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- 【連載】『小粋な手紙箱』 #42 コラージュでカード作り

【連載】『小粋な手紙箱』 #42 コラージュでカード作り
(社)手紙文化振興協会認定・手紙の書き方コンサルタントの田丸有子さんは、子どもの頃から「手紙魔」と呼ばれるほどの手紙好き。コンサルタントとして手紙文化を広めるために活動している田丸さんに、手紙の書き方のコツや手紙に関するトピックなどを毎月紹介してもらいます。
手紙で気持ちを伝えよう!
こんにちは。やっとやっと涼しくなりましたね。爽やかな秋の日、みなさんいかがお過ごしですか?
最近のマイブームは、ポストカードやグリーティングカード、マキシマムカードをコラージュして作ることです。コラージュとは性質も色もバラバラな紙や端切れなどを組み合わせて切り貼りし、1つの台紙にまとめた作品のことを言います。
コラージュするためには素材が必要なので、使えそうなものは普段から意識して集めておきます。コラージュ用の素材として売っているものもありますが、頂き物の包装紙とか、雑誌や新聞の切り抜きなど、貼れるものならなんでも使えます。日常に転がっているものをとっておいて使う方が個性を出せたり、アイデアの元になったりします。スタンプやシール、使用済みの切手などをアクセントにしてセンスよく仕上げます。
コラージュの何が良いかというと、家の中にある素材を組み合わせるだけで世界に一枚だけのオリジナルが出来上がるというところ。これといった法則もありませんし、組み合わせ方は自由です。適当でも最後にはなんとか様になるという気やすさも夢中になる理由の一つかもしれません。だからこそ作る人の個性が出るとも言えます。あれこれ貼り付けていくうちに思った以上に素敵なものが出来上がることもあり、そんな思いがけなさも面白いですね。
素材さえあれば誰でも簡単に作れるので、お子さんとご一緒に敬老の日のカードをコラージュしてみるというのはいかがですか?
手紙トピック
ついにシーリングスタンプの世界に足を踏み入れてしまいました。ずっと気にはなっていたのですが、なんだかどハマりしてしまいそうで避けていたのです。シーリングスタンプとは蝋を垂らして封かんするものです。中世ヨーロッパを舞台にした外国映画を見ているとたまに手紙にシーリングスタンプを押すシーンが出てきますよね。それを見て実は少し憧れていました。ろうそくの火で蝋を溶かし、スタンプするという古典的な行為がまた乙な気分にさせてくれます。それがきっかけで封かんについて調べていたら、これまた奥が深い! しばらく楽しめそうです。
今月のマキシマムカード

テーマ: ぶどうの美味しい季節ですね
葉書: 福田利之
切手: 和の文様シリーズ第4集
風景印: 山形県・山添郵便局
お知らせ
★手紙やメールの書き方の基本について通信講座があります。
忙しい人でも自分のペースで学べます。
楽しく学んで手紙上手になりましょう!
【入門講座 /通信講座「手紙の書き方講座」】
【ビジネスメール講座 /通信講座「仕事で差がつく!メール・文章の書き方講座」】
【美文字講座 /通信講座「仕事で差がつく!実用美字・美手紙講座」】
★ 体験講座も有ります!
【(社)手紙文化振興協会 体験講座スケジュール】
プロフィール
田丸有子 (たまるゆうこ)
(社)手紙文化振興協会認定・手紙の書き方コンサルタント
子供の頃から「手紙魔」と呼ばれるほどの文通好き。でも手紙の何がそこまで自分を魅了するのか、深く考えたことはありませんでした。講座を受けて一番良かったことは、手紙が私の憧れを実現する手段であると気付いたことです。自分を表現することで人に喜んでもらいたい。叶えるために出来ることは何かずっと探してきました。その表現方法こそ私にとっての手紙であり、魅かれる理由なのだと気付いた瞬間、「やっと見つけた!」そんな気持ちになりました。
また、郵趣のコミュニティに参加したことで、手紙にも色々な楽しみ方が有ることを知りました。私が今夢中になっているのは、葉書と切手、消印をコーディネートするマキシマムカード。いかにセンス良く仕上げて個性を出すか、考えるだけでワクワクします。
ブログ「Cordially yours」
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