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【インタビュー】ゆるく楽しく目標管理「オトナの勉強手帳 Study+Diary」
10月に入り、すっかり秋らしくなってきました。秋は「学びの季節」。気候がよく、勉強に集中しやすいことからそう言われているそうです。
またそろそろ年末の足音が聞こえてくる今日この頃、年のはじめに掲げた学びの目標の到達具合も気になってきます。
文具のとびらでは、学びをサポートする製品を開発しているメーカーの開発者さんにインタビューを行いました。
今回は、「仕事や暮らしの予定」+「勉強計画」の管理に特化した手帳フォーマットを採用し、おしゃれにそして計画的に勉強が続けられ、最終的に目標を達成するためのさまざまな機能が充実した手帳「目標を楽しくおしゃれに叶えるオトナの勉強手帳 Study+Diary」を手がけるインプレスを取材。デジタルクリエーション編集統括部ビジュアル&ライフ編集部の和田奈保子編集長と、開発を担当する宇枝瑞穂さんにお話を伺いました。
『目標を楽しくおしゃれに叶えるオトナの勉強手帳 Study+Diary2026(通常版カラー)』を楽天でチェック
『目標を楽しくおしゃれに叶えるオトナの勉強手帳 Study+Diary2026(楽天ブックス限定カラー)』を楽天でチェック
『目標を楽しくおしゃれに叶えるオトナの勉強手帳 Study+Diary2026(Amazon限定カラー)』をAmazonでチェック
勉強計画や目標設定に特化したフォーマットが人気の大ヒット手帳
インプレスは、2026年版の手帳「目標を楽しくおしゃれに叶えるオトナの勉強手帳 Study+Diary2026」を2025年9月11日に発売した(関連記事はこちら)。
通常版(アンティークローズ×リリーグレー、=写真左)は税込1,760円、Amazon限定カラー(サボンブルー×シトラスアイボリー、=写真中央)、楽天ブックス限定カラー(ショコララテ×ミルキーナイト、=上写真右)は同2,090円。
「Study+Diary」は、「仕事や暮らしの予定」+「勉強計画」の管理に特化した手帳フォーマットを採用し、おしゃれにそして計画的に勉強が続けられ、最終的に目標を達成するためのさまざまな機能が充実した手帳。忙しいオトナでも、書き込むだけでサクサク勉強計画を整えることができる。カバーデザインは、仕事やプライベートを問わず持ち歩けるシンプルなデザインでありながら、ファッションや文具でも人気のニュアンスカラーを採用した。
和田編集長と宇枝さんによると、実は同手帳は、最初から大人向けにターゲットを絞った製品ではなかったのだそう。初登場となった2020年版を開発した当初は、韓国発の「スタディプランナー」が学生を中心にヒットしていたため、同手帳も大人と学生、どちらにも使いやすいポップでかわいいデザインを採用していた。しかし、製品アンケートをとると社会人女性から強く支持されていることがわかったため、ターゲットを「書店に来る大人」に絞り、製品を展開していくことにした。
2021年版は大人向けにデザインを大きく見直した。2020年版では表紙にショッキングピンクなど鮮やかな色も使用していたが、2021年版は”くすみカラー”のダスティピンクとベージュのバイカラーを採用して落ち着いた雰囲気に。ビジネスシーンでも使いやすい表紙にした。また、コンテンツページやダイアリーページのデザインもシンプルなものに変更。その一方で、大人がときめくようなさりげないかわいさも意識したという。「モチベーションが上がるよう、デザインまわりにはこだわりました」(宇枝さん)。
その後もアンケートなどでユーザーの声を熱心に聞き、毎年アップデートを重ねながら製品を作り続けている。
現在は、ピンク系の通常カラーに加えて、Amazon/楽天ブックス限定カラーも展開。なお、2026年版は香りをコンセプトにした”アロマカラー”3色(通常カラーは花の香りを意識した「アンティークローズ×リリーグレー」、Amazon限定カラーは、洗い立ての石鹸がほのかに香るようなくすみブルーと、すっきりとした印象のアイボリーを組み合わせた「サボンブルー×シトラスアイボリー」、楽天ブックス限定カラーはほろ苦いショコラとまろやかなラテが溶け合うようなグレージュ「ショコララテ×ミルキーナイト」)を販売中。
Amazon限定カラーと楽天ブックス限定カラーにはオリジナルデザインの下敷き付き
また、勉強をしていることを周囲に知られたくない人や、ダイエットなど勉強以外の目標管理に使用している人からの声を受け、表紙に入っていた「Study」の文字をなくすといった細やかな変更も行った。このほか、紙質やペンホルダーの強度向上、ウィークリーページの時間帯表記やバーチカルの1行の幅を広くするなど大小さまざまな改良を加えている。
かわいく目標を叶えられる、「ライトに続けられる」工夫満載
手帳に書き込む内容も、忙しい大人でも続けやすいように工夫。毎日の勉強時間や、その月その週の勉強目標、振り返りなどを書き込むだけでページが完成する。
同手帳を開発しようと思ったきっかけは、宇枝さんが友人から、資格試験やスキルアップのために平日はもちろん週末も勉強をしているという話を聞いたこと。目標に向かって自分を追い込みながら忙しい毎日を過ごす人たちに向け、「1人でやるとしんどい勉強も、この手帳を使ってもらうことでサポートできたら」と、モチベーションを維持できる工夫をふんだんに盛り込んだ。
マンスリーはブロックタイプとミニガントチャートのダブルマンスリーを採用。ガントチャートがあることで、通常の予定管理と同時に目標管理が行える。ウィークリーは 1 日の予定がしっかり書き込めるバーチカルタイプ。毎日の勉強時間を書き込める欄があり、日々の時間管理と勉強成果が記録できることに特化している。マンスリー、ウィークリーページには「Monthly Goal」、「Weekly Goal」の欄があり、その月その週の勉強目標を書き込める。
「『Study+Diary』は書く項目が決まっているので、埋めていただくだけでモチベーションが上がるページを作ることができます。『手帳をどう書いたらいいんだろう』と悩んでしまう方も続けやすいと思います」(宇枝さん)。
1年の勉強目標が書き込めるページ「Study Plan 2026(スタディプラン)」、3年後の自分とそのために必要なことを書き出せるページ「Future Map(フューチャーマップ)」、今の自分と未来の自分について整理できるページ「Vision Tree(ビジョンツリー)」、取り組みたい課題や目標を達成するためにどんな行動が必要かを整理できるチャート「My Note(マイノート) 」など、コンテンツページも充実させた。いすれも機能的ではありながら、「ときめき」や「書く楽しさ」を感じさせるかわいいデザインが特徴。
インタビューの最後、宇枝さんは「ガチガチに目標を書き込んで叶えるのはしんどいので、ライトに、ゆるく楽しく目標管理することを意識しています。この手帳が目標達成を手伝えればうれしいです」と話した。




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