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【ニュース】2019年度グッドデザイン賞発表、ベスト100に文具2点選出

公益財団法人日本デザイン振興会は、2019年度「グッドデザイン賞」の受賞結果を、2019年10月2日(水)に発表した。

2019年度グッドデザイン賞は、4月3日に応募受付を開始し4,772件の応募を対象に審査を実施した結果、過去最多の全1,420件の受賞が決定。文具製品も多数受賞している。このうち受賞デザインで特に高く評価された「グッドデザイン・ベスト100」には、文具ではマックスのホッチキス「HD-10TL」とデザインフィルの定規「ノンスリップアルミ定規」が選ばれている。なお、ベスト100の中から「グッドデザイン大賞」「グッドデザイン金賞」「グッドフォーカス賞」(新設)を決定、10月31日に発表される。

また、長年にわたって人々から支持され続けてきた商品などのデザインに贈られる「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」受賞15件も発表。文具ではDKSHジャパンの筆記具「ラミーサファリ」が選出されている。

文具関連での受賞結果は以下の通り。

グッドデザイン・ベスト100

ホッチキス「HD-10TL」(マックス)

「可変倍力機構(RAT)」搭載により、「握りやすい本体高さ」や「広いとじ口」など使いやすい仕様でありながら、とじる力が約50%軽減(同社比)となる「軽とじ」機能も兼ね備えたホッチキス。10号針を3連(150本)装てんすることが可能なロングマガジンの採用により、使用量が多い人にとっても便利。

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定規「ノンスリップアルミ定規」(デザインフィル)

作業中のずれを防止する滑り止め加工を施したアルミ素材の定規。線を引くときやカッターで切るときに、不用意に手が滑ってペンやカッターがずれてしまう不便さを解消した。定規の背面にエラストマー製の滑り止めを付けているので、定規の中心を軽く押さえることで背面が紙面と密着。しっかり止まって作業中に定規がずれてしまう心配がない。一方で、定規の下側を押さえると滑り止めが浮き、スムーズに定規を動かせる。長さを測るときには、滑らかに動き、線を引いたり、切ったりするときにはしっかりと固定する安定感を両立した。

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このほか、コクヨのミーティングチェアー「エニー」もベスト100に選ばれている。

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グッドデザイン賞

鉛筆「HOKUSIGN(ホクサイン)」(クツワ)

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特殊製法の折れにくい芯を使用し、3Bや4Bなどの濃い芯でも折れずに描け、極細2㎜芯なので細い線も濃くなめらかに描ける鉛筆。また、黒鉛が飛び散りにくいので、手が汚れにくい。軸色には、浮世絵師・葛飾北斎をイメージした“北斎ブルー”を採用。HB、B、2B、3B、4Bの5種類。
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色鉛筆 「色辞典36色セレクトセット」(トンボ鉛筆)

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花・動物・山の風景などを描くのに最適な自然から集めた美しい色からなる36色の色鉛筆セット。初めて色鉛筆画を描く人でも使いやすい色内容、描き方のコツがわかる解説書付、本棚に置けるデザイン性の高いケースで色鉛筆を身近に楽しんでもらえる商品を目指した。

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シャープペンシル 「鉛筆シャープTypeMシリーズ」(コクヨ)

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鉛筆のようになめらかに書けて折れにくい太芯シャープペンシル「鉛筆シャープ」の上位モデル。メタルグリップの「TypeMx」(写真上)と、ラバーグリップの「TypeM」(写真下)の2タイプで、各0.7㎜、0.9㎜、1.3㎜の3種。

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筆記具「ボールポイントペン、メカニカルペンシル」(デザインフィル)

プロッター.jpg書く人の創造力を膨らます「PLOTTER(プロッター)」のための筆記具「ボールポイントペン」と「メカニカルペンシル」。どちらも道具らしさと美しいフォルムを演出するために回転繰り出し式を採用。真鍮製の軸全体にローレット加工を施すことで、さまざまな握り癖にもフィットするグリップ感とすべりにくさを実現。力を入れなくてもペン本体の重さとペン先に重心がくる低重心設計により、書きやすく仕上げている。また、薄型のクリップは、レザーバインダーのバックプレートをイメージさせるデザイン。「ボールポイントペン」は中性ゲルインク、「メカニカルペンシル」は0.5㎜芯を採用した。

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ボールペン「ブレン」(ゼブラ)

