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【コレ買いました!】精悍なボディの頼もしい相棒「ジェットストリーム 4&1 Metal Edition」

北澤孝之(Bun2編集長)

人気のなめらかボールペン「ジェットストリーム」。中でも、ボールペン4色+シャーペンというオールマイティな多機能タイプの「ジェットストリーム 4&1 」は多くのユーザーに愛用されているが、その上位モデルとなる「ジェットストリーム 4&1 Metal Edition」(税抜 2,000円)が2020年10月21日に新発売された。

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文とびの記事も多くの読者に読まれたようで、実に多くの人がこのペンに関心を持っているようだ。かくいう筆者もその一人で、発売早々に手に入れた。カラーは、ガンメタリックとダークグリーンのどちらにしようか3日間ほど大いに悩んだ末に、ダークグリーンを選んだ。

購入した「4&1 Metal Edition」と、筆者が普段愛用している従来の「4&1」を並べてみた。ちなみに、この「4&1」は通常商品ではなくて、JR中央東線の特急「あずさ」をプリントしたJR東日本の限定商品だ(こちらの記事を参照)。

2.jpg軸の太さはどちらも同じで、グリップから先端は樹脂ではなく金属パーツになっているのも一緒だが、グリップは従来の「4&1」がラバー貼りなのに対してMetal Editionは金属を削り出して作ったローレットグリップになっている。よく見ると「Metal Edition」の方はグリップの上がくびれていて、そこからややスリムになっているので全体的に引き締まってみえる。なんか、「余分な脂肪は一切そぎ落としました」という細マッチョな体を思わせる、精悍なボディだ。

相撲で例えるなら、従来の「4&1」が安定感抜群の相撲を誇った北の湖のイメージで、「Metal Edition」が“ウルフ”の異名の通り切れ味鋭い相撲で他を圧倒した千代の富士ということになるだろうか。

このローレットグリップを握ると、金属の冷ややかな感触が指先に広がる。見るからに“金属の塊”感が半端ないが、アルミ素材なのでずっしりとした重量感というよりは、スポーティな軽快さを強く感じる。

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クリップと頭部の消しゴムキャップは黒く塗装され(アイスシルバーは除く)、さらに消しゴムキャップにもアルミ素材を使い、ここにもローレット加工を施すことで、上位モデルならではの風格が漂っている。これならば、スーツのポケットに挿していても悪くないかなと思う4.jpg

実際に使ってみると、このローレットグリップは握りやすく手によくなじむ。もちろん、従来の「4&1」のラバーグリップだって、グリップ力は高く、使い心地に何の不満もないが、「Metal Edition」のグリップを握っていると気が引き締まるような思いがして、「さあ、書くぞ!」という前向きな気持ちにさせてくれる。ちなみに、このローレットグリップは、製図用シャープペンなんかに使われているものと比べてみると、ギザギザ感が少なくて、ずっと握っていても手が痛くならない。それでいて、よほどのことがないかぎり手から滑り落とすことはないだろうという安心感がある。このグリップのお陰で、ジェットストリームの書き心地が、よりなめらかに感じられる気がする。

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“全部入り”の「4&1」は、これ1本あれば大丈夫という頼れる相棒だが、今回の「Metal Edition」はさらに頼もしくなったという印象だ。「4&1」ユーザーならば、使ってみて損はない1本だろう。

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