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【コレ買いました!】「東京ペンショー」で見つけた、インクコレクター必携の"インク見本帖"

北澤孝之(Bun2編集長)

大型の台風19号は各地に大きな爪痕を残しました。被災されたみなさまにお見舞いを申し上げますとともに、亡くなられた方々のご冥福を祈念します。今もなお警戒が必要な地域もあると思いますので、どうかお気を付け下さい。

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2019年10月5日、6日に東京・浅草の東京都立産業貿易センター台東館で開催された「第2回 東京インターナショナルペンショー」には、多くの万年筆ファンが訪れて大変な盛況となっていた(同イベントの記事はこちら)。

P1.jpg同ショーには、万年筆やインクのほか、紙関連での出展も多く、その中の一つがペーパリーが展開するブランド「カミテリア」。これまでにも、紙質にこだわったユニークな商品を数多く発売しているブランドだ。

そのカミテリアが、会場限定で販売していたのが「インク見本帖,inknocci」。最近は、“インク沼”と言われるくらい万年筆インクが大ブームとなっているが、買ったインクの試し書きをして記録できるメモ帳なのである。白色度98%の紙を使用しているそうで、「日本で一番白色度の高い紙です」とのこと。これならば、インクのオリジナルの色味が楽しめそうだ。

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会場に置かれたサンプルを拝見すると、かなり女子力の高そうなアイテムではある。ちなみに、中のイラストはインクボトルと万年筆の2タイプが用意されていた。筆者が使うには相応しくないかもしれないが、最近文とびでインクの紹介記事を書く機会も多くなり、その際に使う試し書き用としていいのでは、と思ったので購入した。

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買ってきた見本帖に早速試し書きをしてみた。インクは、先日本サイトでも紹介したパイロット「色彩雫 深海」と、伊東屋の「Cocktail Ink(カクテルインク) 元町ブルー」で書いてみた(*写真に写っている色味は実際のものと若干違うかもしれません)。会場の見本を参考にしてみたが、女子力がないのでインクボトルの塗り方がかなり雑になってしまった。その辺は、どうか一つご容赦いただきたい。白色度の高さはもちろん、インクの裏抜けもみられないし、紙の品質自体もなかなかのものだ。

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最初に書いたように、これはペンショー限定で販売していたものだが、これはぜひ通常販売したらいいんじゃないかと思うくらいだ。欲しい人はいっぱいいるだろう。その辺も、今後ぜひ期待したい。

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