フェニックス・シーガイア・リゾートの「レタールーム」が、2019年度グッドデザイン賞（関連記事）を受賞した。

レタールームは、 2016年8月1日にシェラトン・グランデ・オーシャンリゾート2階の宿泊者専用ラウンジ「風待ちテラス」内にオープン。シーガイアのあふれる魅力を表現した多彩なポストカードや、万年筆や特別な色鉛筆などの上質なツールが揃い、大切な誰かに旅の思い出を手紙で残し、伝える事ができる。 SNS全盛の今だからこそ、 “手紙”の持つ魅力を体感きる場として好評を博しており、これまでに38,000通を超える手紙が投函されているという。


「レタールーム」は、「風待ちテラス」の一番奥に位置しており、英国調の落ち着いた内装に、シーガイアのあふれる魅力を表現した多彩なポストカードが揃っているほか、パーカーの万年筆をはじめ、ドイツ・ファーバーカステルの色鉛筆、天然ゴムから作られた大阪・ゴービーのスタンプなど、手紙を書く気持ちが高まる上質なツールを用意。思わず手紙を書きたくなる空間となっている。



英国調の内装のレタールームには、手紙を書くだけでなく“手紙そのもの”に関心や魅力を感じてもらえるよう、手紙をテーマにした本が揃い、自由に読むことができる。また、レタールームコンシェルジが常駐し、手紙を書く手伝いや預かった手紙の管理をしている。



英国のアンティーク家具をリメイクしたポストには3つの投函口が用意されている。“大切なひとへの手紙”と書かれた投函口に入れると切手代をホテルが負担し郵送（海外もOK)。 旅の思い出を大切な人に伝える事ができ、“未来への手紙”に投函すれば最長20年間レタールームに保管され、将来の自分や生まれてくる子どもへ手紙などを残すことができる。そして、“あてのない手紙”に投函された手紙は一定期間レタールームに飾られ、「大きくなったらまたパパとママとここにきたい」という子どものかわいい字で書かれた手紙や、 “本当はあなたと一緒に来たかった” という気持ちが溢れている儚いラブレターなど、様々なストーリーが残されている。