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【連載】月刊ブング・ジャム Vol.92 今イチ押しの最新筆記具 その2

文具のとびら編集部

本サイト編集長の文具王・高畑正幸さん、イロモノ文具コレクター・きだてたくさん、ブンボーグA・他故壁氏さんの3人による文具トークライブユニット「ブング・ジャム」が、気になる最新文房具を独自の視点から切り込んでいく「月刊ブング・ジャム」。今回は、ブング・ジャムのみなさんが今イチ押しする最新筆記具を紹介してもらいました。

第2回目は、他故さんが紹介する「リント」です。

(写真左からきだてさん、高畑編集長、他故さん)*2024年11月9日撮影
*鼎談は2024年10月29日にリモートで行われました。

凛とした佇まいのシャープペン

リント1.jpg「リント」(ゼブラ)*関連記事

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――次は、他故さんお願いします。

【他故】ゼブラから出た新しいシャーペンシル「リント」です。

【きだて】なるほど、他故さん好みかなとは思ってたけども。

【他故】この先端が、もう 1 回ノックするとやたら長いっていうやつで、確かに長いんですけどね。他のペンでもパイプが4㎜っていうのはよくあるんだけども、でもノックした状態で4㎜どころか5㎜くらい出るんじゃないかな?

リント2.jpg【きだて】いや、多分4.5とかそれぐらい。5は出てないわ。

【他故】ゼブラのホームページには別に長さは書いてないんだよね。どうなんだろう、これ?

【きだて】実測で一応4.5㎜だった。

【他故】4.5か。でも、ゼブラが言うには、ゼブラ製品としては一番長いという話だからね。

【きだて】だろうね。ぺんてるの「グラフ1000」と比べても、明らかにコンマ何ミリかは長いよ。

【他故】さらに、その先端に向かって色々と段が付いてて、本来握るところから比べるとすごい先にペン先があるんだよね(笑)。

【きだて】だいぶ遠い感じするよ(笑)。

【他故】でも、今日1日使ってみて、慣れてくるとすごくいいなと思うんですよ。先っぽの見通しが良いっていうのは全くその通りで、よく見えるなと思うし。

【きだて】そうそう。すごいよね。

【他故】これすごくいいなと思って。先っぽぐらいしか特徴がないように見えるんだけど、割と好みなのがこのグリップのところ。ほんのちょっとだけ膨らんでるので。

【きだて】はいはい。逆テーパーになってて。

【他故】そう。この梨地っぽくなってるところが、最後のところだけなんかクリアーが増えたみたいな、側溝みたいなのが付いてて。

リント3.jpg
【高畑】そう、これ何なの?

【他故】僕は、完全にここできっちり指が止まるんですよ。上手い滑り止めだなと思っていて。

【高畑】これ多分ね、きだてさんは止まらないやつかもしれない。

【きだて】そう、全く止まりませんでした(笑)。

【他故】ははは(笑)

【高畑】指の属性が、止まる人と止まらない人に分かれてる(笑)。俺は割と止まる方だけど、何か不思議な感じで、何でこうしたんだろうって感じ。

【他故】すごく不思議なグリップなんだけど、僕はこれめっちゃぴったり止まるんですよ。

【きだて】これは、パイプが長い分だけ弱いのかなと思って。だから、筆圧をかけ過ぎないように、そういうのにしてるんだろうなぐらいに思ってたんだけどね。

【他故】どうかね?

【高畑】意図は測りかねるけど、止まる人はそこで止まるね。

【きだて】止まる人がいるんだ?

【他故】だから、僕は止まるんだよ。

【きだて】そうか。万人が止まらないやつだと思ったよ。むしろ、その勢いで紹介原稿書いちゃったよ。

【高畑】滑り止めは、サラサラだと止まらないけど、ツヤツヤだと止まる人とかもいるので。

【他故】正直に言うと、これは店頭で並んでいる段階での魅力が、上手く伝わらない感じがしているのね。

【高畑】店頭で並んでいるときに、せっかくブリスターパックの上が空いているのに、パイプを引っ込めた状態で入れてあるんだよ。

リント5.jpg【他故】そう、このクリアランスに、ノックされていないからすき間があるんだよね。

【高畑】ノックした状態で入れられるようにわざわざパッケージを作っているのに、工場の方は「こんなの恐くて出して入れられるかよ」っていう感じの。だからこれは、デザイナーと工場との齟齬だと思ってるんだけど。

