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【コレ買いました!】"ヌルヌル"書けるNAGASAWAオリジナル手帳リフィル

北澤孝之(Bun2編集長)

大阪・梅田茶屋町のMARUZEN&ジュンク堂書店梅田店2階に出店している「NAGASAWA 梅田茶屋町店」は、2019年3月にシステム手帳を中心としたコーナー「Journal Style」を新設(上写真)。システム手帳やダイアリー、手帳リフィルなどをずらりと揃えている(写真中央のテーブルではワークショップなどを随時実施)。

特に、システム手帳リフィルの品揃えはかなり充実しており、ナガサワ文具センターオリジナルのリフィルも多数用意している。写真の商品は、原稿用紙で有名な東京・浅草の満寿屋とコラボしたリフィルで、罫線の色はナガサワの人気オリジナルインク「Kobe INK物語」のインク色を採用しているのが魅力的だ。

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そしてもう一つのオリジナルシステム手帳リフィルが「NULL REFILL(ヌルリフィル)」。この名前、どこかで聞いたことがあると思ったら、ブング・ジャムの他故壁氏さんが当サイトで連載中の「月刊ブング・ジャム」で紹介していたものだ。この「ヌルリフィル」とコラボした商品を発売しているのだ。

ヌル1.jpg「ヌルリフィル」とは、耐水性が高く強度もある合成紙「ユポ」を使用したシステム手帳リフィル。このリフィルに万年筆で筆記したら、今まで感じたことのない、非常にヌルヌルと気持ちいい筆記感が得られるのだ。

ナガサワオリジナルとして販売しているのは、ミニ5穴システム手帳用のリフィル1種類。筆者はミニ6穴のシステム手帳を使っているので、これだとサイズが合わないが、あのヌルヌルの書き味を体感したかったので、一つ購入してきた。お値段は税抜650円。

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では、試し書きをしてみよう。ヌルヌルの筆記感を得るには太書きの万年筆がより効果的なので、手持ちのものでは一番太書きができるセーラー万年筆の「ふでDEまんねん」を使用した。立てて筆記をすると細書きになるが、寝かせて書くと太書きになる特殊なペン先の万年筆である。

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以前、他故さんの「ヌルリフィル」をちょっと試し書きさせてもらったので、このヌルヌルの筆記感は分かってはいるのだが、改めて書いてみると「!」という感嘆符しか出てこない。ヌルヌルだけど、スラスラではなく、何か紙に吸い付くような感触もあり、ちょっとひと言では言い表せない筆記感だが、ずっとこのまま書いていたいような衝動に駆られるのは間違いない。

ヌル4.jpgただし、耐水性がかなり強い合成紙なので、インクが全然紙に染み込まない。上写真の筆跡をみると、インクが盛り上がってツヤツヤしているのが分かるだろうか。筆跡がすぐには乾かないので、万年筆で書くのは本当は実用的ではないのだが、得も言われぬ筆記感を味わえるのは確かなので、「万年筆で書くのが大好きです」と言う人にはおすすめしたい。一度ぜひこの筆記感を味わってほしい。

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