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ペン先やペン内部で生じる僅かな振動や、ペンの自重により発生する「ブレ」を解消し、新しい書き心地を実現したボールペン。ペン先を軟質の振動吸収部品によりホールドすることで先端のぐらつき・ガタつきを解消したほか、ノック内部にサスペンション機能を果たすバネを配置して、筆記時にノックがカタカタと振動することを防止した。さらに、真鍮のオモリを内部に配置することで重心を下げ、遠心力によりペン全体が振り回される量を抑制している。インクは濃くなめらかなエマルジョンインクを採用。

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stationery「Enjoy Writing - Pressure sensitive Gel pen」(Shanghai M&G Stationery・中国)

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水性サインペン「EMOTT(エモット)」(三菱鉛筆)

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商品のデザイン性にこだわり、8つのカラーグループからなる全40色の多彩な色調の水性サインペン。ペン芯をアウターで覆うことでペン先がつぶれず、耐久性のある折れにくいストレスフリーなペン芯を採用。様々な筆記角度での使用ができるだけでなく、描線幅が変わらずに0.4㎜の細い線を描き続けられる。

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ノック式水性カラーペン「クリッカート」(ゼブラ)

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キャップがなくても乾かない新開発の「モイストキープインク」を搭載したノック式の水性カラーペン。黒など濃い色の上から薄い色でぬっても、濃い色がにじまないのも特徴。36色のカラーバリエーションがあり、好きな色を複数使用することで自分らしさを演出できる。
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筆ペン「瞬筆」(パイロットコーポレーション)

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新開発の“速乾インキ”を搭載し、筆跡が1秒で乾く筆ペン。筆跡がすぐに乾くので、手や書いたものが汚れない。コシがあり、まとまりやすい「本格毛筆」と、気軽に使えるサインペンタイプの「小筆」の2タイプを用意。(パイロットコーポレーション)

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ペンケース「たおれないペンケース 『オクトタツ』」(キングジム)

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ペンケースの底面に吸着パッドと衝撃低減バネを内蔵することで、机に置くだけでピタッと密着して自立する、たおれないペンケース。吸着パッドはペンケースを置くだけで机の表面にしっかり密着し、木製机でも倒れない。Sサイズは約8本、Mサイズは約15本収納。(キングジム)
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印鑑 「オウ」(はせがわ)

印鑑.jpg印鑑の本質的な役割を原点から見つめ直した印鑑。本体のくびれが指先を無意識に誘い、まるで身体の一部となって印を写し出すような感覚で、持ち主の意思や決断の証である印影をブレず明瞭に写し出す。


カッターナイフ 「オルファ キッター」(オルファ)

キッター.jpg小さな子どもでも思いのままに切ることを楽しめる、これまでになかった安心設計のカッター。刃の露出を極力減らすことで起こりうるケガを最小限に抑えているため、大人も安心して見守れる。「折る刃式」はそのままに、カッターの使い方を自然に学びながら切る体験を通して創造力を育てる、新しい知育道具として生まれたデザイン。

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カッター 「オルファ カイコーン」(オルファ)

1.jpgあらゆる現場において発生する開梱作業をより安全なものにしようと開発した安心設計の開梱用カッター。安全管理への意識・需要が高まる現場での要望に対応したデザインで、作業員のケガのリスクを軽減する。また、安全性だけでなく切れ味や耐久性、洗浄性にこだわり、機能性にも優れたデザインになっている。

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テープカッター 「XSテープカッター」(デザインフィル)

1.jpg12㎜幅×5m巻きのセロハンテープが内蔵された極小サイズのテープカッター。常備用として常に携帯しやすく、外出先でのちょっとした封留めや工作作業に最適。極小サイズながらもテープを指ですくい上げるスペースをしっかりと確保し、軽い力で切り口がまっすぐ切れる特殊加工刃を使用するなど使いやすさを追求した。

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テープのり「ピットエアー」(トンボ鉛筆)

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テープ走行をコントロールする「エアータッチシステム」(特許取得済)をテープのりで初めて採用。最後まで驚くほど軽く引ことができる。さらに、平面接着力と曲面接着力の双方にすぐれた新配合のり(特許出願中)や、新開発の網目状の「パワーネットテープ」を採用。強い粘着力と良好なのり切れを両立させた。
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粘着用品「GLOO(グルー)」(コクヨ)

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nendoと協業して、スタイリッシュなデザインと、高い機能性、使いやすさを追及した接着・粘着用品の新ブランド。「角までぬりやすいスティックのり」「持ち方えらべるテープのり」「色が消える瞬間接着剤」「片手で軽く切りやすいテープカッター」の4アイテム。
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付箋 「丁箋」(コクヨ)