【きだて】何かあったんだろうなという予測はつくよね(笑)。

【高畑】何かあったというか、常識的には出さないんだろうけど、でもそれをあえて出してほしいというパッケージなんだよね。

【他故】「このすき間分だけパイプが伸びるよ」っていうパッケージになっちゃてるんだよね。それは俺もそう思う。難しいとは思うけど、出して入れておけよ派。

【きだて】出してない状態でも、シャーペンのバランスとしては成立してるじゃん。だから、なおのこと伝わらないんだよ。

【高畑】引っ込めても普通のシャープペンだよね。長いとは言わないけど、短くはないので。

【他故】別に、常識的に普通だからね。

【高畑】その2段伸びるときの前と後ろが、同じぐらいの長さまで伸びるんだよね。

【他故】そうそう。伸びる。

【高畑】確か、上は5.5㎜あるけど、下も5.5㎜あるんだよね。

【他故】とにかくね。使ってみたら良かったんですよ。最近はパイプが長いのが割と好きで、これはしばらくレギュラーで使うなっていうぐらい好きになったので。

【きだて】実際に、見晴らしは本当にいいよ。だから0.3㎜との相性がめちゃめちゃいい。

【他故】そう。

【きだて】0.3で細かい字をいっぱい書くときとかに、これは本当に使いやすい。

【高畑】見た目的にはさ、ちょっと懐かしいぐらいの感じの、何もしてない感じがあって。

【他故】あまりにも何もない感じだけどもね(笑)。

【高畑】この間、僕は自分のライブでこれを見ながら言ってたんだけど、最近どんどん機構が複雑化していってさ。メタルになって大きくなって複雑な機構が入っているっていう、家系ラーメンとかラーメン二郎みたいになってるじゃん。何かこってりしてて、二郎みたいにいろんなものを盛っていく方向に行ってる中で、「久しぶりに近所の中華そば食べました」みたいな感じのスパッとした感じ。

【きだて】分かる。淡麗醤油って感じだよね。

【高畑】特に派手な演出が全くないんだけど、持ってみると案外に良い。これ8gちょっとしかないんだよ。軽くてさ。

【きだて】そうだね、軽いね。

【高畑】ずっと、真鍮で低重心で自重があってみたいなやつを使ってるときにこれ使うと、やけに新鮮な感じがするっていうか。

【きだて】なんだけど、これはウケづらいだろうな。

――メーカー的には「凛としたデザイン」と書いてありますよ。

【高畑】凛としているんだけど、「鯛出汁のラーメンです」みたいなやつじゃなくて、どっちかっていうと本当に近所の中華そば屋の普通にナルトとか乗ってるみたいな感じのやつで、それが美味いっていうときは確かにあるんだけど、それがどう伝わるかね。ここしばらくのゼブラって、これもそうだし、あと「ノックペンシル」(関連記事)もあったじゃん。普通じゃん。「ブレンU」(関連記事)もそうなんだけど、ちゃんと作った普通みたいなのを出してくるからさ。

【きだて】「デルガード」のケレン味はどこへ行ったんだという感じだよね。

【高畑】そうなんだよ。「デルガード」とか「ブレン」の感じからしたら、「ブレンU」なんて本当に普通の事務用ボールペンみたいになってるじゃない。

【他故】そうだよね。

【高畑】それは、普通のボールペンの源流から来ているんだろうけど。これも確かに、先端部分はちょっと特徴があるけど、全体的にはめちゃくちゃオーソドックスな仕上がりなんだよね。

【他故】まさしく「ザ・ベーシック」なんだよね。これも、ホームページとかで見てると、みんな大人の人が字を書いてるじゃん。もちろん、大人が書いてもいいんだけど、こういうのこそちゃんと小・中学生に伝えた方がいいんじゃね?って俺は思うんだよね。

