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【ニュース】「第29回 日本文具大賞2020」グランプリ決定

「第29回 日本文具大賞」の表彰式が2020年9月2日午後2時から、東京ビッグサイトで開催中の「第31回 国際 文具・紙製品展 ISOT夏」会場内で行われ、グランプリ製品を発表した。機能部門グランプリは「ホントの紙ねんどつくるキット」(相馬)、デザイン部門グランプリは「毎日使いたいガラスペン BRIDE/GROOM、インクポット BOUQUET」(ハリオサイエンス)がそれぞれ受賞した。

*優秀賞受賞製品はこちら

(受賞者が記念撮影:上写真は機能部門受賞者、下写真はデザイン部門受賞者)

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機能部門グランプリ

相馬の「ホントの紙ねんどつくるキット」は、紙屋が厳選した紙100%で出来る紙ねんど手作りキット。紙ねんどづくりに必要なものがすべてセットされており、誰でも簡単に作ることができるだけでなく、紙ねんどがどうやってできるかを学ぶ事ができる。

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「1964年から紙卸業を営んできましたが、リーマンショック以降はペーパーレス化で下降の一途をたどってきました。そこで、紙で何か新しいことができないかを考えて生み出したのが『紙のコト』というブランドです。第1弾の『ホントの紙ねんどつくるキット』の商品化に約2年を費やしました。この受賞を励みに、今後も紙でできることを考え、新しいコト作りに努めていきたいです」と久保田社長。

デザイン部門グランプリ

ハリオサイエンスの「毎日使いたいガラスペン BRIDE/GROOM、インクポット BOUQUET」は、ガラスペンは実用的な筆記具であってほしいという想いから、安心感のある太い軸、持ち運べるコンパクトな長さに仕上げたもの。インクポットに必要な分だけのインクを移せば、インクの劣化を防ぐことができる。

e4319c814459f75e284997dc2e7e970f9af2a9f3.jpg「私どもは、理科の実験で使うビーカーやーフラスコ、コーヒーサーバーやガラスの急須などを『ハリオ』というブランドで製造・販売していて、この業界とは全くの無縁でした。今回のガラスペンも、装飾品ではなく、実用品として日々持ち運びできるものを開発しました。私どもの作る耐熱ガラスは、業界の中でも、世界で一番透明なガラスです。この透明なガラスにお客様の思いをのせて、色々な表現をしてもらいたいと思います」と柴田社長。

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