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【ニュース】安全基準に準拠した非フタル酸系可塑剤を使用した消しゴムを日本および世界市場へ提供

ぺんてると、ドイツの総合化学会社BASFの日本法人BASFジャパンはこのほど、ぺんてるが製造・販売する「Ain(アイン)」および「Hi-POLYMER(ハイポリマー)」ブランドの全てのPVC(ポリ塩化ビニル)製消しゴムにおける可塑剤を、BASFの非フタル酸系可塑剤「Hexamoll® DINCH(ヘキサモールディンチ)」へ完全に切り替えた。

これに伴いぺんてるは、BASFが展開するアジア太平洋地域での「Hexamoll® DINCH トラステッド・パートナーズ」の一員となり、 両社は共同ブランディングを進めていく。そのブランディング活動の一貫として、消しゴムのパッケージに原料の製品ブランド「Hexamoll® DINCH」の表示を行う。ぺんてるが製造販売する消しゴム製品は、ぺんてる製品を販売する世界各国で入手可能。

可塑剤は、堅いPVC樹脂やゴムなどを軟らかく、しなやかにするために添加される化学品で、消しゴムの製造にも不可欠な材料。現在、フタル酸系可塑剤が国内市場の約8割を占めている。一方、フタル酸系可塑剤については、安全性の観点から近年欧州を中心に規制が高まっている。

こうした状況の下、ぺんてるは日本および台湾におけるPVC製消しゴムの生産工場で使用してきたフタル酸系可塑剤を、BASFの非フタル酸系可塑剤であるHexamoll® DINCHに完全に切り替えた。2020年時点で、ぺんてるが生産する消しゴムのうちPVC製は約80%を占め、日本や海外の店舗で販売されているぺんてるのPVC製消しゴムには、全てHexamoll® DINCHが採用されている。

「私たちは、“Discover the best“をモットーに、ものづくりにおいて、最高の技術(Technology)、最高の品質(Quality)、最高の書き心地(Feeling)を導き出したいという思いを込めてものづくりを行っています。なかでも、当社の消しゴムは、消去性、消しくずの少なさ、耐折れ性において、トップレベルの品質を誇る主力商品群です。可塑剤をBASFのHexamoll® DINCHに完全に切り替えたことで、より環境や人に優しいといった付加価値が加わりました。現在は、日本およびアジアを中心に販売していますが、今後はグローバル市場での販売にも注力していきたいと考えています」(ぺんてる川崎貴昭製品戦略部長)。

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