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キットパスでPOPが書けるようになる講座!文字とイラストの2部構成で

千葉 勇

7月1日に川崎市にある日本理化学工業の本社で、第14回キットパス勉強会「キットパスでPOPが書けるようになる特別講座」が午前(POP文字)と午後(イラスト)の2部構成で開催された。講師を務めたのは、午前の部がPOPコンサルタントの森本純子さん、午後の部がPOPクリエイターの前田春江さんで、2人ともキットパスアートインストラクターとしても活躍中。勉強会は通常、キットパスアートインストラクター向けに開催しているが、この日は一般の方も受講できるとあって、インストラクターに加わって初心者の姿も見られた。参加者はPOP文字とイラストの描き方について、それぞれ講義を受けたあと実技を学んだ。

キットパスは、紙はもちろん、ホワイトボードやガラスといったツルツルした平滑面に書くことができる筆記具。なめらかな書き味と発色の良さ、そして濡れた布で簡単に消すことができるのが特徴で、画材として子どもから大人まで好評となっている。キットパスアートインストラクター制度とは、2013年10月にスタートした日本理化学工業とNPO法人ひさし総合教育研究所の協働事業。キットパスをより多く使ってもらうことで、障がい者雇用の拡大につなげることを大きな目的としており、現在までにこの制度を利用して全国で1300人を超すキットパスアートインストラクターが誕生している。キットパス勉強会は、キットパスアートインストラクターのスキルアップを目的に開催しているもの。

森本先生.jpg講師を務めたPOPコンサルタントの森本純子さん


森本さんが講師を務めた「キットパスで書くコトPOP」は、午前10時にスタート。まず森本さんから手書きPOPの効果や、コトの伝え方、書き方のポイント、そして文字の書き方といった説明が1時間にわたって行われた。このうち、コトの伝え方では、カタログに掲載されているような商品情報だけを羅列したPOPは“モノPOP”で、お客様自身がメリットと感じることが書かれていて、自分の喜ぶ姿・使う姿をイメージできるPOPが“コトPOP”であると、“モノPOP”と“コトPOP”の違いを解説。“コトPOP”の方がお客様の目に留まりやすく、商品の売れ行きが大きく変わってくるという。

そのあと、キットパスとリバーシブルパネルを使った実技に移り、フェイス&ボディペイントが楽しめる「ASOBody(あそボディ)」の“コトPOP”を各自1時間かけて作成。最後に全員の作品を並べて写真撮影を行った。


作品.jpg参加者が作った「ASOBody」の“コトPOP”

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