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【連載】月刊ブング・ジャム Vol.111 ブング・ジャム注目の個性派文具 その3
本サイト編集長の文具王・高畑正幸さん、イロモノ文具コレクター・きだてたくさん、ブンボーグA・他故壁氏さんの3人による文具トークライブユニット「ブング・ジャム」が、気になる最新文房具を独自の視点から切り込んでいく「月刊ブング・ジャム」。今回は、ブング・ジャム注目の個性派文具を取り上げます。
第3回目はコクヨの「限定キャンパス 本に寄り添うペンケース〈Zoff〉」です。
(写真左からきだてさん、他故さん、高畑編集長)*2025年11月7日撮影
*鼎談は2026年6月6日にリモートで行われました。
“文鎮”みたいなペンケース
「限定キャンパス 本に寄り添うペンケース〈Zoff〉」(コクヨ)コクヨの〈Campus(キャンパス)〉ブランドとインターメスティックが運営するメガネブランド「Zoff(ゾフ)」がコラボしたアイテム。底面が開いた本に寄り添う形になったペンケース。教科書や参考書に載せて、開いた状態をキープすることができる。ペンケースを載せ、本を開いている時間は「on」、外すと本が自然に閉じて「off」となり、メリハリのあるまなびをサポートする。税込1,980円。※関連記事――じゃあ最後はコクヨがZoffとコラボした「限定キャンパス 本に寄り添うペンケース〈Zoff〉」です。これは限定品なんですよね。
【きだて】そうそう、数量限定品のコラボですね。
【他故】これは残念ながら持っていないので、皆さんの評判をぜひ聞きたいです。
【きだて】これね、出オチ的な部分もだいぶ大きいんですけども。これでもまあ、いいっちゃいいんだろうけど。要は、この底の部分が「本に寄り添う文鎮」と同じっていうね(※関連記事)。

【他故】うん、ほぼ同じ。
【きだて】つまり、参考書とか開いた上にこれを文鎮として載せる、という用途なんだけども。
【他故】うん。
【きだて】何でzoftとのコラボでって言うとね……説明面倒だな。えーと、これを参考書を開いた上に置いているときは勉強オンです。で、休憩しようと思ったら本からペンケースを下ろすのね。するとページの弾力で本は勝手に閉じちゃって、勉強オフ。つまり、ペンケースの置き場所を本の上から机の上に移動させることで、勉強のオンオフが切り替えられる。オフの時は完全に休憩をとって本も見ない。「目を休めましょう。Zoff」っていうものなの。そういう流れでコクヨとZoffがコラボしてるというわけ。
【高畑】今回の1番大きなテーマは、休むときはちゃんと休めなんだよね。というのがテーマになっていて、特に目を休めるっていうのがZoffとしては必要な話だよねっていうことなんだけど、「学びレシピ」とかいろんなことを言って、コスパ・タイパで「ちょっとでも隙間時間があったら勉強しろ」って言ってたコクヨがですね、今回は「休むことも勉強」とか言い出して、「どっちだよ」っていう(笑)。
――「off勉」って言い方をしてますよ。
【高畑】「ちょい便」とか色々と言ってたんだけど、「off勉」っていうですね、それは勉強なのかっていう話なんだけど、無があるみたいな仏教的な何かになってる(笑)。
――「休むことも、まなびのうち」ということのようですが。
【高畑】もちろん、目を休めるのはすごい大事なことだと思うし、それ自体は全然いいんだけど。これ実は、1個だけじゃなくてシリーズになっていて、よく視力検査表になってるランドルト環が表紙になっているキャンパスノートとか色々出てるんでね。やっぱZoffだからメガネ拭きとか、あとメガネも入れられるケースみたいなやつとかが出てるんですよ。
【きだて】ランドルト環表紙のキャンパスはなかなか上手いなと思って。
【高畑】可愛いよね。
【きだて】そう、確かに「Campus」のCだっていう、そういう感じもして。
【高畑】あと罫線の色が、ちょっと目に優しい色にしてる。そういう工夫はいいよね。むしろ罫線の色が目に優しいとかは、普段でもそれでもいいんじゃないのかみたいな。ちょっとグリーンぽい感じの色で、それはそれでいいと思うんだけど。これもそういうのの1つで出ているので。Zoffコラボだから、引き手がメガネになってるんだよね。
【他故】本当だ。
【きだて】あとあの例のハスキー犬ね。タグとしてここに付いてる。
【他故】あ本当だ、可愛い。
【きだて】可愛いよね。
【高畑】これ売れたら、普通に定番でいいんじゃないのっていう気がしなくもない。
【他故】できるんじゃないの。
【きだて】そうなんだけど…、これを文鎮代わりに置くのはちょっと。ペンケースとしてマチが広いから、本の上に置くと、結構な確率で本の上部が隠れちゃうんだよね。
【他故】余白がね、そんな大きいのばっかりじゃないからね。
【きだて】文鎮だと細いから、1番上の端に置いときゃそんなにジャマにならないんだけど、これは文鎮代わりに使うとジャマ。
【他故】それは、やっぱり中にペンが入ってないと文鎮にならない?
