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【新製品】中富良野小の子どもたちと開発した万年筆インク「初夏~朝日に照らされて~」
オカモトヤは、SDGs活動の一環として実施している北海道中富良野町立中富良野小学校との取り組みで、総合学習授業の時間を利用し、万年筆インク「初夏~朝日に照らされて~」を商品開発。2025年2月18日から中富良野小学校で発売するほか、2026年7月に開催されるラベンダー祭りでも販売を予定している。18ml入りで、価格は税込2,000円。
夏の朝の空気と朝日に照らされて輝くラベンダーを感じる色
同社は、SDGs活動の一環として、中富良野小学校への総合授業に協力を実施してきた。文房具を使った授業の中で万年筆インクに触れる機会があり、「卒業制作として、インクを作って販売してみたい」という子どもたちの声からインクプロジェクトがスタート。このプロジェクトは子どもたちの創造力を推進させるだけでなく、企業との関係構築や事業運営の実際を学ぶ機会となることを目的とし、2024年5月から2025年2月までの半年以上にわたる授業として実施された。
オカモトヤ社員による授業(左)、グループ毎に話し合いながら色作り進める子どもたち(右)
授業では、中富良野町ならではの風景や季節感、子どもたち自身が感じる地域への思いと、意味が込められたオリジナルインクを制作。中富良野町はラベンダーが有名で、夏にはたくさんの観光客が訪れる。この時期には、学校の目の前にある北星山のラベンダーがとてもきれいに咲き、特に朝日が差してくる時間の光景は、観光客もまだ知らない、地元の人の特権とでも言うべき景色だという。
この景色を万年筆インクという色を通して多くの人に知ってもらいたい、そんな思いを乗せて子どもたち自らが調色した、夏の朝のすがすがしい空気と朝日に照らされて輝くラベンダーを感じる色味となっている。パッケージも子どもたちが考えたオリジナルデザインで、箱の上部には手書きの文字が入る。
なお、インク作りを行った子どもたちからは、「インク作りでは、中々良いと思える色が作れなくて大変だった。仲間とコミュニケーションをとって何度も作り直すことで、良い色にすることができた」「オリジナルインクの名前にこだわった。ただのラベンダー色ではなく、『雲海ラベンダー』など様々なアイデアを出すことで納得できる名前を付けることができた」「商品を作る時には、ストーリーとかコンセプトを決めることで良い商品になることを知った。自分たちは、中富良野の良さを伝えたいという思いをインク作りで確認することができた」「インクを作って売って終わりではなく、インクを買ってくれた人がどのように使ってもらうかを考えることが重要だと学んだ。「初夏」に興味をもってくれた人たちが実際に中富良野に来てくれたら嬉しい」といった感想が寄せられている。
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