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【イベント】現役大学生とのコラボ製作 「PLOTTER」アップサイクルレザー製品の初お披露目

デザインフィルが展開するプロダクトブランド「PLOTTER」によるオフィシャルイベント「PLOTTER スペシャルポップアップストア with KOKOROISHI」が、2021年12月4~5日に開催された(関連記事はこちら)。会場は東京・神宮前のオーダーソファショップ「SOFA FACTORY KOKOROISHI」(心石工芸)。初日には店舗の前に行列ができるほど、多くのファンが訪れた。

同イベントでは、現役大学生とコラボレーションした「アップサイクルプロジェクト」開発製品の初お披露目がなされた。今回発表されたのは、「スリムレザースリーブ」「ロールペンケース」の2アイテム。

PCケースヨリ.jpg

デザインフィルでは2020年春から「未来のプロッター応援プロジェクト」と題し、PLOTTERの未来のユーザー像である現役大学生との活動を行ってきた。

この活動は同ブランドのコンセプト「自分の夢に向かって未来を切り拓いていくPLOTTER(人)をサポートするツールを展開するブランド」のもと、大学生による情報発信メディア「ガクセイ基地」のメンバー3人とコラボレーションしたアップサイクルプロジェクト。

同プロジェクトには、上智大学文学部新聞学科4年の鷲見萌香さん、多摩美術大学環境デザイン学科4年のダン・トラン・タオニーさん、情報経営イノベーション専門職大学2年の丸田大貴さんの3人がメンバーとして参加。

1.jpg会場となった「KOKOROISHI」の様子

現役大学生とのこうした取り組みの中でオーダーソファショップKOKOROISHIとのつながりが生まれ、「製造過程で生じる端革(やむを得ず余ってしまった革)を活用できないだろうか」という共通の思いから今回のアップサイクルプロダクトが誕生した。

ソファーや靴など、さまざまなものに使われている”食肉の副産物”としての「革」。その製造過程で生じてしまう端革が”副産物の副産物”としてエシカルな製品に生まれ変わった。

ケース大容量.jpgダンさんが実際に使っている「スリムレザースリーブ」

「スリムレザースリーブ」は、”大学生が授業に必要な最低限の荷物をコンパクトに収納できるように”と今回発案された本革のPCケース。現役大学生の「授業で使うPCと周辺アイテムを持ち歩けるケースが欲しい」という声を心石工芸の協力のもとPLOTTERがカタチにした。

中に仕切りが設けられているため、PC以外のデバイスも一緒に持ち運べる。ワンタッチのばね口機構を取り入れ、出し入れする際に無駄な動作がないのもポイントだ。税込9,020円。「ロールペンケース」(同5,500円)とともに本イベントで先行販売され、いずれも今後は、素材である本革の端材が入手されたタイミングで生産されるという。


プロジェクトに携わったメンバーの一人、ダンさんは「使い勝手の良い"ゆとり"のある収納ケースが欲しいと3人で話し合っていました。今回の製品はPCだけでなくタブレットやほかのものも入るし、ワンタッチのバネ口なのでマジックテープのように音が気にならないのも良いところです。

でも一番のおすすめポイントは端革を活用している点です。革という上質な素材というだけでなく、環境にも良い。そういう"良いもの"を使っているんだと自信や誇りになります。それにPCケースってあまり買い換えないものなので『だからこそ良いものを』と思って手にしてもらえたら。いろんな人におすすめしたいです」と語っていた。


なお3人が所属している「ガクセイ基地」は学生が社会に出るまえに自分の「好き」を見つけるのを手伝うための情報発信メディア。大学生らが集い、自ら企画・取材・記事作成を行っている。今回のプロジェクトの内容は「ガクセイ基地」内で公開されている(記事ページはこちら)。

イニシャル.jpg「6穴レザーバインダー」へのイニシャルハンドペイント

カスタマイズの様子.jpg限定レザー12色・バックプレート2色から自由に組み合わせできるバインダーカスタマイズ

会場ではこのほか、限定アイテムとしてさまざまな革を用いた「マウスパッド」「本革デスクマット」「リフィルメモパッド」の販売、さらに靴職人村上塁さんによるレザーバインダーへのアンティークカスタマイズや、イニシャルのハンドペイント、オリジナルバインダーのカスタマイズなど、多数のイベントも催された。リアル会場でのこのイベントは老若男女の「PLOTTER」ファンでにぎわった。

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