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【新店舗】ヴィンテージ文具とカフェ・バーを融合した"BUNGU BAR"がオープン!

ヴィンテージ文具とカフェ・バーを融合した“BUNGU BAR”というユニークなスタイルのお店「THINGS ‘N’ THANKS(シングス アンド サンクス)」が2020年6月5日に、東京スカイツイリーのすぐ近くにオープンした。

店舗は、おしなり商店街エリアとなっている浅草通り沿いにあり、この建物のすぐ後ろにスカイツリーがそびえ立っている。同店は、昨年末まで自由が丘営業していたが、今回この場所に移転。新型コロナウイルスの影響で、この6月にようやくオープンできたそうだ。

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店内には、レトロ感満載の文具がずらりと並び、その隣には飲食ができるカウンターを設けている。

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店内で取り扱っているのは、一部新品も扱っているが、ほとんどがビンテージ品やデットストック品の文具で、特にアメリカの文具が多いという。同店はオンラインでも商品を販売しているが、そちらでは文具以外の雑貨やアクセサリーなど(やはりビンテージが中心とのこと)も扱っている。「店舗を始めるにあたり、文具中心にシフトしていこうと考えました」と店主の島本さん。ここでしか扱っていない商品が多いので、遠方からも問い合わせがくるそうだ。

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売れ筋商品はラッピングペーパーやレターなどの紙もので、中には使用済みの封筒やハガキなんかも購入していく人がいる。そういうものを何に使うのかというと、手帳のコラージュに使うのだそうだ。同じく使用済みの鉄道チケットや小切手(写真右)なども手帳のコラージュ用として売れているそうで、「手帳が好き、トラベラーズノートが好きという女性の方の来店が増えています」とのこと。

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一方、男性のお客に人気なのは、鉛筆削りやステープラー、パンチ、デスクカレンダーなど、重厚感があって机上アクセサリーになりそうなものが中心。

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中には、100年前の鉛筆削り(右)とか、ペン型のステープラー(左)といった、貴重なものや珍しいものもあった。ちなみにこのペン型のステープラーは、1980年代のアメリカ製のもの。針はペン軸の中に収納できるようになっているそうだ。

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自由が丘の店舗では物販のみで、“BUNGU BAR”というかたちで飲食スペースを設けたのは今回が初めて。フードメニューに関しては、「文具にちなんだメニューを考えました」という。どんなものがあるのかというと、例えば三角定規のサンドイッチ。焼き印で目盛も入れているそうだ。あとは、クリップボードとか絵の具のパレットなんかをトレーや食器に見立てたメニューなども。文具ファンならずとも喜びそうなメニューだが、残念ながら、コロナの影響でしばらくはドリンクメニュー中心の提供になっている。「今後は、テイクアウトできるメニューも考えています」と島本さん。

現在用意しているドリンクメニューは、コーヒーなどのソフトドリンクのほか、アルコール類も。「お酒を飲みながら、売り場にある文具を眺めているお客さんもいます」という。文具を肴に、心ゆくまで飲食を楽しめる日が、1日でも早く訪れる日が訪れることを祈るばかりだ。

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今後は店内でのイベント開催もしていきたいそうで、まずは文具ファンを集めたイベントの開催を考えているようだ。どんなイベントになるのか、ちょっと見てみたい気もする。

先日もお伝えしたように、「東京ミズマチ」がオープンするなど、浅草~東京スカイツリーは今注目のエリアとなっているようだ。ミズマチやスカイツリーを訪れた帰りに、気軽に立ち寄れる場所にあるので、文具ファンのみならず、アンティークなものが好きな人にはおすすめのお店だ。

【店舗概要】
住所:墨田区業平1-21-10 コーポ臼井101号室
営業時間:13:00〜19:00(月曜定休)

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