シヤチハタは、新型コロナウイルスの感染拡大対策として在宅勤務を導入する企業が増えていることを受け、簡単に捺印・回覧ができるクラウド捺印サービス「パソコン決裁 Cloud」を 2020年6月30日まで無料開放する。

同社は業務上必要となる稟議書などへの物理的な印鑑を使った決裁に代わり、場所を選ばず決裁・捺印手続きができるクラウドサービス「パソコン 決裁 Cloud」を提供している。

電子印鑑サービス「パソコン決裁 Cloud」は、稟議申請書、届出書、見積・請求書、注文・注文請書などの捺印・回覧を全て電子化したオールインワンのクラウド電子決裁サービス。 「パソコン決裁 Cloud」では、大切な印鑑類を引き出しや金庫などから取り出したりすることなく、パソコン・スマートフォン・タブレット端末の WEB ブラウザ上で簡単に捺印・回覧することができる。

電子印鑑…認印はすぐに作成・利用可能。現在利用中の印鑑をそのまま電子化。角印やサインなど、なんでも電子印鑑に。

捺印…スマホ・タブレットにも対応で、いつでもどこでも捺印ができる。捺印履歴が残るので、安心・安全。

文書回覧…宛先を指定してメールで回覧。回覧状況確認も承認もオンラインで。社外のユーザー登録無しで利用可能。

同社では、新型コロナウイルスの急激な感染拡大という非常事態における事業継続対策としてテレワークをスムーズに行うことができるよう、印鑑数の上限なく、会社印などの全ての電子印鑑を無償で提供するという。

舟橋正剛社長は「この度の新型コロナウイルスの感染拡大は、経済活動に甚大な影響を及ぼし働き方においても制約が日に日に増しております。また、私たちの生活への影響は計り知れないものとなっております。そのような中、私どもは長年に渡りビジネスに欠かせない承認を担保する『捺印』に携わる会社として、この非常事態に何ができるかを思案しておりました。そこで、以前より取り組んでおりました電子文書にも捺印ができる電子決裁サービスを費用の負担なくご利用いただき、企業活動の制約を少しでも軽減できればと考えました。一刻も早くこの事態が収束することを願っております」とコメントを発表している。