【高畑】ちょっと軽い。
【きだて】一応10本ぐらいは入れといた方がいいかな。
【高畑】普段使いぐらいのの中身が入ってた方が多分全然安定する。なんだけどさ、「ウカンムリクリップ」とか今はクリップがいっぱい出てるし、コクヨもクリップを出してるけど、それ以前はペンケースを普通に乗っけてたぞって俺は思う。この底の角度自体は収まりがめっちゃ良くなってるので。クリップもあるし、文鎮とかの方がいいんだろうけど、まあペンケースもあることだし、ついでに置くっていうぐらいのおまけ機能だとしてここを考えるなら、ないよりはマシっていうのはすごく感じる。
【きだて】おまけ機能としては、形があまりにもあからさま過ぎるんだけど(笑)。
【他故】まあね(笑)。
【きだて】なんだけど、さすがに本に寄り添う形だけあって安定感は抜群だよね。普通のペンケースを置いたら、山なりになった上に置くとバランス崩れるじゃん。
【他故】そうだよね。それは分かる。
【高畑】滑るんだよね。ツルツルって滑って落っこちるんだよね。それはないよね。ちゃんと乗っかってくれる感はある。それはいいんじゃない。別にさ、ここが湾曲してるから中身は減るかっていうと、それほど減らないし。この底の形だけ他のペンケースにも貼り付けてやれば落っこちないじゃん。この底面の形状は、今後もまた生かしていけたらいいんじゃないの。
【他故】このモデルと限らずにその形でね。
【高畑】おまけであっても別にいいかな。
【他故】そのペンケース自体は、別に本に乗せなくても一応立つんでしょ?
【高畑】立つよ。他故さんの大好きな立つやつ。シリコーンで結構しっかりしてるので、本に乗せなくても安定感が高いので立っててくれる。これシリコーンなので、今の流行りの多機能ではないよね。すごくシンプルなただのペンケース。
【きだて】これは単なるポーチです。
【高畑】あとは細かい仕切りが欲しいとかそういうのだと、これ自体はそうではないんだけど。
――パカッと開いたりとか、ペンスタンドになるとか、そういうタイプではない。
【きだて】そういう機能じゃないよね。単なる袋で、単なるポーチですっていう。
【高畑】今度、全体的にバカって開くやつとかの底に、このアーチの部分だけ靴底みたいにベタって貼り付けてやれば何でもいけるじゃない。
【きだて】そういう下駄を付けりゃいいんだよね。だから、「本に寄り添うペンケース」になる下駄ってのをコクヨが作ればいいんだよね。
【高畑】あ、そうだね。
【きだて】「自社製のペンケースに付きます」みたいなそういうので。カスタムパーツいいよね。
【高畑】出オチって言ってたけど、その出オチ感っていうか、パッと見て「なんじゃこりゃ」って思った時に、「これ本に載せるんだよ」って言われたら、「ああ、なるほど」って。この納得感をすごく感じる。外観にインパクトがあるのと、その理由が分かった時の腹落ち感がすごくあるので、やってみたい感はすごく出るよね。
【きだて】気になるのが、こういうポーチ型のペンケースって、ずっと使い続けると何か訳の分からない綿ゴミとかそういうのが出るじゃない。
【高畑】「出る」っていうのは、底に溜まるとか?
