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【ニュース】東京・杉並の「文具のヨシダ」がリニューアル!「たのしい文具クラブ」も再開

文具のとびら編集部

東京・杉並の和田商店街に店を構える「文具のヨシダ」。店主・三木由紀さんの祖母の時代から始まり、1964年から現在の場所で営業している。商店街の人々に愛されながら店を続けてきた同店が、2022年8月にリニューアルをした。

今年に入り、店舗の天井裏に水が溜まっていることが分かった同店。
建物の改修を行うのを決めるとともに、三木さんのかねてからの希望もあり、同時に店内の改装も行うことに。2022年7月下旬から約1カ月間店舗を休業し、その間、三木さんと娘さんの二人三脚で、工事に必要な店内の片づけや開店に向けた復旧に奔走した。

棚.jpg特注の棚。インクやボールペン、ノートが整然と並んでいる

店内でひときわ目を引く木製の棚は特注品。 三木さん母娘の趣味である文具店巡りも兼ねて、さまざまな文具店の棚を見て回り参考にしたとのこと。「1本1本掛けて見せるのがいい」、「在庫をストックするスペースもほしい」など要望を職人に伝え、コンパクトな店内でも圧迫感のない、明るめなブラウンの棚に仕上がった。この棚には、万年筆やボールペンなどの高級筆記具、インク、高級ノートなど大人向けのアイテムがそろう。

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かつて流通していた「Valentino Garavani」のボールペン


もちろん、街の文具店らしさも残した。三木さんが「在庫が残っていたんです」といって陳列しているのは、かつて三菱鉛筆から販売された「Valentino Garavani」のボールペン。こうした珍しいものや他店ではあまり取り扱いのないようなものを”宝探し”のように見つける楽しさも大切にしているという。
「古い棚を捨てて、ほとんどを新しいもの替えました。でも、全部替えてしまうと今までの商品が入らないのと、多くの商品の中からお客様が探し出す楽しさが無くなってしまうので」と三木さんは言う。

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写真右側は手作りのライフログ。シールを買う時の参考になる


店内には、三木さんの細やかな工夫も光る。週末には他の文具店へ出かけて自店にない商品を取り寄せたり、手帳のデコレーション例を作りディスプレーしたりして、訪れた人がワクワクするような環境を作っている。

さらにコロナ禍で休止していた、一般客とワークショップなどを行う「たのしい文具クラブ」の活動も、この9月から再開した。 

三木さんは「時代に合わせて店も変えていかないといけない。ネットでは何でも買えるけど、その良さは実際に手に取ってもらわないと分からないので、ここに来て文具の良さを知ってもらえたら」と話している。

【文具のヨシダ】
住所:東京都杉並区和田2-44-12
営業時間:11:00~18:00
定休日:日・祝・ほか不定休
Instagram:yoshibun_bung

◆たのしい文具クラブ 部員募集◆
記事中でご紹介した文具のヨシダの「たのしい文具クラブ」では、以下の要領で部員を募集しています。
●内容:部員同士の文具トーク、文具を使ったワークショップ
●頻度:年6回
●料金:ワークショップの材料費(都度払い)
●場所:文具のヨシダ店内(東京都杉並区和田2-44-12)
お申し込みは、電話(03-3381-6918)または「文具のヨシダ」インスタグラムにDM

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