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【ラブリー文房具】取材ノートで愛用中! 「ロルバーン」の魅力とは?

北澤孝之(Bun2編集長)

以前にも別の記事でちょっと書いたが、筆者はリングノートを愛用している。何故リングノートなのかというと、まずリングタイプなので、折り返して省スペースで使える。そして、折り返せば、机のないところでも書きやすい。さらに、見開きにした場合にフラットになる。以上の3点の理由からリングノートを愛用しているのである。最近は、「水平開きノート」のようにフラットに開くことができる綴じノートもあるのだが、筆記スペースがそれほど広くないところでノートを使うことが多いので、どうしてもリングノートを優先してしまうのだ。

そんなリングノートの中でも、取材用のノートとして10年以上にもわたって愛用しているのがデルフォニックスの「ロルバーン ポケット付メモL」なのである。

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筆者が取材用に選んでるリングノートは、①本分が方眼罫②サイズはB6程度という条件を満たすもの。何故この条件なのかというと、以前貰い物で使っていて具合よかったリングノートがこのタイプだったからだ。

このうち方眼罫がいいという理由は、スタンダードな横罫だと、どうしても罫線の中に文字を収めなくてはいけないという意識が強くなってしまうが、取材メモは速記になるので、罫線をはみ出して多少乱雑に書いても気にならないものがよかったから。「ならば無地のノートでもいいではないか」と思われるかもしれないが、自由過ぎるのも、それはそれでとまどいがある。自由な方がいいけれど、ある程度規律があった方が安心なのは、我々の社会生活に通じるものがあるだろう。

そしてその当時、この条件に当てはまるリングノートが「ロルバーン ポケット付メモL」ぐらいしか見当たらなかった(ただし、ロルバーンのはB6ではなく、B6に近い変形サイズになるが)、というのが筆者の「ロルバーン」を選んだ理由になる。つまりは消去法でそうなったわけだ。

選んだ理由は冴えないが、使っているうちにいろいろとその魅力に気が付いた。まず、リングがしっかりとしていて、ページが開きやすいこと。表紙も厚みがあるので、折り返してデスクのないところで書きやすい。表紙についているゴムバンドのお陰で、移動中に手に持っていても、ノートが不意に開いたりしないのがありがたい。後ろのページに付いている透明なポケットも、取材時にもらった資料なんかを入れておけるので、何気に重宝している。

そして、表紙カラーのバリエーションが豊富なのも気に入った。色分けすることで何のノートなのか識別しやすいし、「次はこの色のノートにしよう」という購入のモチベーションにもつながる。ここに掲載した写真のノートはほんの一部で、もっといろんな色の「ロルバーン」を使っている。

現在使っているのは、昨年末にオープンした「DELFONICS 渋谷」で購入した限定商品。表紙に柔らかなPVC素材を使用したという今までにないタイプの「ロルバーン」だ(記事はこちら)。取材先でこれを取り出して使っていると、「あれ、珍しいノートですね」と言われることがよくある。

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ちなみに、相棒となる取材用のペンとして、パイロットのノック式万年筆「キャップレス」を長年愛用している。「キャップレス」については、また別の機会に詳しく取り上げたいと思う。

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最近は、新型コロナウイルスの影響で、メールでやりとりをする取材ばかりになってしまい、こうしたノートやペンが開店休業状態になっている。再び彼らの活躍する日が、一日でも早く訪れることを祈るばかりだ。

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