【きだて】底に溜まるじゃない。それが結構集中して、この角に溜まりそうだなっていう。
【他故】ああ中に。
【高畑】なるほどね。
【きだて】その辺はちょっと、使ってるといずれ何か問題が出そうな気はするんだけれども。
【他故】それって、中を空けて洗ったりできそうな素材なの?
【高畑】まあ、洗えなくはないけど。
【きだて】シリコーンだからできるだろう。
【高畑】手洗いだったら別に洗っても大丈夫なんじゃない。
【きだて】ファスナーも普通に縫い付けてあるだけだし。
【他故】じゃあ、しばらくは大丈夫か。
【高畑】一応、メガネも入るっちゃ入るし。柔らかいし、そこそこ形状がしっかりしてるから、メガネケースとしても別に悪くはないぐらいには使えるかな。
【他故】なるほど。
――半透明なんですか?
【きだて】半透明です。透けますね。
【高畑】乳白の半透明ですね。
――だから、底にゴミが溜まるとちょっとみっともないですね。
【きだて】多分、見えるね。なんだけど、まあ半透明なので、後から中に何入れてるかも
ある程度見えるっていう、透明ペンケースのメリットも多少はあります。
【高畑】だから、すごくは透けないけど、何か入ってるのがなんとなくは分かるっていうか。
【きだて】自分だったら何入れたかを思い出せるぐらいの適度な透け感。
【高畑】そんな感じかな。
――こういうコラボの限定品って、大抵既存品をちょっと柄変えたりするだけじゃないですか。こういうペンケースを作ったり、あとこのメッシュのポーチもあるじゃないですか?
【高畑】メッシュのポーチは、メガネを入れて、目薬も入れてみたいな、目のケアツールを1個にまとめられるんで、普通に便利かなと思う。
――これも新しいのかな?
【きだて】Zoff側で持ってたやつなのかな? ちょっとその辺は分かんないね。
【高畑】でも、布ものだから、普通にコクヨが作ってるとは思うけど。コラボでやった時に、ポーチは確かに小ロットでも型がいるわけじゃないから作れるじゃない。で、あのポーチの形とかペンケースの形を、ちょっとだけ相手に合わせて変えるっていうのは、まあ見なくもないし、布は比較的やりやすいんだけど、今回みたいに型をちゃんと作って新しい機能を持たせる。しかも、機能が違うみたいなものを持たせていくっていうのを、多分コラボのために作ったっていうのはすごいなって思う。
【きだて】結構気合の入ったコラボだよね。
【高畑】なんかいいですよね。
――コクヨじゃないとできないことですよね。
【きだて】他のメーカーではここまではちょっとやりづらいかもしれない。
――限定品だけのために型を作ってなんて。
【他故】ねえ。
【高畑】逆に、限定品だからチャレンジできたのかもね。定番品で作るってなると、すごい大々的にやんなきゃいけないけど、そもそも限定品だからっていうことで話題性もあるしっていうか。だって「本に寄り添う文鎮」も最初は限定品だからね。
【他故】ああそうか。
