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【ニュース】三菱鉛筆が恒例の「第16回鉛筆けずり入社式」

文具のとびら編集部

三菱鉛筆は、2023年4月3日午前11時から、東京・東大井の本社で第16回「鉛筆けずり入社式」を実施。新入社員15人が小刀での鉛筆削りに挑戦した。

「鉛筆けずり入社式」は、新入社員たちが創業の原点である「鉛筆」を先輩社員に教わりながら小刀で削るというもの。削ることで筆記具としての持ち味を発揮する鉛筆のように、新入社員が入社後も自分自身を研ぎ続け、活躍してほしいという思いも込められているという。同社のロングセラー鉛筆「ユニ」が50周年を迎えた2008年からに始まり、現在は当社の恒例行事となっている。なお、「ユニ」は今年で発売65周年の節目を迎える。

当日はまず、数原滋彦社長が「この鉛筆けずり入社式は、当時の若手社員が『三菱鉛筆らしい入社式をしたい』ということで企画をしてくれました。社会人となって自己研鑽していくことと、当社らしい鉛筆削りということを掛け合わせた素晴らしいアイデアだと思います。当社は常に新しいことにチャレンジしているので、今回は新たに、削った鉛筆でデッサンを描いていただきます。コロナ禍でも継続して開催してきましたが、マスコミの皆さんにお披露目できる久々の機会ですので、ぜひ楽しんでいただければと思います」とあいさつ。

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続いて、新入社員(16人中15人が参加)が鉛筆削りに挑戦。先輩社員や報道陣が見つめる中、「2023.4.1 Welcome to Mitsubishi Pencil」と名入れされた鉛筆を小刀を使って削り始めた。ほとんどの人が刃物での鉛筆削りは未体験で、「力の加減が難しい」など悪戦苦闘しながら削っていたが、「意外と楽しい」「難しいけど楽しい」と前向きにチャレンジする姿が見られた。また、「小学校の授業で大きな鉛筆を削りました」という人や、「子どもの頃におじいちゃんに削り方を教わったので、その時の教えを思い出しながら削っています」という人も。さらに、「小学校から高校まで削っていた」という人は、手慣れた感じで、きれにい芯を尖らせていた。

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途中、先輩社員の山嵜佑樹さんが手本を示しながら、「両手の親指を刃の背に添えて、鉛筆の角を少しずつ削ぐように削る」など、削り方のコツを伝授。また、かつて同入社式で鉛筆削りに挑戦した先輩たちも直接アドバイス。その甲斐もあって、皆きれいに仕上げることができたようだ。

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この後、今回初の試みとして、削った鉛筆を使ってデッサンする“表現体験”を行った。デッサンのテーマは「木」。これから新入社員が大地に根を張り、栄養を取り込みながら日々成長していく姿を重ねて”木”をテーマに選んだという。同社で展開しているオンラインレッスン配信サービス「Lakit(ラキット)」で講師も務めている、デッサンのプロ集団「デッサンラボ」から講師を招き、その指導を仰ぎながら各自がイメージした木を描いた。

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最後に、入社5年目の先輩社員2人から新入社員へ
多様な考えを持った社員の中で、みんなが自分の意見を出し合って相互にレベルアップできるのは楽しいことです。ぜひ一緒に仕事して高めあっていきましょう」「一人ひとりが責任感を持って仕事をするということは大切ですが、困ったときは一人で抱え込まず、周りに相談できると思います。一緒にもっと良い会社にしていきましょう」と応援メッセージが贈られた。

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