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色も名前も超個性的! ペンズアレイ タケウチ(愛知・岡崎市)のオリジナル万年筆インク

北澤孝之(Bun2編集長)

先日、愛知県岡崎市の文具専門店ペンズアレイ タケウチを訪れる機会があった。同店は、名鉄東岡崎駅から徒歩15分、徳川家康が生まれた城として知られる岡崎城からも比較的近いところに立地している。同店は万年筆の販売にも力を入れており、オリジナルボトルインクも販売しているが、このインクが実に個性的な色ばかりで、万年筆ファンならば使いたくなるラインアップだ。このインクを、「文とび」読者のみなさんにご紹介したいと思います。

同店の万年筆売り場は2階にあり(上写真)、なかなか本格的な品揃えだ。私が訪れた時にも、真剣に万年筆を選ぶお客さんの姿があった。「ペンクリニックを開催するなど、アフターケアにも力を入れています。お客さんと顔見知りになって、会話をしながらセールスするように心掛けています」と話すのは竹内さちよGM。売り場には、竹内GMが個人で所有しているという貴重な万年筆も展示されていた。

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オリジナルボトルインクはやはり人気で、ネットからの注文も多いという。全9色の展開だが、中でも最近お店でよく出ているという色は、深みのある緑色の「シェーカーグリーン」、緑のような青のような書き始めと終わりで色が変わる「グリーンハート」、陽炎のような微妙な色相の「かげろう」など。このほかに、蛍光イエローの「危険な色」や、蛍光ピンクの「桃色のため息」など個性的な色ばかり揃えている。

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人気の3色を試し書きしてみた。下手くそな字ですみません。


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「危険な色は、実に鮮やかな蛍光イエロー。濃い色の紙に書いたら映えそうだ。

「人気の色はグリーン系が多いようですね」と訊ねたら、「青系のインクは、他にもいっぱいあるので、あえて青系のインクは作っていないんですよ」と大河内麻紀店長。なるほど、確かに青系の色は見当たらないようだ。そういうところが、我が道をいくような感じで面白い。ちなみに、インクの色だけでなく、名前も個性的なものばかりだが、これは全て竹内GMが名付けているそうだ。

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