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【フォトスタンドカード】「贈る側にも、もらう側にもやさしい写真ギフト」を提案
ナカバヤシは、手軽に写真とメッセージを贈ることができる「フォトスタンドカード」を2025年5月下旬から発売している。アルバムをはじめ写真まわりのアイテムを手がけている同社ならではの商品で、若い女性を中心に好評を博しているという。「フォトスタンドカードは、贈る側にも、もらう側にもやさしい写真ギフトです」と話すのは、同商品を手がけたコンシューマーコミュニケーションカンパニー企画部CC企画課の熊谷真生さん。そんな熊谷さんに、開発エピソードなどを伺った。
もらった瞬間から飾って楽しめる
「弊社は現在、写真関連用品の企画では、“ギフト”や“手軽さ”というキーワードに注目しながら商品開発を進めています。かつて主流だった大容量のアルバムの需要は減少し、写真を現像して楽しむ機会が少なくなってきていると感じています。スマホの中には膨大な写真が保存され、整理されることもなく、お気に入りの一枚を振り返ることが難しいという方も多いかと思います。そんな背景の中で、手軽にお気に入りの写真を大切な人に贈ることができ、なおかつ受け取った方がその写真を飾って長く楽しめる。そんな商品があれば、現代の写真の楽しみ方やニーズにぴったり合うのではないかと考えました」。
熊谷さん自身も、もらったメッセージカードや写真を一度見てそのまま棚にしまってしまい、その後見返されることなく忘れられてしまうことを寂しく感じていたのだという。
「祖母がよく写真を送ってくれるので、もらった時は嬉しいのですが、しまい込んでしまうとなかなか見返す機会がありませんでした。せっかくの写真やメッセージを、もらった瞬間から飾って楽しめるかたちにすれば、写真やメッセージをもっと身近に、生活の中でもっと長く楽しんでもらえるのではないかという想いもありました」。

チェキサイズとL判の2サイズ展開
「フォトスタンドカード」は、じゃばら形状が特徴のフォトカード。写真は2枚収納でき、メッセージスペースも設けたほか、専用の郵送可能な封筒も1枚付属。封筒内側には、カードとリンクしたデザインが施されており、開けた時にも楽しめる。そして、そのままフォトスタンドになるので、写真とメッセージカードを飾って長く楽しんでもらうことができる。
定形外郵便として送付可能、封筒の内側にも柄入り
カードのサイズは、チェキサイズ(税込396円)とL判(同473円)の2種類を展開。「L判は、スマートフォンで撮影した写真との相性を考慮し、縦型レイアウトを採用しました。スマホで気軽に撮った日常の一枚もきれいに収まるデザインです。チェキサイズは“その場で現像される一点もの”というチェキの特性に着目してラインアップに追加しました。チェキはその場で現像される写真で、基本的に焼き増しやデータ共有ができないので、チェキで撮影した思い出を誰かに共有したいと思うと、現物を相手に渡すことが前提となります。思い出を“そのまま相手に贈る”手段として、『フォトスタンドカード』が最適だと考えました」。
チェキサイズ(上)とL判(下)の2サイズ
デザインはかわいい4柄
デザインは、ねこ・いぬ・くま・ケーキの全4種類。いずれもこのために熊谷さんが描き下ろしたオリジナルイラストで、「温かみがあり、見る人の心がほっと和むようなタッチに仕上げました。お部屋に飾ったときにも優しくなじむ、そんな雰囲気を大切にしています」という。表裏合わせて8面にイラストを配置。1冊の絵本のようなストーリー性のあるデザインを目指したそうだ。
ねこのパン屋さんがパン作りにはげむ姿がかわいい「ねこ」
花を贈るいぬに心がほっこりする「いぬ」
カフェでコーヒーを淹れるくまに癒やされる「くま」
シンプルなイラストの「ケーキ」
開発時に悩んだのが、スタンド機能をどのようなかたちにするかということ。「店頭ではコンパクトな形状が求められる一方、手間をかけずに立てて飾れる機能性も重要です。組み立てにのりやテープが必要だったり、手順が複雑になると、手軽さが損なわれてしまいます。最終的には、〝切り込みに写真を差し込むだけ、広げるだけでスタンドになる〟というシンプルで分かりやすい仕様に落ち着きました」。ただし、表裏合計8面のイラストが必要となったので、イラスト制作のボリュームも非常に大きく、デザインの統一感を保ちながら構成するのは大変な作業だったとのこと。
現像写真をもっと身近に感じてほしい
発売後の反響は大きく、特にケーキ柄が人気で、売り切れとなった店もあったそう。「”シンプルな柄も必要では”という意見から追加した柄ですが、ギフトで贈る場合にこの柄を選ぶ方が多いようです」と熊谷さん。
また、店頭に置いてもらうためのサンプルを手作りで100以上用意した。社内の人に協力してもらいながら、自ら撮影したフォトジェニックな写真を使い、メッセージも手書きするなど、細部までこだわって作成したそうだ。「作るのは大変でしたが、それを見て“こんな風に使えるんだ”とイメージが湧くお客様も多いのかなと思います」。
主なユーザーは若い女性。「その方たちに、現像写真をもっと身近に感じてもらえたら嬉しいです。“もらって終わり”ではなく、“飾って楽しめる”。そんな写真ギフトのかたちとして、今後も広げていけたらと思っています」。
みなさんも、この夏の想い出をギフトにしてみてはいかがだろう。
また、敬老の日のギフトにもおすすめ。熊谷さんも、自分の祖父母に「フォトスタンドカード」を贈ったそうで、「とても喜んでくれました」と顔をほころばせた。その話を聞きながら、孫からの贈り物に喜ぶ二人の様子を頭に思い浮かべたら、何だか心が温かくなった。「フォトスタンドカード」を使えば、1枚の写真でも心温まる素敵なギフトになるんだなと実感した。

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