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ISOTで気になった文房具 その1
文具の国際見本市「第28回 国際 文具・紙製品展 ISOT」が2017年7月5日(水)~7日(金)に東京ビッグサイトで東展示棟で開催された。会場には、大手文具メーカーから、文具市場に新規参入を狙う異業種や新興メーカーまで出展。多彩な文具製品が一堂に会した。その中から、本サイト編集部が気になった文具をピックアップして紹介する。
第1回目では、大手メーカーが参集するメイン通路のブースで見つけた気になる文具をご紹介。
女子文具からデスクまわりの収納まで(キングジム)
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同社は、“日々をたのしむ”をテーマにした女性向けの新しい文房具ブランド「HITOTOKI(ヒトトキ)」をこの春に立ち上げたが、ブースではこの新ブランドを大きく訴求。新製品の北欧風テーププリンター「“こはる”MP20」(下写真左)などを展示していた。
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ファイル関連の商品では、6月に発売した新製品「コンパック」を紹介。A4サイズの書類をパラパラとめくって閲覧でき、持ち運ぶ時にはコンパクトに折りたためる、二つ折りクリアーファイルだ。「主にご家庭で使う方が多いです」とのこと。
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ユニークなものでは、反対側に人がいるのを知らせる「扉につけるお知らせライト」が気になった。ライトの点滅で扉の反対側に人がいることを知らせる商品で、これを扉に付ければ、「扉が急に開いてぶつかる」といった事態が未然に防げるわけだ。すでに6月に発売された商品なので、どんなところで使われているのか訊いてみたが、やはりオフィスでの使用が多いそうで、その他にも「商業施設などで、商品の搬入口に取り付けるところも多いです」という。
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キングジムは、オフィスのデスクまわりをすっきりとさせる収納系アイテムを充実させてきているが、その新製品が右写真の「デスクポケット」。デスクの引き出しに取り付ける新タイプの収納用品だ。ちなみに、この商品を企画したのはまだ入社2年目の若手社員とのことで、このシリーズの商品は若手主体で企画が進められているそうだ。
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文具大賞優秀賞の「ブロッククリップ」など(デザインフィル)
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まずは、「第26回日本文具大賞」でデザイン部門優秀賞に輝いた「ブロッククリップ」(発売中)から。おもちゃのブロックのように、アイデア次第でいろんなかたちに組み立てられるクリップだが、立体物だけでなく、メッセージ的なものにも使えると提案していたのが新鮮だった。実際にこれがリビングのテーブルに置いてあったら、お父さんは号泣して喜ぶことだろう。
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「携帯マルチハサミ」(発売中)も個性的な商品。コンパクトながらも切れ味や使い心地が良く、3㎜厚の刃を採用しているので、厚い紙やプラスチックカード類も切れるという。
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10月18日に発売する「XSステーショナリーキット」も紹介。「ミドリ」ブランドで展開している、小型ステーショナリーシリーズ「XS」の修正テープ・テープのり・ホッチキス・カッター・メジャー・ハサミ全6アイテムをウレタン製のケースにセットしている。手のひらに収まるぐらいコンパクトなサイズだ。
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デザインフィルは近年、日記にも力を入れており、今年も個性的な日記の新製品を紹介していた。写真左からダイアルロック式の鍵が付いているので秘密が守れて安心な「鍵付日記」(10月発売予定)、仕事中の休憩時間などスキマ時間にササッと書ける「スキマ日記」(9月発売予定)、嬉しかったことや楽しかったことなど、ポジティブなことしか書かないから日記が長続きできるという「ハピネス日記」(同)。
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また、先頃サービスを本格スタートさせた日記サポートアプリ「日記のもくじ」(iOS端末向け、無料)も紹介。毎日の出来事や印象に残ったことなど、日記を書くきっかけになるキーワードをメモ代わりに入力できるアプリで、「日記を書きたい気持ちはあるけれど、なかなか続かない」という人のために開発したのだという。
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人気の「プニラボ」新アイテム追加!(LIHIT LAB.)