リント4.jpg【高畑】軽いのの良さもあるよね。

【他故】絶対にある。

【高畑】ナカバヤシの「あの・とき・いろ」(関連記事)のシャープペンも軽い感じがあった。だから、こっちが好きな人だよね。レイメイの「Kept」とか。そういう軽いシャープペンってあるじゃん。ボールペンもそうだけど。そういう軽い筆記具のジャンルはあるんだけど、とはいえナカバヤシにしろ、Keptにしろオシャレ路線じゃない。そこに対して、何かガチなんだよね。ガチにオーソドックスで来てるんだよね、これが。俺らが小学校の頃からあるぐらいのイメージできてるからね。

【きだて】デザイン的に、まず中高生欲しがるかっていうのと、さらに加えて今の中高生だってさ、シャーペンに先端視界の良さを求めてるかっていうと、多分そうじゃないじゃん。

【高畑】でもさ、製図用シャープが流行ってるところにはそれはあったんだよね。だから製図用系は割と出てるよね。

【他故】そのパイプが長いことの良さっていうのは、イコール落とすと折れるって事がみんなに知られ始めてるから。パイプが収納できるというのは意外とないんだよね。そこはちゃんと伝えていくべきだと思うんだけどね。

【きだて】サクラクレパスの「ライトル」(関連記事)はどれくらいあったのかな。あれもちょっと長めだよね。

【他故】あれ4㎜なかったっけ? でもガチンと入っちゃうタイプのダブルノックは嫌いって人もいるんだよ。

【きだて】あー。

【他故】大きいアクションのやつは嫌いっていう人もいるんだよ。実際には。

【高畑】あれはあれで特殊な感じはするよね。「ライトル」ってアクションギミックを全面に出してるから、そういう見た目になってるけど。これは、そういうのもないんだよね。ごくごく普通に収めてるんだよ。このクリップとかノックノブとかのデザインというか、素材感があまりに普通な感じで、すごい昭和な感じがすごいするんだよね。

【他故】俺はこの普通な感じも好きだけどね。

【高畑】だから、この良さをさどうするって感じではあるんだよ。書いてみると結構いいよ。特に、僕は元々先の見通しがいいのが好きなので。僕は、パイロットの「Sシリーズ」も好きな人で、あれもかなり後ろの方を持つタイプなんだよ。なので、割と扱いやすいなと思った。好きは好きなんだけどね。

【他故】今回の性能と直接関係ないんだけど、今回ちょっと好きだなと思ったのがパッケージ。パッケージの後ろに開けるとこがあって、下をメリッと破ると、この中に入ってるプラコアごと本体がスルッと抜けるのね。

【きだて】そうそう。

【他故】プラのパーツ量が少ないっていうのはよくできてるなってすごく思って。出しやすいって意外とないんだけど、ブラがでかいやつで出しやすいのもあるんだけど、プラが少なくてこんなキレイに抜けるパッケージで初めて見た気がして、この辺はよくできてるよね。

【高畑】その代わり、絶対に開けられないように閉めてあるじゃない。破らないと開かないんだよ。スライド系のブリスターって、とりあえず開けてみて戻すのができるじゃん。それが完全にできないようにしてあるので。僕が勝手に思ってるのは、ペン先がすごい長いから、勝手にパッケージを開けて落とされたりとかして店頭不良が出ると困るよね、みたいなことで勝手に開けるなよっていう感じなんじゃないかな。

【他故】それは可能性あるね。

【高畑】だからだからこそ、ペン先を長く出した状態でパッケージに入れるブリスターを作ってあって、長く出して入れた状態で落とすと危ないから絶対開けられないようにしてるんじゃないのかなと僕は思ったんだけど。いろいろ考えて作ったんだろうなっていうふうに思う。

【他故】うん。

【高畑】ここのつるってしてる部分って、長く使ってると、だんだんこの境目が分からなくなってくるやつじゃない。手で触ってると、シボがだんだん取れてきてツルツルになってくるとか。

【他故】ツルツルが増えるのか(笑)。

【きだて】それはあり得るだろう。ツルツルの質感が合うのかどうか分かんないけどね。梨地が削れていってツルツルになるのと。

【高畑】これ多分、塗装じゃないよね。多分これ、塗装じゃなくてシボをかけてるかかけてないかで、金型の問題だと思う。

【他故】そうなの? すごいな。

【高畑】多分、金型だと思う。普通塗装してたらここに段差ができるんだけど、段差ないんだよね。

【他故】そうだね。

【高畑】だから多分、塗装じゃないと思う。

【きだて】梨地が削れると同じになるのか、これは。

【高畑】なるんじゃない。使ってるとツルツルしてくるんじゃない。10年くらい、「このペンで受験生の時からこれ使ってます」みたいなの時々あるじゃん。消しゴムとこれしか入ってないみたいなペンケースで。そういう使い方をすると、ここがツルツルになってくると思う。

