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- 【連載】『小粋な手紙箱』 #91・手紙を書く相手がいる仕合せ
【連載】『小粋な手紙箱』 #91・手紙を書く相手がいる仕合せ
(社)手紙文化振興協会認定・手紙の書き方コンサルタントの田丸有子さんは、子どもの頃から「手紙魔」と呼ばれるほどの手紙好き。コンサルタントとして手紙文化を広めるために活動している田丸さんに、手紙の書き方のコツや手紙に関するトピックなどを毎月紹介してもらいます。
手紙で気持ちを伝えよう!
こんにちは。金木犀の香りがただよう季節になりましたね。お変わりなくお過ごしですか。
日々手紙を書く楽しみを味わっていますが、受け取ってくださる相手がいるからこそ成り立つのだと、最近特に強く実感しています。
手紙を書くとき、たいてい一人です。でも、書いている間中ずっと送る相手と心の中で会話をしているので一人の感覚はほぼありません。お互いにこの状態がずっと続くとは限らないですし、いつか変化が訪れ、やりとりができなくなる日がくるかもしれない。相手の存在は決して当たり前ではないのです。文末にはいつも「どうぞお元気でお過ごしください」などと相手の健康を祈るひとことを書き添えますが、その言葉の根底には感謝の気持ちが泉のように溢れています。手紙を書く相手として、いてくださってありがとうございます、という想いです。
手紙を書く相手がいる。それがどんなに有り難く仕合せなことか。そう噛みしめながら、今日も心を込めてしたためています。手紙トピック
テレビ番組「最高の一通 〜おせっかいな文具店 シロヤギ〜」をご存知でしょうか。手紙の書き方や文章に悩む人を、著名な作家が手助けして最高の一通に仕上げていく過程を映したものです。先日第3回が放送されました。
まず、どうしても伝えたいことがある人の書き慣れない手紙に真摯に向かっている姿に胸を打たれます。しっかり相手に気持ちを伝えるにはどう書いたら良いか、どの回も作家のアドバイスは学びになることばかり。言葉選び、相手と自分しかわからない具体的なエピソードを盛り込むなど文章の運び方、ちょっとした違いですが、それを元に書き直した手紙の素晴らしいこと! そして、受け取った人が手紙を読むまなざし。胸が熱くなります。手紙はその人そのもの、分身なのだと改めて実感します。毎回もらい泣きしてしまいますが、番組を見たあとの余韻がたまらなくすてきなのです。
不定期で放送されるので、今後もあるかどうかわかりませんが、頭の片隅に入れておいて、運よく番組を見つけたらぜひご覧になってみてください。
今月のマキシマムカード
テーマ: かぼちゃの季節
ポストカード: 三好貴子
特殊切手:秋のグリーティング(2019年発行)
絵入りハト印:秋のグリーティング(2024年)
お知らせ
★手紙やメールの書き方の基本について通信講座があります。
忙しい人でも自分のペースで学べます。
楽しく学んで手紙上手になりましょう!
【入門講座 /通信講座「手紙の書き方講座」】
【ビジネスメール講座 /通信講座「仕事で差がつく!メール・文章の書き方講座」】
【美文字講座 /通信講座「仕事で差がつく!実用美字・美手紙講座」】
★ 体験講座も有ります!
月に一度、オンラインで手紙の書き方講座を開催中。
みなさまのお申し込み、心よりお待ちしています!
【(社)手紙文化振興協会 体験講座スケジュール】
プロフィール
田丸有子(たまるゆうこ)
(社)手紙文化振興協会認定・手紙の書き方コンサルタント
子供の頃から「手紙魔」と呼ばれるほどの文通好き。でも手紙の何がそこまで自分を魅了するのか、深く考えたことはありませんでした。講座を受けて一番良かったことは、手紙が私の憧れを実現する手段であると気付いたことです。自分を表現することで人に喜んでもらいたい。叶えるために出来ることは何かずっと探してきました。その表現方法こそ私にとっての手紙であり、魅かれる理由なのだと気付いた瞬間、「やっと見つけた!」そんな気持ちになりました。
また、郵趣のコミュニティに参加したことで、手紙にも色々な楽しみ方が有ることを知りました。私が今夢中になっているのは、葉書と切手、消印をコーディネートするマキシマムカード。いかにセンス良く仕上げて個性を出すか、考えるだけでワクワクします。
ブログ「手紙魔Yukoのお手紙ライフ」
You Tube「手紙魔Yukoのお手紙ライフ」
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