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【連載】『小粋な手紙箱』 #71・花信

田丸有子

(社)手紙文化振興協会認定・手紙の書き方コンサルタントの田丸有子さんは、子どもの頃から「手紙魔」と呼ばれるほどの手紙好き。コンサルタントとして手紙文化を広めるために活動している田丸さんに、手紙の書き方のコツや手紙に関するトピックなどを毎月紹介してもらいます。

手紙で気持ちを伝えよう!

ごきげんよう。ベランダに植えたスノードロップの花が咲き始めました。朝晩はまだ寒い日が多くとも、早春の息吹に胸を躍らせている今日この頃です。みなさんはいかがお過ごしでしょうか。

早春の花と言えば、まずは雪中花とも呼ばれる水仙、そして春告草の異名を持つ梅、太陽のかけらのような福寿草などが挙げられます。天ぷらにすると美味しい蕗の薹も早春の代表的な花ですね。

花の名前を季節の挨拶文につづると華やいだ趣のある手紙になります。花が咲いたという知らせを「花信」と言いますが、今年最初に私が書いた花信の花はスノードロップでした。一方、最初にいただいた花信は梅の花。

みなさんが今年受け取った最初の花信は何の花でしたか?

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手紙トピック

東京は目白にある「切手の博物館」で年に4回行われている『Otegamiフリマ』をご存知でしょうか?

その名の通り、手紙に関するアイテムを売っているフリーマーケットです。手紙に関するアイテムとは、ポストカードやレターセット、切手、フレーム切手、古切手、消しゴムハンコ、スタンプ、シール、郵趣品、風景印帳など。作家さんたちの個性がきらめいているオリジナルのフレーム切手やポストカードは購入意欲をかき立てられないわけにはいきません。手紙に精通した作家さんたちがブースを出しているので、こういうのが欲しかった、まさに痒いところに手が届く、と思わず言いたくなるようなアイテムもたくさんあります。

手紙を書くためのコーナーも用意されているので、買ったものを使ってその場でおたよりすることもできます。切手の博物館にはポストもありますから、その場で投函することも可能。

毎回、行くたびに何かしら手紙を書くときのアイデアやヒントをもらえるようなディスプレイを見ているだけでも楽しいです。 未知の楽しさを発見できること請け合いです。(Otegamiフリマのスケジュールは切手の博物館のホームページでご確認ください)

今月のマキシマムカード

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テーマ: Happy Valentine!
ポストカード: セブンデイズカード
特殊切手: お年玉切手2023
小型印: 切手の博物館でバレンタイン

お知らせ

★手紙やメールの書き方の基本について通信講座があります。
忙しい人でも自分のペースで学べます。
楽しく学んで手紙上手になりましょう!

入門講座 /通信講座「手紙の書き方講座」
ビジネスメール講座 /通信講座「仕事で差がつく!メール・文章の書き方講座」
美文字講座 /通信講座「仕事で差がつく!実用美字・美手紙講座」


★ 体験講座も有ります!
月に一度、オンラインで手紙の書き方講座を開催中。お申し込み、お待ちしています!
(社)手紙文化振興協会 体験講座スケジュール

プロフィール

田丸有子(たまるゆうこ)

(社)手紙文化振興協会認定・手紙の書き方コンサルタント

子供の頃から「手紙魔」と呼ばれるほどの文通好き。でも手紙の何がそこまで自分を魅了するのか、深く考えたことはありませんでした。講座を受けて一番良かったことは、手紙が私の憧れを実現する手段であると気付いたことです。自分を表現することで人に喜んでもらいたい。叶えるために出来ることは何かずっと探してきました。その表現方法こそ私にとっての手紙であり、魅かれる理由なのだと気付いた瞬間、「やっと見つけた!」そんな気持ちになりました。

また、郵趣のコミュニティに参加したことで、手紙にも色々な楽しみ方が有ることを知りました。私が今夢中になっているのは、葉書と切手、消印をコーディネートするマキシマムカード。いかにセンス良く仕上げて個性を出すか、考えるだけでワクワクします。

奥深い手紙文化を通して自分の世界が広がっていく面白さを沢山の人たちと共有し、心を豊かにしていきたいです。

ブログ「手紙魔Yukoのお手紙ライフ
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