【きだて】でも、これを10年ぐらい使っちゃうと、多分他のシャーペン使ったときに「見えずらっ」とか思うんだろうな。

【他故】まあね。

【高畑】あと、この軽さが、ペン回しに使ってもらうといいのかもしれないけど。

【きだて】そうかね。

【高畑】重さがどうか分からないんですけど、これ軽いから回しやすいとかあるかもしれない。

【きだて】軽い方が回しづらいんだよ。

【高畑】ああそうか逆だ。それはともかくとして、あまりに普通の見た目で、ちょっと心配になっちゃうよね。ちょっとオシャレしてもいいんだよって感じがしなくもない。

【他故】これっきりで埋没しちゃうのももったいない気もするので、「出たよ」とお伝えして、みんなに見てもらいたいなっていうのはある。

【きだて】これね、滑るのさえ除けば割と嫌いじゃないシャープなんだけど。

【高畑】見た目のかたちは好きだけどね、この先の部分が「目のジャマにならないようにマットにしました」と書いてあるんだけど、だったらこの先も黒く塗って欲しかったな。

【きだて】それは俺も思った。黒地に銀が逆に目立っちゃって。

【高畑】プラチナが「プロユース」のマットモデル出した時に、「ペン先までちゃんと見えるよ」って真っ黒にして反射しないってやってたりしたけど。

【きだて】黒い部分もマットと言ってるけど、それほどマットでもないね。それなりにちょっと光の反射はあるというか。

【他故】光の反射はあるね。

【高畑】でもまあ、欠点は見当たらないんだよ。

【他故】大きな欠点はない。

【高畑】軽いペンとして見たら、値段もそこそこな感じだし、欠点は見当たらないけど。

【きだて】ああ、あともう一つ。これ、2段階で出てくるスライドパイプじゃん。1ノックで書き続けられるんだけど、書けば書くほど先端視界が悪くなっていくっていう(笑)。

【高畑】それはそうだよね。

【きだて】だから、あんまりスライドパイプに頼らずに、こまめにノックした方がいいよっていうのは言っておきたい。

【高畑】視界を優先させるならそうだよね。それは「オレンズ」とかも一緒だけどね。「オレンズ」も先端が短くなってくるからね。

【きだて】なんだけど、こんだけ先端視界って言ってんだったら、そっちの方も気にした方がいいよ。

【他故】そうだね。

【高畑】本当に普通なんだよね。ただ、これで十分といえば十分っていうか、本当にストレートにシャープペンシルっていうものの必要最小限の機能をきちんと入れてそつなく収めると、こんな感じなのかな。

【他故】それはそう思う。

【きだて】やっぱり「ノックペンシル」の200円と同じぐらいの感じの方向性なんだよな。

【高畑】それでいくと、「ノックペンシル」が安く感じちゃうけどね。

【きだて】製図用シャープと同じ、もしくはそれ以上の先端視界がありながら500円切ってるわけじゃん。

【きだて】そういう意味でも、立派な価値観はあるんだけど、それが伝わるかどうかっていう。そこだよね。

【高畑】そう。必要十分で、使い慣れると多分「軽いものの方がいい」という人、「重いのは疲れる」という人に関していうと、多分これすごくいい。

【きだて】「ノックペンシル」にしても「リント」にしても、すごく説明する量が多いんだよ。良さを伝えるのに。

【高畑】それがね、伝わりづらいので。もうちょっとだけオシャレさんをしても良かったと思う。

【きだて】これはリテラシーが要り過ぎる。むずい。

――最近の方向性は、こういうシンプル系なんですかね、ゼブラ的に。

【高畑】ゼブラがそうなんじゃない。

【きだて】でもそうか、サクラの「レトリコ」とかも含めて、こういうシンプル系は、中高生にもウケているのか。

【他故】だと思うよ。特に、女子中学生あたりって、こういうタイプのストレートで割とふんわりした色のものって買うよ。

【きだて】そうか。

【高畑】ここら辺は、「レトリコ」からの流れだよね。

【他故】そう。

【高畑】その中では、ナカバヤシとかに比べると、ちょい機能性寄りっていうことで。前に、漫画家の先生が「100円シャープじゃないと漫画描けないので、100円シャープを探してます」みたいなのがSNSであったけど、そういう系のシャープペンなんだろうな。それにしてはよくできているけど。まあ、良い普通だな。