【高畑】ちゃんとした、意味のある限定品。意味のあるコラボと、意味のある限定品っていうのができてくるのは、我々的には面白いと思うよね。「ロゴ貼り付けました」だけだったら、別にあんまり意味ないけどね。今回のキャンパスノートもフラットに開くタイプで。だから、あの見やすさっていうのを謳ってるし、かつ罫線の色とか、ページの上の配置がちょっと違うんだよね。目にあの優しいっていうのもあるし、あと視力検査と、表紙をめくると1ページ目に目の休め方みたいなアイケア体操が載ってる。
【きだて】Zoffアイケア体操。
【高畑】だから、ちゃんとコラボとして1個1個にコラボの意味を持たせているところは、今回のコラボがすごくいいコラボだなって思う。
【きだて】本当に集中して勉強する時に使えるかなと思って、実際にやってみたんだけどさ。ペンケースの位置で集中のオンオフを切り替るって、思った以上に精神的なルーティンになり得るなと思った。
【高畑】ほぉ、なるほど。
【きだて】それこそブッククリップみたいなので参考書を開きっぱなしにして勉強してて、ペンを置いて「はい休憩」ってするでしょ。したら、どうしても手持ち無沙汰でチラチラと参考書の文面を目で追ってたり、ノートを確認しちゃったりする。でもペンケースを本から下ろして、それで自動的に本も閉じてってなると、もうその時点で「よしオフ」っていう感覚が自分の体にすごい染みるのよ。
【他故】そうか、うんうん。
【きだて】だから、ペンケースの位置でオンオフを切り替えられるのはなかなか面白いアイデアだなっていう。
【高畑】なるほど。
【きだて】ちゃんと機能として成立しちゃってる。ほら、ペンケースって一回机に置いたら、普通は終わりまで動かさないじゃない。勉強するって決めたら、もうその場に固定されるわけだから、ペンケースを動かすって行為自体が意外と心の切り替えになりうる。
【他故】ああそうか。
【高畑】クリップだと持ってかなきゃいけないじゃないですか。ペンケースだから、別にクリップを持たなくていいわけですよ。あと、クリップはどのタイプを使っても、どんなに便利っていっても、挟むっていう動作が必要なんだけど、置くっていうのはかなり楽なんだよね。俺は文鎮を家で使ってるんだけど、ちょっと置くだけなので、やっぱり1番早いんだよね。
【きだて】それはそうだよね。
【高畑】もちろん、これと一緒にクリップタイプのやつを持っていてもいいと思うんだよ。しっかりと留めたいんだったらそれで留めて「よしやるぞ」ってのは別にあってもいいと思うんだけど、差し当たりパッと開いたときに「えっとクリップ、クリップ」って言わずにそのまま「えい」っと置いちゃえるこの気軽さというか、速いなって思うんだよね。
【きだて】同じ「キャンパス」から、ペンケースに入れて持ち運びやすいブッククリップが出たばっかりだというのに(笑)。
【高畑】だから、この中に入れとくんだと思うんだよ。
【きだて】入れとくんかい?
【高畑】どっちかっていうと俺はそういうタイプなんだけど、本を開いてからクリップを探すタイプなんだよ。
【きだて】あーはいはい(笑)。
【高畑】だから、本を開いて「あ、留めなきゃ」って思ったときに、とりあえずこのペンケースを上に乗せて戻らないようにしといて、この中からクリップを出して留めるっていう。
【きだて】手際悪い(笑)。
【高畑】だって、みんなはクリップを用意してから本を開くの? どうなの?
