイプまで各種あり、好みの書き味を選択することができる。うん、なるほど。
毛筆中字は税抜300円。その他は同250円。
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双筆(プラチナ万年筆)

樹脂タイプの筆ペンのペン先の先端中央部分を柔らかく、周辺部分を硬く、種類の違う樹脂でつくることで、コシのあるペン先を再現。毛筆タイプは柔らかすぎてつかいにくい、というひとは試してみても良いかも。これもまた新しいペン先の筆記具といえる。
写真左から、携帯タイプ(税抜200円)、シングルタイプ(同250円)、黒とうす墨のツインタイプ(同250円)。
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ふで和み(セーラー万年筆)

最適な位置を持ちやすいくびれたグリップと樹脂製のペン先で、初心者にも書きやすい。普段ペンケースに入れてちょっとしたメッセージを書いたり、一筆箋などに簡単な手紙を書いたりするのに最適。強弱でメモを目立たせるのにも向いている。
通常モデル(写真)と涼風花モデルがあり、価格は中字・細字・極細が税抜150円、両頭が同200円(両タイプ共通)。
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開明筆 皇龍(開明)

大迫力!太筆の筆ペン。年賀状の宛名書きには太すぎるが、表面に大きく文字を書いたり、書き初めなどに、硯要らずで大きくかけるのはすごい。税抜
2,500円。
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