セーラー万年筆は、「伝統漆芸 麗 漆塗り万年筆」シリーズ第4弾として、日本の伝統美を活かした漆塗り万年筆「青森 風雅文塗（ふうがもんぬり）万年筆」を2023年11月25日から発売する。ペン先は21金・中字・大型で、価格は税込16万5,000円。

「伝統漆芸 麗」は、漆を塗り上げ装飾する伝統漆芸を用いた筆記具のシリーズ。日本の伝統の美しさや奥深さ、人に潤いと感動を与えるものとして、ペン軸始め付属の一本袋や桐箱に名高い真田紐とこだわり、すべて国産を意識し、伝統漆芸「麗」シリーズと名付けた。2019年6月にシリーズ第1弾として、「輪島 曙塗」「輪島 溜塗」「津軽錆塗」を発売。第2弾は2021年10月に「岩手 樹水塗」「青森 流紋塗」「石川 創作加賀塗」の3種を発売。第3弾は2022年12月に「福井 創作若狭塗」「青森 八戸塗」の2種を発売。そして第4弾となる今回は「青森 風雅文塗」を発売する。

同万年筆に施されている風雅文塗は、島守宏和氏が津軽研ぎ出し変り塗に創意工夫を重ね、独自性を高め生まれた作品。下漆塗・漆置・上漆塗・粉蒔き・かため漆塗など漆を数十回重ね塗りすることで、それぞれの漆塗の重なりの中に様々な趣が表れ、これを研ぎ出すことで風雅な表情を生み出している。日本人の心に流れる奥ゆかしさと上品さを合わせ持つ雅やかな感性を表現した、穏やかな感性豊かで雅な風合いを持つ趣のある優麗な漆芸になっている。

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