【きだて】これを極めるならそうだろうよ。
【高畑】あ、そうなのかね。いや俺は大体、貼りたいものを持って「ここ」ってなってからテープを取ろうとして、「テープを先に切っとけばよかった」みたいになりがち。
【他故】うん、分かるよ。
【高畑】俺は割とそうなりがちなので。ボンドのキャップを開いといてからここに持ってくるじゃなくて、「ここに貼りたい」ってなってから「ボンドが片手で開かない」みたいになって1回手を離すという。
【他故】ははは(笑)。
【高畑】これは、本を開いたときにとりあえず置ける。この一時しのぎ感がすごく速くていいなと思って。別にファスナーを開けなくても置けるしね。
【他故】まあそうだね。
【高畑】まんま置くだけだから。その置くだけの動作の速さっていうのが、気楽でいいなと思って。
【他故】へえ。
【高畑】何か可愛くていい。見た目もね、あんまり嫌味がなくて可愛いなと思って。
【きだて】あとね、普通にポーチとしても、本を乗せる安定分で底マチの幅があるから、結構ねいろんなものが入るのよ。それこそステープラー丸ごとゴソッと入れてもいいし。
【高畑】何でも入るよ。
【きだて】結構ね、何でも入るポーチ感がある。
【高畑】とりあえず入れとくっていうね。
【きだて】で、そういう重いものを入れとくとより文鎮としての効果は高まるので。
【他故】そうだね(笑)。
【きだて】なかなかにいいよ。
【高畑】これもどっちかっていうと、俺が学生の時に欲しかったアイテムだね。
【きだて】そうだね。
【高畑】自習室とか図書館とか行った時にちょっと置きたいとか、塾とかで使いたい感じのアイテムかな。
【きだて】さらに言えば、俺たちメガネ族はZoffにお世話になってる可能性もそれなりにあるわけですよ。
【高畑】あ、レンズでは何度もお世話になってます。
【他故】可能性はあるよね。何派はあるかもしれないけど。
【きだて】ペンケースのファスナータグと、あとZoffのハスキーのこのアイコンが付いてるだけで、俺たちの味方みたいな感じがして嬉しいのもある。
【他故】ははは(笑)。
【高畑】確かに。知ってるコラボなので。
【きだて】愛着のあるコラボというか。
【高畑】そうだよ3人ともメガネっ子だからさ。
【きだて】全員メガネですからね。
【高畑】今メガネ率は、昔に比べるとやっぱ高いのかな? まあ、メガネの人は多いと思うけど。
【他故】かけてる人は増えてるんじゃないかな。
【きだて】このZoffコラボのプレスリリースに書いてあったと思うけど、今中高生の視力矯正率が何%になったって書いてあったっれ?
――ああ、「約7割の学生が視力矯正を行っている」って書いてありますね。
【高畑】7割が視力矯正だからね。そう考えたら、ほぼほぼみんなが使えるものとかあるのでいいじゃないですか。別にこれ視力矯正してなくても、本に乗っけるペンケースとしては全然使えるので。別に、「このハスキー何?」って思いながら使うのも。
【他故】「まあ、可愛いからいいか」ってことで全然いいんじゃない。
【きだて】かけてないやつはこんなの使っちゃめだよ。
【他故】ユーザーを減らすなよ(苦笑)。
【きだて】俺たちメガネっ子のアイテムとして使おうぜ。
【高畑】なんか、良いよね。
【きだて】そうよ、このハスキーちゃんの可愛さは、メガっ子だけ知ってればいいんだ。
――これでも、売れると「やっぱ定番にしましょう」っていうことになる可能性もありますかね?
【きだて】なるのかね? コラボだから権利関係なんかどうなんだろう?
――いや、そういうのは外しちゃって。
【高畑】元々がだって「本に寄り添う文鎮」はコクヨのアイデアだから、全然あるんじゃないのかな。
【他故】この形はね。
【きだて】問題ないのかな。
【他故】タグを変えて、持ち手を変えるだけであの形が出てくるのはアリなんじゃない?
