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【注目新製品】人気オートマチックシャープ「ノクフリー」に待望のメタル軸登場!
サンスター文具は、“自動芯出し機構”を採用したオートマチックシャープ「nocfree(ノクフリー)」の新アイテムとして「nocfree metal(ノクフリーメタル)」(税込1,650円)を2025年8月下旬から発売する。
「ノクフリー」は、ワンコインで購入できるオートマチックシャープの入門編として好評を博しているが、「もっと高級感のあるものが欲しい」というユーザーからの声に応え、メタル軸を採用した上位モデルとして発売する。スタイリッシュなデザインを採用しただけでなく、従来品での不満点も解消するなど、さらに快適に使える高機能シャープペンに仕上がっている。
今回、「ノクフリーメタル」の開発を担当した、同社クリエイティブ本部イノベーション部リーダーの大杉祐太さん(写真)に開発秘話を伺った。
“自動芯出し”に加え新たな機能も追加
2023年10月に発売された「ノクフリー」は、自動で芯が出てくる“自動芯出し機構”を採用したシャープペン。筆記時にペン先が紙面に当たり上下運動することで自動で芯が送り出される仕組み。本体サイドのノックをするのは使い始めの1回だけで、ノックの煩わしさを気にせずに書き続けることができ、ガイドパイプ付きで芯折れを防いでくれる(関連記事)。ちなみに、“ノックからの解放”ということで「ノクフリー」と名付けたそうだ。税込495円とワンコインで購入できるオートマチックシャープとして予想以上の反響があり、全8色の豊富なカラーバリエーション(写真)で女子学生にもよく使われているという。

いわば“オートマチックシャープの入門編”として好評を博しているが、シャープペン好きの男子学生を中心に、「プラスチック軸じゃなくて、高級感のあるメタル軸の『ノクフリー』が欲しい」という要望があったことから、満を持して「ノクフリーメタル」を今回発売。軸にアルミを使用しており、「ここまで金属を使ったオートマチックシャープは他にないのでは」と大杉さん。
メタル軸を採用しただけでなく、既存モデルであがっていた不満点も解消。「芯の補充のためにいちいちキャップを外すのが面倒」という声を受けて、ノックキャップを外さずに芯を補充できる新機構も採用した。キャップの中央に穴があいていて、そこから芯をダイレクトに補充できるというものだが、「穴の径をどうするか非常に苦労しました」と大杉さんは話す。「穴が大きすぎると、逆さにしたときに入れた芯が出てきてしまうので、ギリギリのところを狙いました。芯が出ないように、逆流を防止する形状にも工夫しています」。
また、既存モデルに搭載しているペン先のクッション機構を外して、しっかりとした筆記感を実現。さらに、先端のガイドパイプも製図シャープのように細くしているので、筆記時の見通しもよくなっている。
既存モデル(右)よりも細くなったガイドパイプ
デザイン性と握りやすさを両立
既存モデルはラバーグリップを採用しているが、「ノクフリーメタル」では二本線のライングリップを3カ所に付けている。この3点に指が触れることで、自然と正しい持ち方に導いてくれるそうだ。
「スポーティなシャープペンを目指して、デザイン重視で開発しましたが、グリップ感も必要なので、デザインとグリップ感が両立するようにライングリップを採用しました」と大杉さんは話すが、このライングリップの開発に非常に苦労したそうだ。ラインを2本にするか3本にするかで検討したほか、ラインを“ツヤあり”か“ツヤなし”のどちらにするかでも検討(ツヤなしの方を採用)。さらに、同じピッチでラインに凹凸を付けることで、縦に持っても、横に持っても滑らないようにしている。何度も試作を繰り返したそうで、「このライングリップだけで2カ月ほどかかりました」という。
ライングリップの試作品の一部、何度も試作を繰り返したという
このほか、先端のパーツに丸みを付けている。「自分もそうなのですが、ペンの先を持つ人も多いので、手が痛くないように丸みをつけました」とのこと。
ボディカラーにもこだわり
ボディカラーは、マットブラック、マットホワイト、マットブルー、メタリックレッド、シルバー、メタリックネイビーの6色をラインアップ。3色がマットカラーで、もう3色がメタリックカラーというカラーバリエーションになっている。ボディの色味にも非常にこだわって開発しているそうで、中でもメタリックレッドは「他にはない色味」になっている。「赤が好きな男子に意見を聞きながら、苦労しながら色を決めました」と大杉さん。また、メタリックネイビーの色味にもこだわったほか、マットブラックはライングリップが見えるようにグレーがかった色味にしているという。
高級感のあるデザインや機能にこだわって開発しているが、税込1,650円という手に取りやすい価格も実現。「他社とは違うアプローチで、幅広いニーズに応えた仕様になっているので、ぜひ多くの方に使ってほしいです」と大杉さんは力強くアピールした。
