有隣堂が運営する誠品生活日本橋（COREDO 室町テラス2階）では、2022年8月18日(木)〜10月17日(月)の期間限定で「台湾エクセレンス ポップアップストア」をオープン。優れた台湾ブランド製品に贈る賞である「TAIWAN EXCELLENCE(台湾エクセレンス)」を受賞した製品の中から代表的な台湾ブランド21社104製品を展示販売している。

「台湾エクセレンス」は、1993年に中華民国経済部（日本の経済産業省に相当）が始めた、優れた台湾ブランド製品に贈る賞。設立以来、研究開発、設計、品質、マーケティング、製造におけるその卓越性に基づいて選出されている。台湾貿易センターが世界市場に向けて推薦する製品の証であり、台湾産業界の革新的なイメージを形づくる賞で、受賞した製品の中でも最も「革新的な価値」を備えた上位10製品に「金賞」が、それに次ぐ20製品に「銀賞」が授与される。日本での台湾エクセレンス受賞製品のイベントは、経済部国際貿易局と台湾貿易センター（TAITRA）が主催し、例年展示イベントのみを3日から5日間程度実施していたが、今回初めて誠品生活日本橋で2か月間の展示販売を行うこととなり、その業務を有隣堂で受託した。

「毎日が楽しくなる台湾製品との暮らし」をテーマとし、誠品生活日本橋店内のexpo（エキスポ）、誠品生活市集、FORUM（フォーラム）の3つの売場で展示・販売・イベントを実施。展示販売製品は多岐にわたり、expoでは、①ACTIVE LIFE（アクティブライフ） 自転車、アウトドア用品／②DIGITAL LIFE（デジタルライフ）パソコン、スマートフォン、充電器／③CREATIVE LIFE（クリエイティブライフ）文房具、カメラ、オーディオスピーカー／④HEALTHY LIFE（ヘルシーライフ）食器、マッサージ器、シャンプーの4つのテーマで展示販売を実施。また、食品販売ブースである「誠品生活市集」では、電気釜やコーヒーメーカーなどを展示販売し、FORUMではオープニングセレモニーを行ったほか、受賞企業の製品を体験できるワークショップを行っていく。

expoで展示販売している文房具

文房具では、Taiwan Lung Meng（台湾ロンミン）の「ストーンペーパーノート」（2020年台湾エクセレンス金賞受賞）に注目。石灰石を主原料とする新素材の紙「ストーンペーパー」を使用したノートで、従来紙に比べて優れた強度と耐水性を持ち合わせている。



スタイリッシュな「No.30」の亜鉛合金製のハサミ、ステープラー、テープディスペンサー。



文房具以外にも注目のアイテムを多数展開。Rice Ear（ライスイヤー）の「LUFT（ルフト）」シリーズは、手のひらサイズかつ軽量のポータブル空気清浄機。



ACERA（アセラ）のマグボトル「大豊収」シリーズ（2020年台湾エクセレンス賞受賞）は、伝統的な職人の技術により、六角形のハチの巣と金色の小さな蜜蜂が立体的に浮き上がるデザインが施されており、工芸品としても優れた製品。特許技術の高温焼成セラミックによって水にミネラルウォーターのような甘みが加わり、今までとは異なるマグボトル体験をもたらしてくれる。

カメラブランドPAPER SHOOTの「ペーパーカメラ」。胸ポケットにも収まるコンパクトさが魅力。



初日の8月18日10時30分から開幕記者発表会を実施。有隣堂の松信健太郎社長（写真左から2人目）は、「様々な台湾製品を展示販売するというこの企画を、一人でも多くのお客様に体験していただくことは、台湾との文化交流の一助になることはもちろん、まだ見えていない新たな縁が生まれるのじゃないかと思って楽しみにしています。ポップアップショップ以外にも、台湾の食材や書籍、レコードなども販売しています。お茶などは、都内のどこよりも取り揃えていますし、台湾料理レストランもあります。併せてご利用いただいて、今行くことがなかなか難しい台湾を、一人でも多くのお客様に感じていただければと思っています。誠品生活日本橋は、今後も日本における台湾文化の発信拠点となるべく、さらに努力を続けてまいります」とあいさつした。