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【ニュース】「ABTイラストコンテスト2022」受賞作品発表

文具のとびら編集部

トンボ鉛筆は、「ABTイラストコンテスト2022」の受賞作品を決定し、このほど発表した。

同コンテストは、すぐれた発想と技法が認められる作品を顕彰し、デュアルブラッシュペン「ABT」などの無限の表現可能性を追求、手描きアートの振興に寄与することを目的としている。プロ・アマを問わず誰でも応募できるもので、「ABT」を主に用いて描いた、コミックイラスト、風景イラスト、人物イラスト、挿絵など、ジャンルを超えてすべてのイラストレーション作品をTwitterで募集(2022年8月9日~10月9日)。イラストレーター岸田メルさんを迎えて審査を行い、応募作品185点の中から10点の受賞作品を決定した。

主な受賞結果は次の通り。

【大賞】「彩りはそこに」(なななさん)

1.jpg「多彩な色使いとABTならではの技法を駆使しているという点が良かったです。たくさんの色を使った鮮やかで細かい作品は他にもたくさん応募があったのですが、その中でもダントツで画面の完成度が高かったので納得の大賞だと思っています。キャラクターイラストを描く身としては、描かれている人物の顔がとても可愛らしくて魅力的だなというところも胸にグッとくるポイントでした」 (岸田メルさん講評)。


【審査員賞】(左から)「薔薇の魔女」(wakiさん)、「EISA」(YENさん)

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「薔薇の魔女:技法・画力は今回ナンバーワンだったと言えるぐらい驚くべき超絶技巧の作品でした。もちろん、キャラクターのかわいらしさや色の鮮やかさ、その細かさもすごいのですが、一番良かったのは、よく見るとベースにブルーが陰影で塗られているんです。その上にピンクを重ねることによって色鮮やかなのですが、奥行きとか透明感が感じられる独特の色使いになっているのでとても素晴らしいなと思いました (岸田メルさん講評)
「EISA:とにかくインパクトがあります。背景に塗られたオレンジの色の発色の良さと、それと対色になっているブルーベースのキャラクター。このキャラクターの眼差しやポーズがとても良いですね。人物画としても非常に魅力的で、キャラクターの魅力を活かすような色使いがされていて、なおかつ、水彩らしいマーカーの使い方ではなくミックスドメディア的な画材の組み合わせがとても面白いなと思っています。色々な意味でインパクトのある良い作品だと思いました」(同)。

このほか、トンボ鉛筆賞2点、入賞5点。

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