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【コレ注目!】まるでドリルのような異色の金属製つけペン「DRILLOG」
北澤孝之(Bun2編集長)
現在好評配布中の文具のフリーマガジン『Bun2』8月号(Vol.97)では、本サイト編集長の高畑正幸文具王が連載記事「違いが分かる男の文具講座」で“インク沼周辺アイテム”を紹介しているが、その中で取り上げている「DRILLOG(ドリログ)」というつけペンがとても気になった。その名の通り、まるでドリルのような金属製のペン先を付けて筆記するのだ。未だかつて見たことのないこのペンは、果たしてどのような書き味なのだろうか。今回、「ドリログ」を展開するシオンにお願いして試用させてもらったので、そのレポートをお届けしよう。
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そしてドリルのようなペン先は、0.5㎜と0.8㎜の2種類。金属製なのでガラスペンのように割れる心配はないが、先端が細く(特に0.5㎜)、硬い床などに落としたら曲がってしまいそうなので、そこは気を付けて扱わなければと思う。
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使い方はというと、ペン軸のキャップを外してペン先を装着する。ネジを締めるように回しながら付けるので、まるで工具を扱っているような印象だ。ちなみに、ペン先を付けたままキャップをしめることもできるので、持ち運びにも便利。
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5種類のペン軸に一通りペン先を付けてみた。「クラシカルミラージュ」は、ギザギザのボディがより工具感を感じさせる。グリップ感はピカイチなので、手汗で滑りやすい人にはおすすめだ。
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「クラシカルスパイラル」は、多面体の軸にひねりを加えたしゃれたデザイン。軸に光があたると複雑な輝き方をして美しさを感じる。今回使った中では、この軸のデザインが個人的に一番気に入っている。
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「クラシカルマテリアルSUS」と「クラシカルマテリアルAL ペリドットイエローグリーン」は、見た目は同じだが、重さが全然違う。「クラシカルマテリアルAL」はアルミボディで軽いが、「クラシカルマテリアルSUS」はステンレス製で持つと手にずしりと重みを感じるので、「鉄の塊で書いているぞ」という気分を味わえる。
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「ツインズミラージュA」は、両側にペン先を装着できるツインタイプ。0.5㎜と0.8㎜の2つのペン先を使い分けることができるので便利だ。
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では、インクを付けて書いてみよう。今回使ったインクは、0.5㎜には銀座伊東屋 横浜元町で作ってもらった「Cocktail Ink(カクテルインク) 元町ブルー」を、0.8㎜にはプラチナ万年筆「ミクサブルインク」で作ったグリーンのインクを使ってみた。
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まずは0.5㎜。さすがの描線の細さだ。最初に書いたときにカリカリ感を感じたが、ちょっと筆圧をかけ過ぎていたようだ。やや力を抜いて筆記するように心がけたら、滑らかに書けるようになった。インクを一度付けたらどのくらい筆記できるのか、今回はあまり時間がなかったので試すことができなかったのだが、メーカーの方に聞いてみたら、0.5㎜のペン先でインクを付けたあと素早く直線を引いた場合だと、A4用紙1枚程度はいけるようだ。
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そして0.8㎜。同じく、程よい力加減で筆記すると滑らかに書ける。もちろん、万年筆とは異なる書き味で、ガラスペンともまたちょっと違う。
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ちなみに、アクセサリーも用意している。写真右は「ペンレスト」、左は多色インクパレット「カラーパドル」。
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万年筆やガラスペンともまたひと味違った書き味が楽しめる筆記具で、思った以上に滑らかさを感じた。インク沼の住人ならば大いに興味を惹きそうなアイテムだろう。現在、クラウドファンディングも実施しているので、気になる方はそちらもチェックしてみて下さい。
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