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【連載】月刊ブング・ジャム Vol.100 2025年上半期ベストバイ文具 その2
本サイト編集長の文具王・高畑正幸さん、イロモノ文具コレクター・きだてたくさん、ブンボーグA・他故壁氏さんの3人による文具トークライブユニット「ブング・ジャム」が、気になる最新文房具を独自の視点から切り込んでいく「月刊ブング・ジャム」。記念すべき100回目を迎えた今回は、ブング・ジャムのみなさんに2025年上半期のベストバイ文具を紹介してもらいました。
第2回目は高畑編集長が紹介する「hocoro(ホコロ) ブラッシュ」です。
(写真左からきだてさん、高畑編集長、他故さん)*2024年11月9日撮影
*鼎談は2025年6月27日にリモートで行われました。
面倒な筆洗いもこれで楽に!
「hocoro(ホコロ) ブラッシュ」(セーラー万年筆)※関連記事
【高畑】じゃあ次は、俺かな。
――はい、お願いします。
【高畑】僕はですね、これなんですよ。セーラー万年筆から出ているつけペンのシリーズで「ホコロ」っていうのがあって、万年筆のペン先を持っているつけペンとして出てるわけですよ。
【きだて】そこまでは全然分かるんだけど…。
【高畑】だから、「万年筆のペン先がつけペンになったよ」っていうのは分かったんだけど、その後に「筆ぺんタイプも出たよ」って言って、何かすごそうに感じたんだけど、よく考えたらそれは筆ではっていう(笑)。
【他故】まあまあまあね(苦笑)。
【きだて】筆の再発明なのかっていう(笑)。
【高畑】そうそう。回り回って筆ができたみたいな話なんだけど、まさにその通りで。これはそのまんま使い勝手は筆なんですよ。まあ一ついいところとしては、ユニットが外れるので。外したやつはひっくり返すとしまえるんだよね。
【他故】それはいいよね。
【高畑】それで持ち運びできるっていうのがいいとこではあるんだけどさ。「筆じゃん」って思ってたんだけど、めっちゃすごいのは、これと同時に発売された「洗浄キット」っていうのがあるんですよ。
【他故】そうそう。
【きだて】それ知らないな。
【高畑】これ一緒に出てるんですよ。でこれがね、ここに付けて洗えっていうことなんですよ。
【きだて】おっ。
【高畑】ここに付けて、水の中に入れて吸って吐いてやると、筆の所を水が強制的に流れるから筆先がキレイになりますっていうキットが出てる。これ実は、この間まで、セーラーの「万年筆洗浄キット」に入ってたやつなんだけど。
【きだて】だろうね。
【高畑】いやだから、万年筆のユニットをそのまま使ってるから、発想としては一緒なんだけどね。この間まで「万年筆洗浄キット」っていってセーラーが公式に売ってるやつがあるんだけど、そっちは空のカートリッジが付いて箱に入って売ってるんだけど、それ箱なし状態でこのシリンジ(注射器)の部分だけで売っていて、要はここがカートリッジと同じサイズになっていて、こうやって付けると洗えるってことなんだけど、使ってみたらびっくりするぐらい洗うのが簡単な筆なんだよ。
【きだて】筆って、そんな後ろからギュっと水圧当てていいものなんだ。
【高畑】だからね、それもよく考えたら水筆なんだよ。
【他故】まあ、水筆だね。
【高畑】水筆ぺんあるじゃん。絵の具とか水彩色鉛筆とかを溶かすやつ。あれってさ、後ろから水が出てくるじゃん。あれも洗い方としては、外で水彩したときに「筆先が汚れたら後ろを押して水を出してください」って書いてあるんだよ。
【他故】そうだね、うん。
【高畑】あの筆って、後ろから水を出してあげると簡単にキレイになるから、次の色が使えますよって書いてあったんだけど、それって筆の洗い方がそうなんだってことなんだよ。だから普通に筆として使って、筆を洗う時には洗浄キットのに付け替えて、こうジュワってやるとあっという間にキレイになるってことが分かったんだけど、これすごくない?
【他故】うん、すごいすごい。
【きだて】ほほぅ!
