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【注目新製品】誰でも簡単に角の穴が揃う1穴パンチ「かどそろ」
サンスター文具は、角専用1穴パンチ「かどそろ」を2024年7月中旬に新発売。穴をあけたい角に差し込んでパンチするだけで、きれいに穴の位置を揃えることができるので、「あけた穴がずれてしまう」とか、「穴を揃えるのに時間がかかってしまう」といった1穴パンチでの困りごとを解決する。
「使ってみると便利さを実感できるアイテムなので、一度使うと戻れません」という同社クリエイティブ本部イノベーション部の津坂直子リーダーに、この注目アイテムについて詳しく話を伺った。
カラーはホワイトとブラックの2色、価格は税込825円
潜在的なニーズに着目
「当社は、『かどまる』のように、重箱の隅をつついて、日常の困りごとを改善するアイテムを開発するのが得意なメーカーです。そのようなサンスター文具らしい新アイテムを作れないかと考えていました」。
「かどまる」は、紙やラミネートの「かど」をパンチ感覚で簡単に「まる」くできるコーナーカッター。30年近く発売しているロングセラーアイテムだ。
「かどまる」のような、同社らしい“アイデア文具”が作れないか…。津坂さんの頭に浮かんだのが、「1穴パンチの穴が揃わない」ということ。町中華のような飲食店や美容院などに置いてあるメニューは、ラミネートしたものに穴をあけてリングを通していることが多いが、津坂さんが通っているお店のメニューは、穴が揃っていないのだとか。「穴が揃っていないので、見た目が良くないです。それを改善できる商品を開発したらと思い企画会議で提案したら、同僚がさっそく美容院へ行ったみたいで、『やっぱり穴が揃ってなかった』と報告がありました(笑)」。
お店だけでなく、例えば資料をまとめたり、単語帳を作ったり、あるいはホビークラフトで使うなど、日常の中で1穴パンチを使う機会は意外と多い。なので、「“角を揃えたい”という潜在的なニーズは結構多いんじゃないかと思い、『かどそろ』を作りました」という。
「『かどそろ』を使うことで、穴の位置が揃っていてキレイだし、リングを通したあともキレイなので、二つの“キレイ”が得られます」。
角に差し込んで押すだけ
しかし「かどそろ」を使えば、穴をあけたい角に差し込んで押すだけで、簡単に角を揃えることができる。試しに何枚か「かどそろ」で穴をあけて重ねてみたが、本当にピタッと穴が揃っているので、思わず感動してしまった。奥までしっかり差し込むというのがポイントだが、それさえ守れば誰でもきれいに揃えられるのだ。「何も考えずに、それこそ脊髄反射でできます」と津坂さん。
一度にカットできる厚みは、普通紙（64g/㎡）3枚、またはラミネートフィルム（100µ）1枚。「使い続けていくと、穴が揃っていることのありがたみが感じられると思います。何気なく使っているうちに、便利だなと思っていただけるアイテムです。
手のひらサイズで使いやすい
コンパクトな手のひらサイズで、丸みのあるキュートなかたち。「いかにも1穴パンチというかたちだと、売り場で埋もれてしまうと思ったので、“何これ？”と思わせるようなデザインにしました。角を合わせるのに横幅が必要なので、四角いかたちよりは丸みのある方が使いやすいと思います。また、中身が見えない方がかわいいと思ったので、穴という穴を見せないように、ギリギリまで調整しました」。
機構面では、軽い力で押すことができるように、何度も試作を重ねたそうだ。「バネの太さが違うだけで、押し心地が全然変わってきます」。さらに、「1穴パンチだとどうしても高さが必要なのですが、それをいかに低く抑えるかを色々と模索しました」という。
コロンと丸みのあるキュートなデザイン。差し込む向きが分かるシボ加工を施している。
アイデア次第で色々な使い方ができる
このほかにも、アイデア次第で色々な使い方ができるだろう。「今までになかったアイテムなので、ユーザーの方がどんな使い方をされるのか、非常に興味があります。“こんな風に使っています”というのをぜひ発信してほしいですね」。ちなみに、先行販売している店舗で購入したという津坂さんの友人は、職場で宅急便の伝票をまとめておくのに使っているそうで、「とても便利」とのことだ。
穴が揃うのは素敵！
「“穴が揃ってなくてもいい”という人も中にはいるかもしれませんが、使ってみたら“キレイになるから良いね”と感じてくれると思います。とにかく、穴が揃うのは素敵なことです。苦労して作った書類が、まとめる段階でガタガタになってしまうのは悲しいので、ぜひ『かどそろ』を使ってキレイに揃えてほしいです」。
津坂直子リーダー
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