【高畑】これ一番最初にリリースを見せてもらった時に、もう何か「やりやがったな」感がすごくてさ、「上手いことやりやがってちくしょう」みたいな感じがすごくしました(笑)。
【きだて】だいぶ感じたね。
【高畑】こういうやられた感があるアイテムは、「あっ!」っていう。だって、あの文鎮を見た時に思いつける人は思いつけてた可能性があるわけじゃん、俺らにも。だから、こういうのを思いついて、例えばネットとかで「これペンケースの底をこういう風にしたらいいのに」とか言っときゃよかった、ぐらいの感じなので。何で俺は思いつけなかったんだろう。
【他故】ははは(笑)。
【高畑】めっちゃ近いところに答えがあったのに、この人たちは見つけたっていう、その「上手い」っていうところで、ちょっとその悔しさもありつつ。
【きだて】あるね。
【高畑】上手いことやられたって感じがすごいする。
【他故】そうね。
【きだて】なので、俺としては敬意を込めて、これは普通の文房具棚ではなく、イロブン棚に収納することにしました。
【高畑】ちょっとイロブンっぽくもあるね、確かに。
【他故】特別感が(笑)。
【きだて】そう。これは敬意を込めてのイロブン棚行きです。
【高畑】ああ確かに、イロブンだね。
【きだて】基本、これはイロブンだよ。
【高畑】その実質的な便利さと、上手いこと言った感とどっちが上かっていったら、上手いこと言った感の方なんですよ。
【きだて】そうなんですよ。
【高畑】いや、両方とも基準以上なんだけど、ただその中でどっちが上かっていったら…。
【きだて】どうにもコクヨのドヤ顔がちらつくんだよ(笑)。
【高畑】分かる分かる。これは「上手いことやったでしょ」っていうドヤ感があるよね。
【きだて】「ほら、面白いもの作りましたよ」みたいな感じがバリバリしてて。
【高畑】確かにそこはね、イロブンに分類されるのは俺も異論はないね。賛同するよ。
【他故】殿堂入りだ(笑)。
【高畑】別にね、イロブンが便利であっても悪くはないので。
【きだて】そうそうそう。まあでも、限定販売だし、レギュラーで出るかどうかなんてまだ全然分かんないので、これは見かけたら買っときなよっていう感じではある。
【他故】本当にそうね。だから、早速ポチッとしましたので(笑)。
【きだて】手早い(笑)。
【高畑】あと、何気にこれと一緒に出てる他のノートとかメガネ拭きとかもいい感じのアイテムなので。メガネ吹きは、ポケットディッシュみたいなドライタイプで、結構キレイになります。メガネだけじゃなくて、スマホとかタブレットとかもキレイになるので、案外良いアイテムでした。
――限定品なので、もしかしたらこの記事が公開された時にどうなっているか分かりませんが、店頭で見かけたらぜひ手にしてみてください。
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プロフィール
高畑 正幸(たかばたけ まさゆき)
文具のとびら編集長。学生時代に「究極の文房具カタログ」を自費出版。「TVチャンピオン」(テレビ東京系列)の「文房具通選手権」では、3連覇を達成した。サンスター文具に入社し商品企画を担当。現在は同社とプロ契約を結び、個人活動も開始。弊社が運営する文房具のWebマガジン「文具のとびら」の編集長も務めている。著書は『究極の文房具カタログ―マストアイテム編―』(ロコモーションパブリッシング)、『究極の文房具ハック』(河出書房新社)、『そこまでやるか! 文具王高畑正幸の最強アイテム完全批評』(日経BP社)、『文具王 高畑正幸セレクション 一度は訪れたい文具店&イチ押し文具』(監修/玄光社)、『究極の文房具カタログ』(河出書房新社)、『文房具語辞典』(誠文堂新光社)と、翻訳を手がけた絵本『えんぴつとケシゴム』(KADOKAWA)。新著は『人生が確実に幸せになる文房具100』(主婦と生活社)。
https://bungu-o.com/
きだて たく
小学生の時に「学校に持っていっても怒られないおもちゃ」を求めて、遊べる文房具・珍妙なギミックの付いた文房具に行き当たる。以降、とにかく馬鹿馬鹿しいモノばかり探し続けているうちに集まった文房具を「色物文具=イロブン」と称してサイトで公開。世界一のイロブンコレクターとして文房具のダメさ加減をも愛する楽しみ方を布教している。著書に『イロブン 色物文具マニアックス』(ロコモーションパブリッシング)、『愛しの駄文具』(飛鳥新社)など。
色物文具専門サイト【イロブン】http://www.irobun.com/
他故 壁氏(たこ かべうじ)
小学生のころから文房具が好きで、それが高じて文具メーカーに就職。ただし発言は勤務先とは無関係で、個人の見解・感想である。好きなジャンルは書くものと書かれるもの、立つ文房具と薄いペンケース。30分間文房具のことしか語らないトーク番組・775ライブリーFM「他故となおみのブンボーグ大作戦!」パーソナリティ。たこなお文具情報室所属。
「他故となおみのブンボーグ大作戦!」番組ホームページ https://daisakusen.net/