【高畑】めちゃくちゃ楽なの。で、あの僕とかだと、時々万年筆のインクの試し書きとかで「インクの色これだね」って言って書くじゃない。そしたら他の色もやりたくなるじゃん。で、その時にこれ付けて洗えるってことがすごくて。「なんで他の筆がないんだろう?」ぐらいの勢いなんですよ。僕が小学生の時に、図画工作ので使った筆は「全部これでよくね?」って思うし。
【きだて】そうよね。あの黄色い筆洗で洗うのも面倒くさいんだよ。
【高畑】そう。だから、あの黄色い筆洗でジャバジャバジャバって振ってもさなかなか筆の奥の方の汚れが落ちないじゃん。それがこんなに簡単に落ちるんだったら、最初からこういう筆にすればいいじゃんってすごい思って。何なら書道の筆も「これでよくね?」ってちょっと思うんだよ。
【きだて】まあそうだよな。書写用水筆が普通にあるんだから。
【高畑】だって、書写用の筆も太いやつがあるじゃない。
【他故】あるね。
【高畑】あれもキレイに洗えって毎回言われるし、キレイに洗わないとカビたりするじゃん。あれも後ろがあれだけ太いんだから、中をポンプにしてシュポシュポってできる筆もあってもいい。
【きだて】シリンジと塩ビのパイプかなんかを組み合わせたら自作できそうだね。
【高畑】できそうな気がしてくるじゃん。これを使ってて思ったんだけど、洗うときに軸を外してシリンジに付け替えて洗おうと思ったら汚れた状態で1回筆のところをつままなきゃいけないから手汚れるじゃん。だから、もう、軸を使わずにさいしょっからシリンジを付けたまま書けばいいじゃんってことに気がついちゃった。
【他故】ははは(笑)。
【きだて】それは水筆を使えよ。
【高畑】いや、水筆は後ろに水が入るけど、ちょっとしか出ないじゃん。こっちの方が全然洗うの簡単なんだよ。だったらこれでいいじゃん。ここちょっと細いから、ここだけ何か巻いて太くしようかなとか今思ってるの。
【きだて】うーん、まあ合ってんのか(苦笑)。
【高畑】確かに、見た目の情緒の問題とかもあるじゃん。それが素敵な絵画用品なのかっていうのはあるから、そこは何かちょっとね。そういうのを内蔵してるちゃんとしたペンのデザインにしてくれればいいんだけど。
【他故】うん。
【高畑】俺的には、これで書いて洗うのがすごい楽過ぎて。ほら、お鍋のまんまでラーメン食べたりするじゃんみたいな。
【きだて】その例えは合ってるの?
【高畑】そういうズボラ感はすごい分かるよ。でも、便利は便利っていう。
【きだて】日本の筆メーカーって、あんまりそういうのをやらなそうだからさ。台湾とかでやってないかね?
【高畑】あと、フランスのマペットとかああいうところあたりが出してくれたらいいかな。
【きだて】台湾だと、ツイスビーあたりをイメージしてたんだけど。
【高畑】ツイスビーだと、もうちょっとカッコよくね? カッコよくしてくれればいいんだけど。まあ、ツイスビーも万年筆が強いから、どっちかっていうと、画材系で子ども用画材とかやってるようなところがいいのかなとか思ったりはするけどね。
【他故】何かいいところはないかね?
