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【レビュー】巣ごもり消費で脚光! おうちの整理・収納におすすめなファイル3選

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千葉 勇

新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、政府は緊急事態を宣言し、国民全体に不要不急の外出自粛を求めた。緊急事態宣言は解除されたものの、多くのオフィスワーカーがテレワークを継続しているようだ。働き方が変わり自宅で過ごす時間が増えたことで、注目されているのが巣ごもり消費の拡大。中でも自宅の整理・収納関連グッズの売れ行きが好調だという。

そこで、数多ある整理・収納関連グッズのうち、おすすめファイル3選として、キングジムの「自分まとめファイル」「スキットマン 取扱説明書ファイル」「冷蔵庫ピタッとファイル」をピックアップ。その機能や使い心地をレポートしたい。

自分も家族も安心できるもしものための「自分まとめファイル」

トップで紹介するのは、新ブランド「arema(アレマ)」の第1弾として2020年4月17日に発売された「自分まとめファイル」(税抜4,800円)

キングジムによると、新ブランド「arema」は『ささやかな工夫は、特別。』をコンセプトに、アクティブシニアの前向きな暮らしをサポートする目的で立ち上げたもの。ちょっとの工夫やアイデアで、なにげない日々に驚きや感心、喜びを得られるような、張り合いのある日常を過ごしてほしいという思いをブランド名に込めたという。

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「自分まとめファイル」は、もしものときに備えることができる、ポケットファイルとフリーボックスの2冊1組のセット。この製品をおすすめする理由は、大切な書類や小物を2冊に分けて保管できるから。通帳や印鑑などは安全上、別々に保管することが推奨されているが、ポケットファイルとフリーボックスの2冊に分けて管理できる「自分まとめファイル」なら、別々の場所に置いておくことができ、すべてを1冊で管理するよりも高い安全性を保つことができるというわけ。

また、あらかじめ大事なものをまとめておくことで、自分や家族が入院するといった緊急時の手続きに対応できる点も見逃せない。


20200615king2.jpg上がフリーボックス、下がポケットファイル



ここからは詳しく製品を見てみよう。ポケットファイルは、診察券や通帳、契約書など書類の収納に適したファイルで、A4ポケット、2段ポケット、カードポケット、通帳ポケット、チャック付きポケットの5種類ものポケットを装備。書類のサイズごとに見やすく収納できるのが一般的なクリアーファイルとは大きく異なる。ポケットは、しっかりした透明のPPシートを採用。

A4ポケットは、表面にミニポケットがついた二重構造のため、A4サイズの契約書と封筒など、サイズの異なる書類を合わせて収納しやすい。

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2段ポケットには、A4三つ折りの契約書や年金手帳などの収納に便利だ。

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カードポケットには、保険証などのカード類を10枚収納することができる。


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通帳ポケットは1ページが3段に分かれていて、1段につき通帳1冊とキャッシュカード1枚を収納できる。

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チャック付きポケットには、領収書などの小さくて脱落しやすい書類の収納に便利だ。


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一方、フリーボックスは印鑑やカギなど、収納が難しい小物を効率よく整理できるボックス。貴重品以外にも、手紙や写真、家族からのプレゼントなど思い出の品を収納できるようになっている。小さくても立体的なものは意外と収納しづらいものだが、このフリーボックスがあれば、ほぼ問題なさそう。

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ポケットファイル、フリーボックスとも、本体は紙製の丈夫なつくりとなっていて、開閉はマグネット式。色はどちらも落ち着いた青色だが、フリーボックスのほうがやや濃い青色である。

付属品の簡易エンディングシートは、銀行の口座や保険の情報、過去の通院歴や知人の連絡先など、文字で残したい情報を記入できるようになっている。


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パスワードシートは、Webサイトなどのログインに必要な「ID/ユーザー名」と「パスワード」を別々に管理可能。シートはID/ユーザー名とパスワード部分を切り分けることができ、ポケットファイルとフリーボックスにそれぞれ保管できる。このシートに記入しておけば、パスワードが分からなくてログインできないという事態は避けられるだろう。

