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【あの人の手帳時間】vol.4 万年筆を満喫する手帳・日記時間 ー前編ー

文具のとびら編集部

文具好きな“あの人”の手帳やノートの中身を聞く「あの人の手帳時間」。
今回は、3人のお子さんを育てながら、毎日の手帳時間を楽しんでいるという中村さん(会社員・現在育休中)にお話を伺いました。

「万年筆を使った手帳タイム」で気持ちを切りかえる

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中村さんの愛用手帳と万年筆。お花のノートカバーは中村さんが編んだもの

中村さんは現在、3人のお子さんそれぞれの育児日記(1人1冊)、ご自身の5年連用日記、読書記録ややりたいことリストなどをまとめたシステム手帳と5冊の手帳・日記帳を活用して手帳時間を楽しんでいるそう。
「手帳を書いているときは気持ちが落ち着きます。書くことで気持ちを整理できたり、切り替えられたりします」と中村さん。お子さんたちの寝かしつけから“奇跡的に生還できた”(寝かしつけ、一緒に寝てしまいますよね)ときに、コーヒーやハイボールなどを飲みながら1人で手帳に向き合う時間が至福のひとときなのだといいます。

とはいえ、元気いっぱいのお子さん(4・1・0歳)を育てながら、手帳時間を確保するのは大変なのでは。
「今は育休中なので、上の2人が幼稚園に行っていて、下の子がお昼寝をしている間に手帳を書くことができます。仕事をしているときは、朝、夫が子どもたちと登園してくれたあと自分が出社するまでのわずかな時間に、5分、10分でも時間を取って書いていました。育児日記に残したい『子どものかわいい瞬間』は時間が経つとどうしても忘れてしまうので、都度スマホにメモして、手帳時間が取れたときに書き写すようにしています」

59925_0.jpg学生時代から日記をつけるなど、元々「書く時間」が好きだったという中村さん。特に、お子さんが産まれてからは書きたい・残しておきたいことが増えたといいます。
そんなときに気になり出したのが万年筆。4年ほど前から万年筆やインク収集に熱中しているそう。
現在、デイリーに愛用している万年筆は、(上写真の下から順に)「#3776センチュリー」(プラチナ万年筆)の特別限定モデルで、天冠ドームの中にハートが入った「シェイプ・オブ・ハート」第1弾と、出身地・静岡の人気店「文具館コバヤシ」のオリジナル万年筆「駿河湾春century」、「桜御前」。
「細い字でいっぱい書くのが好きなので、ペン先はいつもEF(極細)を選んでいます」

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お気に入りのインクは文具館コバヤシのオリジナルインク
「静岡インク」シリーズの「静岡茶」、石丸文行堂の「長崎美景」シリーズの「軍艦島サンセットグレー」、尚貴堂の「Clear Ocean」シリーズの「アマルフィ」。また、文具館コバヤシの「静岡インク」シリーズを収めたインクブックセットも大切にしているアイテムのひとつだそう。

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「飽きっぽいので、1回インクを使い終えたらコンバーターを洗って、別の色のインクに入れ替えて気分を変えるようにしています」


忙しい毎日のなかでも、お気に入りのアイテムに囲まれて手帳時間をすてきに楽しんでいる中村さん。
次回「【あの人の手帳時間】vol.4 万年筆を満喫する手帳・日記時間 ー後編ー」では、中村さんが書いている手帳や日記の中身についてご紹介します。

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