コクヨ付箋.jpg本に美しくなじみ、丁寧に使い続けてもらえるような付箋。普段使い慣れた付箋の先端がT字であることで、本から無造作にはみ出すことなく、いつまでも本になじみ、いつでもその発見の瞬間に舞い戻ることができる。紙は、自然の温もりとやさしさを感じさせる、素朴な味わいのものを使用している。


ID Card Holder「COMPANY ID」(MARKT Corp・韓国)

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ノート「BETWEEN(ビトウィーン)」(ショウワノート)

ショウワ.jpg180°水平に開く大人向けの新しい「水平開きノート」。従来のノートでは、製造上どうしても中央部分(のど)が沈んでしまい、見開きで文字や図を書くのが不便だったが180°フラットに開く水平開き製本なので、中央の段差を気にせずに見開きでストレスフリーに使え、文字や図が書きやすい。水平開きの機能を分かりやすく伝えるために、ノートを開いたままのパッケージも採用。


クリアーホルダー「ぴったりすっきりホルダー」(プラス)

定形封筒に”ぴったりすっきり”入るサイズのクリアーホルダー。三つ折り、四つ折りの書類や写真を入れて定形郵便で郵送可能。大切な書類をシワや水濡れから守り、コンパクトだから持ち歩きにも便利。ホルダーを親指でめくりやすい”ウェーブフィンガーホール”形状を採用。スリムなホール形状で書類がはみ出にくくなり、汚れや折れも安心。

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デジタルメモ「気づかせメモ『カクミル』」(キングジム)

液晶画面にタッチするだけですぐに起動し、紙にペンで書くようなアナログ感覚で手書きのメモを記録することができるデジタルツール。画面には電子ペーパーディスプレイを採用し、書いたメモを常時表示させることが可能。また、メモにはアラーム設定ができるので、忘れてしまいがちな予定やTo Doリストをアラーム音と画面表示でお知らせする。

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電子メモパッド「boogie board(ブギーボード)BB-12」(キングジム)

何度も描いて、すぐに消せる、ふせんサイズの電子メモパッド。筆圧によって線の太さが変わり、ハイコントラストで見やすい液晶。ボタンを押すと画面を消去できて、繰り返し使うことができる。本体裏面にマグネットが内蔵されているため、金属製の壁はもちろん、デスクや冷蔵庫に貼り付けてふせんのように使用することができる。付属のマグネットシールを使用すれば、マグネットのつかない場所への貼り付けも可能。

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ラベルライター 「ネームランド イーマ」(カシオ計算機)

ネームランド.jpgお名前ラベルや収納ラベルを専用スマートフォンアプリの操作で簡単に作れるラベルライター。いつでも気軽にラベルを作れるように、リビングやショップに据え置いて使用する状況を想定。ターゲットである女性がそばに置いておきたくなるような、インテリアに馴染む佇まいを目指したデザインになっている。

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ラベルプリンター 「P-touch Candy PT-PR10BT」(ブラザー工業)

ピータッチ.jpg中国の10代後半-20代前半の女性をターゲットとしたラベルプリンターのトータルデザイン。スマホApp上で、生活を楽しむラベルコンテンツを配信し、編集印刷もできる。P-touch Candyがあれば、持ち物をかわいくアレンジしたり、身の回りを整えたりと、おしゃれな暮らしが実現できる。


家庭用カッティングマシン「スキャンカットDX SDX1200/SDX1000」(ブラザー工業)

ブラザーカッティングマシン.jpg紙や布などの様々な素材を自由な形状にカットできる家庭用のカッティングマシン。手作業では難しい複雑な形や厚紙のカットを高精度で簡単に行うことができる。スクラップブッキングやキルティングの際に必要となるパーツ作成に便利。

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クリップタイマー 「リミッツ CT10」(キングジム)

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忘れてしまいがちな日常の期限や経過を管理するためのタイマー。99日の長期でカウントアップとカウントダウンができる「タイマー」とメモが挟める「クリップ」を組み合わせたことで、計測対象と時間を紐づけて期限や経過を意識付けながら管理することができる。

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このほか、ナカバヤシがマウス 「MUS-RKF164/MUS-BKF165 高速スクロールマウス〈神速〉」(下写真)で受賞したほか、コクヨがオフィス家具関連5点で受賞。

ナカバヤシマウス.jpg

ロングライフデザイン賞

筆記具「ラミーサファリ」(DKSHジャパン)

ラミー.jpg世界中の筆記具ファン、特に若年層から絶大な支持を集める定番シリーズ。軽くて丈夫な樹脂製ボディのグリップ部分には、誰もが正しくペンを握れるようにくぼみが設けられている。大型のワイヤー製クリップは、デニムなど厚手のカジュアルウェアのポケットにもしっかりとグリップする。

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