トーキンコーポレーションの「スライドクリップ クリア」。サイズはSとL

トーキンコーポレーションの「スライドクリップ　クリア」は、ロングセラーである「スライドクリップ」のカバーを樹脂製にしたもの。

カバーは樹脂製。Sサイズでも軽くスライドさせられた

クリッパーで紙束を挟んだのち、上部に付いたカバーをスライドさせクリッパーを覆うことで、しっかりとめることができます。

とじるときはクリッパーの下部に親指を添え、カバーの上部を押し下げるようにしてスライドさせる

スライドクリップの存在は知っていたんですが、これまで使ったことがなかった私。今回初めて手にしてみて、何故にこれを使ってこなかったのかと過去の私に問いたくなりました。

実は最初、スタンダードな「メタルタイプ」のシルバーSサイズを使ってみたところ、私の指では扱いにくく感じたんですね。紙束にクリッパーを差し込むまでは問題なくても、カバーを下げるのにうまく力が伝えられなくて。
Lサイズ以上であれば問題なく使えたため、これは仕方ないかな…と思っていたんですが、「メタル＆樹脂タイプ」のクリアSサイズを使ってみると、スッとカバーが下ろせたんです。
私の指でも、本当にすんなりと。

パッケージに「ユニバーサルデザイン」と謳われているのは伊達ではありませんでした。

また、使ってみて一番感動した点は、外すのが簡単なこと。



連写式クリップだと、一度とめた紙束からクリップを外すのは面倒ですし、力も要ります。
スライドクリップなら、カバーをつまんで引き上げるだけですぐに外れてくれるので、とても心強いです。

ちなみに、スライドクリップにはもうひとつ「樹脂タイプ」の「スマートクリップ」があります。クリッパーも樹脂製で、書類だけでなく開封した食品の包装をとじるなど多目的に使いやすいデザイン（Lサイズのみ）ですが、コピー用紙20枚でも私にはややかたく感じました。
クリッパーがメタルの方がしなやかで扱いやすいのかもしれませんね。

お菓子の袋をとじてみたところ、樹脂タイプでもうまくスライドさせられました。とじるものに厚みがなければ私でも問題ないようです。

メタルタイプのLLサイズも、お菓子の袋に合います。大きくて手に取りやすいのが良いんですよね。

書類から外すときはクリッパーが自動的にカバーから出てくることが多いですが、袋などの薄いものから外すとカバーの中に入ったまま外れることも。
クリッパーが収納されたままだと挟むことができないので、カバーの両サイドからはみ出たクリッパーを指先でつまんで引き出す必要があります。


写真はLLサイズ。かなり楽に引き出すことができました。
私の指だと、サイズが小さいほどやや難しく感じますが、できないわけではなかったです。

書類をとじるのも、お菓子の袋をとじるのも、いま使っているものが扱いにくくなったとき、新しく使いやすいものにバトンタッチできるのは本当にありがたいことですね。

上 左から、クリアS、クリアL、スマートクリップ白。下 左から、S、L、LL

スライドクリップの公式サイトでは、書類だけではない様々な用途が提案されていて、なるほど！　と思わされました。バリエーションも豊かです。

https://www.slide-clip.com/