【きだて】でも、そういう視点で見ると、「ホコロ」の筆いいな。
【高畑】劇的に洗うのが楽なんだよ。
【きだて】筆を使う面倒くささって、そこだもん。
【高畑】あと、蛇足っちゃ蛇足だけど、これ俺が作っているセーラーの万年筆を洗うやつなんだけど、これを付けることもできるんだよ。
【きだて】より台形で(笑)。
【高畑】もう圧倒的に洗えるけど、これはちょっとさすがに持ちにくいのでペンにはならないんだけどね。
――なるほど。
【高畑】要は、万年筆を洗う用のツールだったはずなのに、筆に付けたら筆が洗いやすいし。これも「ホコロ」があって、それの筆バージョンですっていって「筆じゃん」と思ったら、これと合わせると劇的に使い勝手がいいという、何か楽な筆ができてしまったっていうね。
【他故】ははは、すごいね(笑)。
【高畑】俺的には、こんな楽だったら筆使ってもいいわって思うぐらい楽な筆が出てきたので。
【他故】ああ、そうか。
【高畑】水筆は、どっちかって言うと固形絵の具しか使えないじゃん。これだと、万年筆インクにも使えるんだよ。インクのボトルに漬けて、そこからインクで書いたりとかもできるし。あと本当にチューブ絵の具みたいなやつで普通に絵を描いてもキレイになるから。
【きだて】正直、今まで「ホコロ」の筆にはツッコミしかなかったんだけど、洗うの楽という利点は全然気がついてなかったな。
【高畑】俺も最初これが出た時に、「筆じゃねえか」って言ってバカにしてたんだけど、「ごめんなさい」っていう感じ(笑)。逆にベストバイでした。これはね、ちょっとびっくりした。
【きだて】意外な線が来たな。
【高畑】筆ぺんとしては、しまって持っていくときに、毛先を気にしないでいいじゃん。
【他故】そうね。
【高畑】こうこういう新しい筆のあり方を提案できるところがすごいな。筆っていくらでも売ってるけど、全然変わってないじゃん。毛の質が良かったりとかもあるんだけど。めっちゃ絵にこだわる人はもちろんあると思うけど、でも楽に使いたい人もいるよねって思ったら、全然これもアリだなと思って。
【他故】アリだよね。
【きだて】確かに筆ってそうだよね。天然毛から人口毛に変わったぐらいだよね。
【高畑】筆ぺんは元々インクが後ろから出るけどさ。インクが後ろから出るというのがあって、外でも固形絵の具が楽しめる水筆っていうのができたところからの、この洗える筆っていうのがね。でもこれ、どっちかって言うとまだ裏技じゃん。洗える筆が作れるじゃん。何故作らなかったんだろうって思うし、今から作ったらめっちゃ便利なんだけどって思うので。これを見たどこかのメーカーの人は、我先に作ってほしいんだけど。
【きだて】いや、あかしやも呉竹もちょっとやらなそうな感じはするな。
【他故】結局のところ、筆ぺんを生み出したセーラーならではということなんじゃないの。
【高畑】ああ、セーラが最初だもんね。
【他故】そう、セーラが最初だからね。これも筆ぺんをもう1回再発明したかたちになっちゃったじゃん。
【高畑】結果的にね。だから、ナイロン筆でいけばぺんてるとかがやってくれてもいいし、あとはそれこそ呉竹とかそういうところがね。呉竹とかあかしやとかが、本当に書道を楽にするみたいな。子どもの書道ってさ、筆を洗うのって字が上手くなるのにあんまり関係ないじゃんみたいなところがあるから。あれ、しまう時間が長いのが嫌だよね。
【きだて】そうだね。
【高畑】今「ホコロ」はこれしか筆がないから、もうちょっと太いのが欲しいじゃん。平筆とかもあってもいいな。
【他故】いいね。
【きだて】確かに、可能性としてはなんぼでもあるよな。
【他故】そうだよね。
【高畑】だから、もっとやってくれればいいなと思うので。このままだと発展がないので、筆メーカーさんとかガッツリ作ってくれたら面白いのになという気がするね。
【他故】まあ、セーラーとぺんてるは会社的にはコラボできないわけじゃないからね。グループ的な言い方をすれば(笑)。
【高畑】そうだね。だからそういうのができれば。いやだから、インクの試し書きとかをするのに綿棒を使ったりとかしてたんですよ。それはもちろん筆の方が楽なんだよね。でも洗うの面倒くさいから筆を使いたくなかったんだけど、やっぱ使ってもいいなっていう。
【きだて】確かに、書道でも絵を描くのでもさ、筆を洗うのって1大面倒ごとじゃん。なんだけど、意外とどこもそれを解決するメソッドを出してなかったっけ?
【高畑】という感じがするよね。
【他故】そうだね。
【高畑】何か他にもうちょっとあっても良さそうなんだけど。
【きだて】それを思えば、メーカーの怠慢と切っちゃうのもあれなんだけども。
【高畑】でも、これは何かいけそうって気ががする。
【他故】うん、面白い面白い。
――これ穂先って、普通の筆ぺんとかと同じやつなんですか?
