1. 新製品&ニュース
  2. 「第25回文房具アイデアコンテスト」受賞19作品を紹介

「第25回文房具アイデアコンテスト」受賞19作品を紹介

既報の通り(記事はこちら)、サンスター文具は「第25回文房具アイデアコンテスト」の受賞結果を2020年5月31日(日)にホームページ上で発表したが(動画はこちら)、その受賞19作品をあらためて紹介する。

「企画とアイデアで挑戦し続けます!」という経営理念から生まれた同コンテストは文房具業界で最も歴史のあるコンテスト。25回目の開催となる今回は、2019年11月1日(金)から2020年1月31日(金)まで、「つながる」をテーマに文房具のアイデアを募集した。審査員は安次富隆(プロダクトデザイナー)、ザリガニワークス(マルチクリエイティブ会社)、ヒャダイン(音楽クリエイター)、木原陽子(集英社 みらい文庫編集長)の各氏。

2.jpg

応募総数は、前回を上回る4,725作品(一般部門:2,841作品、ジュニア部門:1,884作品)。この中から、グランプリを含む合計19作品(一般部門:9作品/ジュニア部門:10作品)の受賞作品を選出している。

受賞作品は次の通り。併せて作品を元に再現した試作品も紹介しているが、これはアイデアの尖りや細かなディテールにまでこだわって制作したものだという。なお、試作品の一部を動画でも紹介している(動画はこちら

【一般部門】

3.jpg●グランプリ「Tapemark(テープマーク)」:テープの切れ目に挟んで使用するテープ用のしおり。使い終わった切れ端にしおりを挟み込み次回の使用をスムーズにすることができる商品アイデア。
●優秀賞「色づくマスキングテープ」:切れ目がすぐにわかるマスキングテープ。色付きの和紙を使用することで、テープをちぎった時に印となる商品アイデア。
●優秀賞「ハガク」:ハガキとガクブチがひとつにつながり、手間なく額装できるペーパーカード。ポストで送れるちょっと特別な「アート」で新しいコミュニケーションツールにもなる商品アイデア。
●優秀賞 「効果箋」:カレンダーやノートに上から重ねて貼ることができる効果線の付箋。言わずと知れたマンガの表現は、効果的に重要度の理解につながる商品アイデア。


4.jpg●審査員特別賞「luck ring(ラックリング)」:リングにあったホックの留め・外し作業が省けるリング。単語帳のリングの断面形状を工夫し、V字状の切り欠きを加えると、簡単に単語カードをつながりやすく、また外しやすくなる商品アイデア。
●審査員特別賞「シャーピョン」:ボタンを押すとバネの力で、「ピョンッ」と手紙を飛ばせるシャープペン。大切な人へ気持ちを届けられる商品アイデア。
●審査員特別賞「余った芯でつくる ハリネズミのハリーくん」:短くなって捨てるはずの余ったシャープペンの芯を活かした練り消しゴム。ハリネズミ型の練り消しゴム「ハリーくん」に刺して、針を増やしていく商品アイデア。
●審査員特別賞「マイビルえんぴつ」:えんぴつの各パーツを組み立てて子供の「発想力」の育成につながるえんぴつ。建築家の気分になって自分が作りたいビルを想像し、楽しくお勉強ができちゃう商品アイデア。
●サンスター文具賞「connect note(コネクト ノート)」:表紙部分にファイルを付けて連結できるノート。使い終わったノートの裏表紙を次に使うノートのファイル部分に差し込むことでノート同士を連結できる。ノートをつなげることで記録を引き継ぎ、コンパクトにまとめることができる商品アイデア。

【ジュニア部門】

5.jpg●グランプリ「∞消し(ムゲンケシ)」:自分の好きな色、長さに切って無限に組み合わせられる消しゴム。短くなってもどんどんつなげて長く使えるところがポイントの商品アイデア。
●優秀賞A賞「大切にするよペンケース」:顔がありまるで心を持っているようなペンケース。中身の文房具にも顔があったり、他の子と手をつなげたりと、文房具たちを大切にしたいという気持ちにさせてくれる商品アイデア。
●優秀賞B賞「ブーケハサミ」:自然と刃の方を持ちたくなる、また渡されたらちょっと嬉しくなるハサミ。楽しい会話につながり、文字通り、ハサミを渡す動作に花を添えられる商品アイデア。
●優秀賞C賞「study supporter(スタディ サポーター)」:「勉強は着る時代」。このジャージのポイントは4つ。右腕にタイマー、左腕に筆箱、ファスナーは単語帳、そして寝そうになると電気が流れて起こしてくれる。この4つのポイントで勉強をサポートする商品アイデア。


6.jpg●佳作「スマホと連動!!世界初 発狂ペン」:スマホと連動し、設定した時間になっても勉強を始めないと発狂して振動するペン。勉強へのやる気を上げてくれる商品アイデア。
●佳作「よみがえれ!ぼくの首里城」:首里城をいつでもそばに置いて使えるペンケースと文房具のセット。売上金は再建に役立てたい商品アイデア。
●佳作「木こりカレンダー」:スイッチを押すと木こりが一日ずつ木を切り飛ばして、日付を変える躍動感あふれるカレンダーの商品アイデア。
●佳作「ごほうびペン」:ボタンを押すとラムネが出てくるペン。宿題が終わるとセンサーでボタンが解除される商品アイデア。ラムネはキシリトール配合なので虫歯にならず安心!
●佳作「クイズたからばこ」:クイズに答えないと開かない宝箱型の筆箱。いろんなクイズを入れて、みんながつながる商品アイデア。
●社員特別賞「モチベーション シャープペン」:モチベーションを上げるシャープペン。テスト前や受験前にモチベーションが上がらない時、このシャープペンを誰かが使用すると光る仕組み。自分もやらなきゃという気持ちが出てきて、友達と「つながる」そしてやる気に「つながる」商品アイデア。

なお同社は、創業当初からの「企画とアイデアで挑戦し続ける」意思を引き継いでいくことを目的とし、創業者の命日である6月1日を「アイデアの日」として制定(2007年に日本記念日協会認定)。6月1日にちなみ「ロクイチブング」と名付けたブランドを展開し、文房具アイデアコンテストの入賞作品の中から「あったらいいな」と思えるアイデアを商品化している。

【文具のとびら】が気に入ったらいいね!しよう