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【ニュース】ゼブラが紙にも仮想空間にも書く(カク)ことができる新技術を発表

文具のとびら編集部

ゼブラは、紙にも仮想空間にも書くことができるリアルタイム3D visual生成プラットフォーム「kaku lab.(カクラボ)」を2025年2月20日に発表した。既存の筆記具に、XR(クロスリアリティ)と生成AIを組み合わせることで、新しい手書き体験ができる技術だが、一般の消費者に向けて販売する予定はないという。同社では、ビジネスモデルの構築にあたっては、新たな付加価値を一緒に創造するビジネスパートナーを募集し、各ラボ開発チームと一緒にプラットフォームを構築していきたいとしている。



「kaku lab.」でできること

1.現実の紙にでも、仮想空間にでも「カク」ことができます。手で「カク」という感覚的な動作で、多様な創作や学びを楽しみながら行える。

2.仮想空間上で手書きした文字をテキストデータにしたり、すぐに翻訳することが可能。ラフに書いた絵を自動的にリアルな表現にしたり、それを動かしたりもできる。絵を書くのが苦手な人や動画制作など高度な技術がない人でも、頭の中のイメージを多彩な表現にするといったことが実現できる。

3.コンテンツを作りやすいIT技術をベースにしているため、教育や医療、エンターテインメント、クリエイティブなどのさまざまな分野で活用できる可能性がある。

「kaku lab.」の技術

リアルタイム3D visual生成プラットフォーム「kaku lab.」は、以下の3つの技術で実現した。

●T-Pen:紙にも仮想空間にも書くことができる、アナログとデジタルが融合した筆記具。
本体にセンサーを搭載し、書いている時の速度、角度、筆圧、時間などのデータを取得します。Bluetoothでさまざまなデバイスに接続して筆記のプロセスを可視化し、デジタル空間とつなぐことが可能。もちろん通常の筆記具(ボールペンまたはシャープペン)のように紙に書くこともできる。
・全長:146mm
・重量:19.6g

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●kaku XR:「T-Pen」と連携し、仮想空間で「カク」ことができるデジタル技術。
「T-Pen」の動きを仮想空間で再現し、まるで空中に書いているような新しい筆記体験が得られる。仮想空間は、ヘッドマウントディスプレー、PC、タブレットなど、さまざまなデバイスで表示できる。

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●kaku AI:複数の生成AIをつなぎ合わせて、さまざまなクリエーティブ表現や体験ができる。
描いた文字やイラストを生成AI使って清書、立体化、動画化が可能。必要な生成AIをAPIで複数組み合わせ、連携させたコンテンツを作ることができる。

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