【高畑】あ、同じじゃないですか?ナイロンのあの筆ぺんと一緒って感じですね。
――何でもできるんだ。
【きだて】できるはできるでしょう。
【高畑】平筆かどうか分かんないけど、もうちょっと太い筆ぐらいだったら作れるんじゃないかなと思うし。
【きだて】毛束の根元の溶着とかどうなってんのかなとか、ちょっとその辺は気になるんだけども。
【高畑】だから、本当に後ろから直接流れてるんじゃなくて、根元の近くの横から水が出てくる感じかな。
【きだて】ということだよね。
【高畑】根元の根元は多分くっついてると思うんだよね。溶かしてくっ付けてると思うから、多分根元の横から水が出てきて合流する感じだけど。でも、割とすぐキレイになるから、いいなと思ってるので。少なくともナイロンだったらいけるし、別にいわゆる獣毛の筆でやったとしても、普通に水が入ったバケツに入れて筆を振るよりは、後ろから流した方がよっぽどキレイになりそうな気がするけどね。
【きだて】まあ、そうだよね。根元まで洗えちゃうわけだから。
【高畑】根元から水が出てくることで、筆先側に汚い水を押し出してくれるじゃん。これならキレイになるのが早い気がするね。ちょっと筆の未来があるな。
【他故】確かに、面白いね。
【高畑】ただ、この見た目は明らかにちょっと何かがおかしいっていう(笑)。
【きだて】それは何とかすべきだよ。
【他故】そこをもうちょっと (笑)。
【高畑】なんとかしてほしいねっていう。
【他故】まあね(笑)。
――それ後ろに付けてて書きやすいんですか?
【高畑】このぐらいだったら全然持てるけど、ちょっと細いなって気がするので。ここは何か、外側にパイプみたいなものをはめようかなって今ちょっと思ってるんですけど。そうしたら、ここはもうちょっと持ちやすくなりそうじゃないですか。「プニュスパイラル」とか巻けばいいんじゃない。
【他故】ええっ(笑)。
【高畑】余計変なかたちになるか。
【きだて】「ホコロ」筆の軸をちょっと短く切って使えないのかね。
【高畑】あ、そうだよね。
【他故】そのまま中に通せれば。
【高畑】ああ、できるかもしれないよね。それはいけそうな気がします。短く切ったら全然いけるんじゃない。外は元々カチッとはまるようにできてるからさ。うん、行けるかも。
――こうやっておおっぴらに改造の話をしていいのかっていう(苦笑)。
【他故】ははは(笑)。
【高畑】いや、改造っていうか、まあ「ホコロ」を切ってのところは改造だけど、でもこうやって繋いだら洗いやすいよはもう本当にね、ちょっと目からウロコが落ちるぐらい洗いやすい筆っていう意味ではアリだと思うんですよ。
【他故】うん。
【高畑】まあ、そうじゃなくても、普通に使って洗うときだけこれを付けて洗うで全然キレイにはなるので。筆洗いめっちゃめんどくさいから。特に、この「ホコロ」の筆って、みんな何に使うかっていうと万年筆のインクでしょ?
【きだて】そうだろうね。
【高畑】だから、万年筆のインクを使ったら、洗いたくなるのは当然なので。つけペンと同じように、インクの色を変えたくなるのは当然だから。そこはやっぱり、洗いやすいというのはすごいいいよねっていう感じだね。
【他故】うんうん。
【高畑】なので、ちょっと変なところではあるけど、案外これはベストバイだなと思ってしまうよという。
【きだて】それを聞いて、ブラッシュを買って試してみようとはなりはしないんだけど(笑)。
【高畑】そう? 万年筆のインクやってる人とかで、このブラッシュていうか筆ペンで万年を楽しみたい人にはすごくいい道具ができたなって感じはする。
【きだて】と思うよ。
【他故】そうだね。それはそうだと思うよ。
【高畑】なので、洗うのがちょっと劇的に。僕は片付けで面倒くさいのが嫌なんですよ。何につけても嫌なんですよ。万年筆も洗うのが面倒くさいし、そういうのが嫌なので。そこが解消されてるっていう時点で、もう大好きなアイテムかな。
【きだて】うん。なかなかに面白いな。
――きだてさんと高畑編集長のお二人の話は、「面倒くさいけどこうすると楽だよ」みたいな話でつながってません?