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その新製品で気になったのが「卓上カレンダーにもなるダイアリー2018」(8月下旬発売)。卓上カレンダーのようにデスクの上に立てられ、ダイアリーのように持ち歩けるというハイブリッドなダイアリーは今年のトレンドになっていて、手帳メーカー各社から相次いで同様の製品が発売されてきている。
この商品の特徴は、表紙にエラストマー樹脂の滑り止めが付いているので、簡単にスタンドできるということ。さらに、リングが開くツイストノートのとじ具を搭載しているので、リーフの差し替えができてカスタマイズが可能なのが、同社ならではの特徴だろう。
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また、シリコン素材を使ったかわいいアニマルデザインの「SMART FIT プニラボ」シリーズに6品番36SKUが追加。10月5日に発売される。同シリーズでも特に人気の“立つペンケース”である「スタンドペンケース」にBIGサイズが登場。ペンが22本収容(従来品は15本)でき、ハサミや18㎝の定規も収容できる。
ちなみに、同シリーズのアニマルの中でいちばん人気が高いのがネコ(クロネコとハチワレネコをラインアップ)だが、上野動物園にパンダの赤ちゃんが生まれたことで、パンダの人気が急上昇しているそうで、問い合わせも多いのだとか。
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また、「第26回日本文具大賞」の機能部門優秀賞を受賞した「クリップファイル」ももちろんブースで紹介。紙押さえがクリップを開閉すると同時に開き、スムーズにリーフの出し入れができるようにしたクリップボード+ファイルで、表紙は360度折り返して使えるので省スペースでの記入に最適。
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カラフルで人気の「AQUA DROPs」シリーズに、スタイリッシュで使いやすい「BLACK STYLE」を追加、6月29日から順次発売されている。スタイリッシュなブラック表紙に高機能とじ具を搭載し、さらにリーズナブルな価格を実現。
写真のアイテムは、ジャバラポケットを開いた状態で固定できるので書類の出し入れがスムーズな「ドキュメントボックス」(この商品のみ7月18日発売)、120枚収容できるスーパーパンチレスファイルのレバー式とじ具を搭載した「クリップファイル」。このほか、「リングファイル〈ツイストリング〉」、「パンチレスファイルワンタッチ」、ポケットの右端になだらかな段差が付いているのでページがめくりやすい「クリヤーブック ダンダン」、「デスクトレー」などをラインアップ。
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「メモックロールテープ」発売25周年(ヤマト)
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また、ちぎって使える人気の新感覚ふせん「CHIGIRU(チギル)」の蛍光カラーの新色(右写真)や、大ヒット「テープノフセン」(下写真)もアピールしていた。
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デルガードやサラサ訴求(ゼブラ)
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「デルガード」では、ボディ新柄や限定柄が相次いで登場している。写真左から、サンリオの人気キャラクター「シナモロール」とコラボした限定柄(8月9日発売)、数量限定の「キャンディカラー」、新色のハニカムタイプ3色とスクエアタイプ3色。また、逆さにするだけで消しゴムが出てくる“デルイレーサー”機構を搭載した「デルガード タイプER」に限定色のカーボン&ドット柄が登場する(11月)。
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新製品では、0.7㎜油性ボールペン「フォルティアVC」。ツイスト式のボールペンで、軸色がなんと20色も用意されている(インクはすべて黒)。
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大人気ジェルボールペン「サラサ」コーナーでは、「なぞり塗り絵」と「一筆箋講座」のワークショップも開催。取材時には、速乾タイプの「サラサドライ」を使った一筆箋講座を行っていた。講師は斉藤智恵さん。本サイトで「小粋な手紙箱」を連載している田丸有子さんと同じく、(社)手紙文化振興協会認定・手紙の書き方コンサルタントとして活動されている方だ。
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スタンプ自販機「オスモ」がリニューアル(シヤチハタ)
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新製品では、好評の「ネーム9 着せ替えパーツ」の新アイテム「ネーム9 着せ替えパーツ モフラ」(7月10日発売)を紹介。表面に柔らかな手ざわりのフロッキーコーティング(植毛塗装)を施しているのが特徴。心地よい手ざわりで癒やされそうだ。
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また、ひと味違った角型のネーム印「スクエアネーム12」も。印面のサイズは大きめの12㎜で、フルネームでも作れるという。
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働く女性の声から生まれた文房具シリーズ「オピニ」の2018年版スケジュールノートは、リニューアルを行って新登場。使い勝手の良いB6サイズに統一し、ウィークリーページ(写真)はタテ型3分割の“ざっくりバーチカル”タイプで、余白部分も大きく自由度の高いレイアウトになっている。
その左隣にあるのが、好評の「オピニ お願いごとスタンプ」。このほど、「電話がありました」「返信おねがいします」など9つの印面が新たに追加されている。
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発達心理学から生まれた知育スタンプ「エポンテ」を訴求。6月に発売された「エポンテ どうぶつスタンプ」も展示されていた。パーツをつなげて捺すことで、自分だけの空想どうぶつを作ることができる。
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文具大賞優秀賞の鉛筆削りや“立つペンケース”も(ソニック)
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「トガリターン 手動鉛筆削り」は、世界初の“トガリターン機構”(特許取得)により、ハンドルを一定方向に回し続けるだけで、鉛筆の削り上がりを高い精度で検知した上、自動で排出する。これまでユーザーを悩ませていた鉛筆のムダ削りを解決したアイテムだ。鉛筆がトガルと自動的にニュッと出てくるギミックが、男子のハートを捕まえそうだ。
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また、トレンドの“立つペンケース”「スマ・スタ」もアピール(9月発売)。前面にマグネットが内蔵されており、ファスナーを開けるとワンタッチでペンスタンドに変身。前のポケットには小物類が入れられるほか、スマホスタンドとしても使えるという。
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ソニックは“リビング学習”にも力を入れているが、今回展示していた新製品がこの「集中できる勉強ブース」(8月発売)。今、リビングで勉強していると、ついTVになどに目が行って気が散りやすくなってしまうこともあるが、これを使えば、そんな気が散りやすい原因をシャットアウト!! 本体はななめに傾いているので、手元が暗くなりにくく、また脚も付いているので倒れにくくなっている。
「勉強がはかどる書見台」(写真左)も同時発売。
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“文具王ノート”なども
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また、ホワイトボードならぬ「透明ボード」もアピール。「圧迫感がない」とか、「光を遮らない」などといったメリットがあるそうで、最近はこういった透明タイプのボードを導入するオフィスも増えているという。ドラマなどで使われることも目立つようになってきているそうで、TVで見て問い合わせる人もいるのだとか。
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エコール流通グループのブースでは、本サイト編集長の高畑正幸文具王が考案した、検索性を極めた“文具王ノート”「Access Notebook(アクセスノートブック)」を訴求。新登場のポケットサイズも展示されていた。
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