【他故】良いんだけど、もしかしたら見過ごされてしまうかもしれないので(笑)。

【きだて】俺は、その可能性が高い気がするんだよな。

――まあ、ここで声を大にして伝えた方がいいですね。

【他故】シャープペンが好きな人は、まず見て欲しいですね。

【きだて】あと、手汗かく人は絶対使えないから、そこだけ注意が必要。

【高畑】そういう人は「プニュグリップ」着けないと。

【他故】「プニュグリップ」案件だよ。

【きだて】そういうの着けると、ペン先が不安になるんだよ。

【他故】強くいっちゃうからね。

【きだて】2 段階で出る分ちょっと弱そうじゃん、構造的に。

【高畑】0.3とかだと筆圧かけるとちょっと心配かな。でも、中に入ってるクラッチの音のさ、めっちゃしっかりした感じがするんだよね。カチっていう音が。

【きだて】分かる。カッコいいね。

【高畑】ここら辺がさ、無駄に職人かたぎな感じはすごいするよね。

【他故】ははは(笑)

【高畑】めっちゃいいよ。本当にいい感じで、他のところのメカの不安な感じの安いペンとか見てると、それとは全然違うんだよ。良いペンなんだけどな。

【他故】本当にそう思う。

――真面目なメーカーが作った凛としたシャーペンですという。

【高畑】何かね、「自分、不器用ですから」みたいな。

――高倉健的な感じの(笑)。

【高畑】みんなで黄色いハンカチぶら下げてね(笑)。

*次回は「キレーナ」です。

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プロフィール

高畑 正幸(たかばたけ まさゆき)
文具のとびら編集長。学生時代に「究極の文房具カタログ」を自費出版。「TVチャンピオン」(テレビ東京系列)の「文房具通選手権」では、3連覇を達成した。サンスター文具に入社し商品企画を担当。現在は同社とプロ契約を結び、個人活動も開始。弊社が運営する文房具のWebマガジン「文具のとびら」の編集長も務めている。著書は『究極の文房具カタログ―マストアイテム編―』(ロコモーションパブリッシング)、『究極の文房具ハック』(河出書房新社)、『そこまでやるか! 文具王高畑正幸の最強アイテム完全批評』(日経BP社)、『文具王 高畑正幸セレクション 一度は訪れたい文具店&イチ押し文具』(監修/玄光社)、『究極の文房具カタログ』(河出書房新社)、『文房具語辞典』(誠文堂新光社)と、翻訳を手がけた絵本『えんぴつとケシゴム』(KADOKAWA)。新著は『人生が確実に幸せになる文房具100』(主婦と生活社)。
https://bungu-o.com/


きだて たく

小学生の時に「学校に持っていっても怒られないおもちゃ」を求めて、遊べる文房具・珍妙なギミックの付いた文房具に行き当たる。以降、とにかく馬鹿馬鹿しいモノばかり探し続けているうちに集まった文房具を「色物文具=イロブン」と称してサイトで公開。世界一のイロブンコレクターとして文房具のダメさ加減をも愛する楽しみ方を布教している。著書に『イロブン 色物文具マニアックス』(ロコモーションパブリッシング)、『愛しの駄文具』(飛鳥新社)など。
色物文具専門サイト【イロブン】http://www.irobun.com/

他故 壁氏(たこ かべうじ)
小学生のころから文房具が好きで、それが高じて文具メーカーに就職。ただし発言は勤務先とは無関係で、個人の見解・感想である。好きなジャンルは書くものと書かれるもの、立つ文房具と薄いペンケース。30分間文房具のことしか語らないトーク番組・775ライブリーFM「他故となおみのブンボーグ大作戦!」パーソナリティ。たこなお文具情報室所属。
「他故となおみのブンボーグ大作戦!」番組ホームページ https://daisakusen.net/

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