【高畑】あ、そうだと思う。結局、「ちゃんとやりゃいい」って分かっていても、面倒くさくて続かなかったら「やらねえじゃん」ってなるよね。
【きだて】そうなのよね。
【他故】分かる分かる。
【きだて】要はどれだけ継続可能にできるかっていうところじゃない。だったら、手間を減らすのは最重要課題でしょ。
【高畑】それはすごい思う。だから、多分今回の話は、きだてさんのやつも僕も根っこは一緒だよね。
【きだて】うん、思うね。
【高畑】それを、自分の努力じゃなくて道具で解決したいんだよ。
【きだて】そうそう、それがブング・ジャム流ですよ。
【他故】そうだね、その通りだね(笑)。
【高畑】分かります。
【きだて】「その通り」と言うけど、他故さんは大体面倒くさいことをしてるからな(笑)。
【他故】そんなことはないですよ。面倒くさいのは嫌いですよ。
【きだて】俺と文具王は、根本が怠け者だから楽しようとするんだけど、何か毛色が違うんだわ。
【他故】いやいやいや(苦笑)。
【高畑】これ実は、YouTubeのライブの時に、これ使ってて気がついて「これだ、使えるじゃん」ってやってて、俺が「このまま使えばいいのに」って言ったら、視聴者の人からコメントが入っていて、「いやでも、その見た目はちょっと」っていう。
【他故】まあな(笑)。
【高畑】素敵な万年筆インクを使ってる手じゃないよねっていう感じにはなるので、やっぱボディキレイに作りたいよねっていうのは、私も理解してます。まぁでも、こういうアイデアから素敵で楽な文房具ができてくれたらいいよねっていうね。
【他故】うん。全くその通りだと思います。素晴らしい。*次回は、他故さんのベストバイ文具「クルトガウッド」です
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プロフィール
高畑 正幸(たかばたけ まさゆき)
文具のとびら編集長。学生時代に「究極の文房具カタログ」を自費出版。「TVチャンピオン」(テレビ東京系列)の「文房具通選手権」では、3連覇を達成した。サンスター文具に入社し商品企画を担当。現在は同社とプロ契約を結び、個人活動も開始。弊社が運営する文房具のWebマガジン「文具のとびら」の編集長も務めている。著書は『究極の文房具カタログ―マストアイテム編―』(ロコモーションパブリッシング)、『究極の文房具ハック』(河出書房新社)、『そこまでやるか! 文具王高畑正幸の最強アイテム完全批評』(日経BP社)、『文具王 高畑正幸セレクション 一度は訪れたい文具店&イチ押し文具』(監修/玄光社)、『究極の文房具カタログ』(河出書房新社)、『文房具語辞典』(誠文堂新光社)と、翻訳を手がけた絵本『えんぴつとケシゴム』(KADOKAWA)。新著は『人生が確実に幸せになる文房具100』(主婦と生活社)。
https://bungu-o.com/
きだて たく
小学生の時に「学校に持っていっても怒られないおもちゃ」を求めて、遊べる文房具・珍妙なギミックの付いた文房具に行き当たる。以降、とにかく馬鹿馬鹿しいモノばかり探し続けているうちに集まった文房具を「色物文具=イロブン」と称してサイトで公開。世界一のイロブンコレクターとして文房具のダメさ加減をも愛する楽しみ方を布教している。著書に『イロブン 色物文具マニアックス』(ロコモーションパブリッシング)、『愛しの駄文具』(飛鳥新社)など。
色物文具専門サイト【イロブン】http://www.irobun.com/
他故 壁氏(たこ かべうじ)
小学生のころから文房具が好きで、それが高じて文具メーカーに就職。ただし発言は勤務先とは無関係で、個人の見解・感想である。好きなジャンルは書くものと書かれるもの、立つ文房具と薄いペンケース。30分間文房具のことしか語らないトーク番組・775ライブリーFM「他故となおみのブンボーグ大作戦!」パーソナリティ。たこなお文具情報室所属。
「他故となおみのブンボーグ大作戦!」番組ホームページ https://daisakusen.net/
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