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【2021年Bun2大賞】ベスト文具1位「Write White」(学研ステイフル)受賞インタビュー

弊社では毎年、文具ファンの投票によりその年のベスト文具を決定する「Bun2大賞」を実施しているが、今年も「2021年Bun2大賞」の投票結果がまとまり、弊社発行の文具のフリーマガジン「Bun2」12月号や本サイトでベスト文具30を発表している(投票結果はこちら)。

2021年のベスト文具に選ばれた30点の文具の中から、上位3点の文具について受賞インタビューを実施。今回は、1位に選ばれた学研ステイフルのホワイトボードノート「Write White」(ライトホワイト)のインタビューを掲載する。

繰り返し使えるホワイトボードノート

ホワイトボードノート1.jpg学研ステイフルのホワイトボードノート「Write White」は、本文がホワイトボード仕様になっているので、何度でも書いて消すことができる。紙を消費しない、SDGsを意識したアイテムになっているのもポイント。2020年11月に第1弾を発売。SNSなどの口コミで多くのユーザーに注目され、すぐに増産となるなど、予想以上に大きな反響となったという。

アイデアを書き出したり、オンライン会議で使うなどテレワークで使用することを想定して開発したものだが、自宅での子どもの学習やお絵描きなど、幅広い用途に使えるのが魅力。

ホワイトボードノート2.jpg
「ビジネスだけでなく、医療現場で耳の不自由な患者さんとコミュニケーションをとるために使用したり、あるいは同人誌イベント会場でメッセージボードとして使用したり、さらには主婦の方が家事のToDoリストに使用するなど、幅広い使われ方をしています」(同社ホビー企画製作課古久保麻由さん)。

各ページの間に付いている透明シートは、書いた文字の保護カバーとして使用できるほか、筆記も可能(下写真)。さらに、「細書きにこだわった」という付属のマーカーは、0.8㎜の極細ペン先を採用しており、細かい書き込みや図表の作成にも使いやすい。

ホワイトボードノート3.jpg

また、男性だけでなく女性にも使いやすいカラーを選ぶなど、デザインにもこだわって開発したほか、多くの人に手に取ってもらえるように、価格面にもこだわったという。

ラインアップは、アイデアを膨らませたり思考を整理したいときに便利なB5(税込1,320円)と、持ち運びしたりデスクに立てかけるときに最適なB6(同880円)の2サイズ(各4色)に加え、自宅学習にも便利なA4サイズ(同1,650円、2色)も追加。このうちB6サイズは、表紙にすべり止めがついて立てかけやすくなっているので、卓上カレンダーのようにデスクに立てかけてToDoリストや電話メモとして活用できる。

「開発に苦労が多かった製品ですが、多くの方に手に取っていただけているので嬉しいです。使い方は無限なので、自分なりの使い方で生活を便利にしてほしいです」(古久保さん)。

なお、新アイテム「Write White +(ライトホワイト プラス)」が2021年10月に発売。仕事や暮らしに役立つ3種類のフォーマット(ToDoリスト・方眼・無地)が入っている。A5(税込1,320円)、B5(同1,430円)の2種。

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