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【注目新製品】芯がドバッと40本! 替芯シャープ「シンドバット」が復活!!

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文具のとびら編集部

サンスター文具、シャープペンと替え芯ケースが一体となった「SINDBAT(シンドバット)」を2026年2月上旬に新発売する。価格は税込682円。芯を40本も入れられる大容量タイプで、なおかつそのままシャープペンとしても使えるので、コスパ・タイパにも優れている。

実は、20年以上前に発売されており、その当時も大きな話題となった伝説のアイテムだ。復活を望む多くのファンの声に応え、令和の時代に相応しい姿で我々の前に再び姿を現した新たな「シンドバット」について、同社クリエイティブ本部イノベーション部リーダーの大杉祐太さんに開発秘話を伺った。

初代モデルをアップデート

「シンドバット」の初代モデルは2004年9月に発売された。芯が40本もドバッと入ることから「シンドバット」と名付けられたこのアイテムは、その絶大なインパクトからシャープペンのメインユーザーである中高校生を中心に大きな反響を呼んだ。その後、ラバーグリップが付いた第2弾も発売されている。

3.jpg下が初代モデル、上は第2弾モデル



「今でも『シンドバット』のことをご存じの方は多くて、復活を希望する声をたくさんいただいていました」と大杉さんは話す。かつて「シンドバット」を使っていた文具ファンだけでなく、今の中高校生からもそうした声が届いていたそうで、「社内でも“そろそろ復活させては”という雰囲気になってきました」という。

今回の復活では、初代モデルをオマージュしたかたちになっているが、「金型はすべて一から起こしています」とのこと。サイズなどもまったく一緒に見えるが、実は軸径は若干細くなっているのだとか(初代は直径13㎜、今回は11.5㎜)。軸を細くすることで握りやすく、ペンケースの中でもかさばらない。もちろん、細くなっても入れられる芯の本数は変わらず40本のままだ。

5.jpgまた、芯の入口も広くした。初代モデルは消しゴムを付けていたので芯の入口の穴を大きくできなかったが、今回は消しゴムを付けなかったので、その分穴を大きくすることができたのだ。入口が広くなったので、芯をまとめてドバッと入れることができるようになった。「やっとネーミングに追い付いた仕様にすることができました」と大杉さん。

4.jpg初代モデルよりもややスリムなボディに(左)、芯の入口が広くなった(右)


もう一つ、初代モデルでの課題点も解決した。芯が40本入れられるのが「シンドバット」の最大の特徴だが、その一方で「40本の芯が内部でせめぎ合って、次の芯がなかなか出てこない」という悩みがあったのだという。そこで最新モデルでは、1本だけがパイプに入って、次の芯がスムーズに出てくるように改善を行った。

「芯が入る入口を狭くするパーツを新しく付けたのですが、そのかたちをどうするか。異なる形状のパーツをいくつも作って、ベストなかたちを模索しました。素材も関係してくるので、素材も色々と変えて試作を繰り返しました」。ここのパーツの開発には非常に苦労したと大杉さんは振り返る。見た目はあまり変わらないように見えて、実は令和の時代に合わせて様々なアップデートを行っているのだ。さらに、すべてのパーツを日本で製造しているという“メイド・イン・ジャパン”製品でもある。

ボディカラーにもこだわって開発

6.jpgボディカラーは、(写真左から)ビターブラック、クールホワイト、シーグラスグリーン、アイスブルー、スモークネイビー、ビオラバイオレット、チークピンク、ネガブラウンの8色。ビターブラックとクールホワイトは不透明で光沢のあるボディだが、あとの6色はクリアカラーのボディとなっている。当初は、初代と同じように男子中高生をメーンユーザーに想定したカラーラインアップを考えていたのだが、ショートサイズのコンパクトなボディなので、「女性も使うのでは」という意見が出たことから、女性を意識したカラーも選んでいる。

「色味にはすごくこだわって、店で参考になりそうな雑貨などをいくつも買いました」と大杉さん。女子社員の意見も参考にしたそうだ。「他の色とのバランスを考えて色を決めましたが、そこが一番難しかったです」という。クリアカラーのボディはまるでフロストガラスのような風合いで、おしゃれな雑貨感覚で使えるデザインになっている。

また、クリップの代わりに付いている転がり留めには、初代モデルは芯の硬度が表示されていたが、最新モデルでは「シンドバット」のロゴをあしらった。このロゴは今回新しく作られたもので、“SINDBAT”のSとDを組み合わせてデザインした。「このデザインに決まるまでにかなり時間がかかりました」という。

7.jpg

シャープペンにも注目してほしい!

まだ文具業界向けの展示会でしかお披露目していないが、反響は上々だという。知っている人は“懐かしい”と思ってくれるし、知らない人も驚いてくれるそうで、「『シンドバット』を知らない世代にも広めたいです」と大杉さん。かつて「シンドバット」を使っていた世代が親だったりすることもあるので、2世代で盛り上がれるアイテムと言えそうだ。

シャープペンと替え芯ケースが一体化しているので、ケースから芯を取りだしてシャープペンに入れるという作業を省略できるタイムパフォーマンスに優れたアイテムで、なおかつ税込682円でシャープペンと替え芯の両方を手に入れられるというコストパフォーマンスにも優れたアイテムと言えるだろう。

「ここのところ、シャープペンで目新しい新製品がなかったので、多くの人に注目してもらえたら嬉しいです。今はシールがブームですが、シャープペンにも注目してほしいなと思います」。

2.jpg「シャープペンにも注目してほしい」とアピールする大杉祐太さん