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パスワードシートはポケットファイル㊧とフリーボックス㊨に分けて管理できる



備えあれば憂いなし。緊急時に慌てないためにも、もしもの備えは必要だろう。巣ごもりしている今こそ、行動を起こすチャンスかもしれない。

ロングセラーの「取扱説明書ファイル」

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「スキットマン 取扱説明書ファイル(エコノミータイプ)」



続いて取り上げるのは「スキットマン 取扱説明書ファイル」。商品名の通り、取扱説明書を収納する専用ファイルだ。ロングセラーとなっているので、知っている人や使っている人も多いはず。

売れている理由は、A4サイズの取扱説明書に加えて、保証書、CD-ROMまでを1冊でまとめて収納できるからではないか。とにかく、これ1冊あれば取扱説明書探しに迷うことはなくなるはず。

取扱説明書に用途を絞ったファイルだが、実はパンフレットや冊子の保管に適していることも付け加えておきたい。

主な特徴は、①ポケットの取り出し口が大きく斜めにカットされていて、A4サイズはもちろん、B5やA5サイズの取扱説明書を収納しても出し入れしやすい。②保証書やCD-ROMなどの収納にぴったりのミニポケット。③厚めの取扱説明書にもしっかり対応する、丈夫な素材&マチ付き(最大8mmまで広げられる)。

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特に秀逸だと思うのは厚めの丈夫なポケット。マチもあるので、これならほとんどの取扱説明書をしっかり保管できるだろう。
(価格は、取扱説明書6冊収納タイプで税抜560円、12冊収納タイプで税抜910円)

なお、スキットマンシリーズは、家庭内のものをスキッと整理整頓できるファイルシリーズということで、用途別に使いやすい収納アイテムをそろえている。ラインアップには家庭の医療ポーチ、領収書ファイル、家庭の医療ファイル、冷蔵庫ピタッとファイル(見開きポケットタイプ)、通帳&カード収納ケースがある。

「冷蔵庫ピタッとファイル(見開きポケットタイプ)」

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スキットマンシリーズからもう一品。「冷蔵庫ピタッとファイル(見開きポケットタイプ)」(税抜1,140円)というユニークな商品名のファイルをおすすめしたい。この商品は、新たなファイルの置き場所として、冷蔵庫に目を付けたところが面白い。

主なポイントは、①冷蔵庫に貼って使えるマグネット式。②さまざまな紙類を整理・収納できる多彩なポケット。③表紙を閉じれば見た目もスッキリ。ホワイトボードにも早変わり。

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ファイル裏面に強力マグネットが仕込んであって、冷蔵庫に貼って使用できるのが最大の特徴。マグネット式なので取り外しは簡単。使用しないときは表紙を閉じれば中身が見えることはない設計。しかも表紙はホワイトボードになっているのがうれしい。家族の伝言板として利用できるほか、やることリストや買うものリストの記入など、活用法はさまざまだ。

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8つあるポケットはA4がたっぷり入るマチ付き。そのほか、レシピやクーポンの収納に便利なミニポケットも付いている。

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ファイルサイズはA4変形だが、ヨコ入れタイプのポケットのため、ページを見開けばA4だけでなくA3も広げたまま収納できるのも便利。

これ1冊あれば冷蔵庫のまわりがスッキリすること間違いなし。使ってみれば良さが分かるスグレモノだ。

まとめ

3つの用途別ファイルをピックアップして紹介した。同じファイルというくくりではあるが、大事な契約書や小物を収納するためのファイル、取扱説明書を収納するファイル、キッチンに置いておきたい書類を収納するファイルとさまざまなファイルが存在する。

何かを整理・収納したいときには目的に合ったファイルを選ぶことが重要なポイントである。その点で豊富なラインアップをそろえているファイル専門メーカーの製品はおすすめ。品質や機能性も優れており、信頼性は抜群。もし整理・収納したいものがあるのなら、まず目的に合ったファイルを探してみてほしい。

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