オカモトヤは、Nebraskaと連携し、2023年10月2日午後7時から、文具専門店初（オカモトヤ調べ）の無人化営業にチャレンジする。対象店舗は「オカモトヤ虎ノ門店」で、午前10時から午後6時までは有人営業、午後7時から翌朝午前9時までを無人営業にし、有人無人の切り替え時間（前後1時間はクローズ）を設ける。


ビジネス街にある同店は、これまで午前10時オープンの午後6時閉店、土日祝日は休業という営業形態で運営してきた。デジタル化が進み、仕事をする時間や場所が大きく変化しているなか、同社では店舗の運営形態を新しくすれば、お客の要望にも応えることができるのではないかと考えたという。

そこで、店舗DXによって売り上げ増加とオペレーションの合理化を図るため、 Nebraskaが開発した店舗向けDXソリューション「MUJINストア」を活用し、有人・無人をハイブリッドに組み合わせた24時間営業モデルの実証実験を行うことにした。従来は営業時間外だった夜間・早朝の無人営業を可能にし、顧客の利便性を高めて売り上げ拡大を目指す。

また、無人化営業に伴うリスク対応とし、VAAK（バーク）の映像解析AI技術（映像から人物の動き、物体、他の人物や物体との関係など、100以上のポイントを抽出し、分析する手法 ※特許保有技術）とネットワークカメラを連携させることによって、防犯対策についても実証実験していく。

無人営業中の利用方法は次の通り。
①利用登録：１タッチで登録可能、オカモトヤのＬＩＮＥ公式アカウントを友だち追加
②入店：無人営業中は店舗入口の電子ロックが施錠状態。スマートフォンで店舗ドア横のQRコードを読み込むと認証・解錠され、入店できる（有人営業中は認証不要）
③会計：完全セルフ＆キャッシュレスで会計④退店：退出時は解錠操作は不要、退店後は自動ロックされる




今後は実験結果を検証しながら、文具業界における店舗DXにより各地の文具店への導入をサポートし、文具店の新しい形態を模索していく。また、この仕組みを利用することで創造できる新たなビジネスモデルの展開も検討している。


虎ノ門店：東京都港区虎ノ門1-1-24　第1オカモトヤビル