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【特別公開】オカモトヤ 鈴木美樹子社長インタビュー「妊娠・出産・育児と働くこと」

文具のとびら編集部

文具業界の専門紙「旬刊ステイショナー」2023年1月5日号では、「生理・出産・子育て…働く女性の課題」をテーマに、文具業界における女性の働き方を特集。そのインタビュー記事をこのほど再編集し、メディアプラットフォーム「note」で有料公開しています。

今回、より多くの方に読んでいただきたいとの想いから、特集記事を特別に公開することにいたしました!


また同時に、「文具のとびら」上でも記事の一部を無料公開。少しでも興味がある方は、この特別な機会をお見逃しなく!


【旬刊ステイショナー特集「生理・出産・子育て…働く女性の課題」】

①オカモトヤ 鈴木美樹子社長インタビュー「妊娠・出産・育児と働くこと」(←今回はこちら!)
サンスター文具の生理関連用品「ルナプロジェクト」。企画から発売までの道のり
③「誰もが働きやすく。」文具メーカー・プラスの環境づくりとは

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東京・虎ノ門でオフィスサービスなどを展開するオカモトヤの新社長に、2022年に就任した鈴木美樹子氏。2人の娘の母親でありながら老舗企業のトップとして、女性の働き方を支援する新事業「Fellne(フェルネ)」の展開も進める。今回、妊娠・出産の経験と、働く女性を取り巻く環境について話を聞いた。



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鈴木 美樹子(すずき・みきこ)氏
東京都出身。成蹊大学経済学部卒業後、エドウイン入社。営業・企画・ブランド立ち上げ等を経験し、2006 年にオカモトヤ入社。1級建築施工管理技士・認定ファシリティマネジャーを取得。常務 取締役営業本部長を経て2014 年に専務取締役、2022 年に代表取締 役社長に就任。2度の出産・育休を経験し、社内の働き方改革・健康 経営等を推進している。
(撮影:ステイショナー編集部)


―社長に就任してから、「女性社長」と言われることが多いと思いますが、どう感じていますか。

 【鈴木】「女性社長」と言われることはあまり気にしていません。もともと私の考え方では、仕事では女性も男性もあまり関係ないので。女性の健康課題はあるにせよ、基本は変わらないです。女性の社長が珍しいからという理由で、メディアなどで取り上げていただいたことによって、オカモトヤが注目されることはありがたいことだと思っています。そういう意味では、メリットとして捉えています。

―2人のお子様がいらっしゃいますが、妊娠・出産を経て、また子育てをしながら仕事をすることのハードルについて、ご自身の体験も踏まえて教えてください。
 【鈴木】事前にもらったこの質問を見て、(大変だったことが)いっぱいありすぎて、どう答えたらいいんだろうと思っていました(笑)。育休後の復帰でもいろいろありましたが、基本的にずっと大変です。
 具体的にいうと、まず妊娠期。自分の妊娠が判ってから、つわりで気持ち悪くなります。その気持ち悪さをどう自分で抑えるかも大変でした。それから、例えばお腹の中にいる子どもが本当に五体満足で生まれてくるのかとか、お腹の中で死んでしまってないかとか、常に妊娠中は気にしているものです。だから、仕事だけのことを考えているわけではないし、自分の心と身体の変化があり、今までの自分とは違う。そういうところでまず大変さを感じました。
 また、家で寝ていれば腰痛があって眠れないし、夜に足はつるし、トイレは近くなるし。お腹が大きくなってくれば、仕事で椅子に座っているだけで苦しい。お腹が大きいから、胃が圧迫されて苦しくなるんです。最近は、妊娠35―36週で産休に入りましょうと決まっていますが、自分が体感してみたところ、30週を超えたら「休みたいな」という印象です。産前休暇は予定日の6週以内と決まっていますが、なんとなく(その根拠が)分かるなという気持ちです。以上のことだけで、わずか妊娠中の話です。

 産休に入っているときは、大体自分のペースで生活ができましたが、今度は産後です。例えば、日本は「自分のおっぱいで子どもを育てないと一人前の母親じゃない」みたいな価値観が一部であるんですよね。そうすると、「自分は母乳がでるのかな」とか不安があるわけです。それにみんな普通に(母乳が)出ると思ってますけど、開通作業のようなものがあって、それがすごく痛いんです。そのうえ、子どもの夜泣きで眠れず、3時間おきにおっぱいをあげる。常に自分は子どものミルクタンクと化して、泣けばミルクをあげて……という生活をずっとすることになります。
なので、社会からの疎外感というのが非常にありましたし、仕事をしてきた人はよりそれが感じられるんじゃないかなと思います。なぜなら、生産性が一切ないんです。一日中家にいて、子どもにおっぱいあげて、ご飯を食べて、買い物に行って、それなのに自分の仕事もしていない。一般的には(子育ては)それが立派な仕事だと言いますけど、当事者はそうは思わないんですよね。そういう部分は、本当に大変でした。これだけでまだ産後の話です(笑)。
続きはnoteで公開中(税込320円)

【この後の内容】
・仕事や日常で感じる男女のギャップ
・オカモトヤの女性社員に向けた研修とは
・"月経"社内で話せる雰囲気に
・新事業「Fellne」と「災害用レディースキット」への想い
・今後の文具・オフィス業界について思うこと

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