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【コレ注目!】中国や韓国のかわいい紙モノがギュッと詰まったお店「Cherish365」

文具のとびら編集部

東京都心から電車で約30分、北総線・北国分駅すぐのところに2021年6月、国内外の紙モノを扱うお店「Cherish365」がオープン。同店を運営するK2Concept代表取締役CEOの中山幸治さんと妻でデザイナーのKAYさんに話を伺った。

Cherish365は、もともとオンラインのみで販売を行っていたお店。2018年に始めた当初はパーティグッズなどを輸入・販売していて、後に文具を扱うようになったそう。
そのきっかけはKAYさんが抱えていた、ある想い。
KAYさんは当時を振り返りながら「自分のブランドを持つことが、デザイナーとして自分の夢でした」と話す。そのために「まずは作家が作品を販売できる場所を作ろう」と決め、中国や韓国を中心とした海外の有名作家による紙製品の取り扱いを始めたという。

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香港出身のKAYさんは、なんと5カ国語を使いこなす。会社員時代にバイヤー職などを経験した中山さんと二人三脚で、中国や韓国といった現地の作家と直接交渉を行い輸入・販売している。
「作家と直接話ができるので、それが作家からの信頼につながり、さまざまな情報をいち早くいただけます」と中山さん。
また、「海外の通販は誤配送などが多いと聞きますが、当社はすべて直取引なのでそういったことはほぼありません」と語る。こうした厚い信頼によって、日本国内のファンの支持を集めるようになったそうだ。

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オンラインショップの開始から2年ほど経ち、「実店舗はないんですか?」といった問い合わせが増えたことや、商品を実際に見てもらいたいなどの想いから、お店をオープンすることに決めた。

白を基調とした柔らかい雰囲気の店内には、各国から仕入れたシールやテープ、メモやスタンプなど常時およそ3,000アイテムがそろう。そうした空間が「かわいい」と反響を呼び、地元の幼稚園児や女子高校生、年配客など幅広い客層が訪れている。


中山さんによると、1カ月に6,000アイテムほど買い付けているそうで、商品の入れ替わりも早いとのこと。
「オンラインショップとは在庫が別なので、オンライン上で在庫切れになった商品を、実店舗に買いに来られる方もいます。なので、今日在庫があっても明日にはもう無い、といったことも多いです」。
羽田・成田の各空港からアクセスしやすい立地もあり、作家のファンらが日本各地から訪れることも少なくないそうだ。

P2031575.jpg中でも売れ筋は、中国の人気作家・Molinta(モリンタ)さんデザインのマスキングテープやステッカーなど。ふんわりした雰囲気の絵柄で、女の子やクマなどをあしらった作風が選ばれている。
人気作家ゆえに類似品が出回ってしまうケースも多いというが、同店では直取引だからこそ正規品を確実に購入できる。

修正.jpgKAYさんデザインのメモ(上)は同店でしか手に入らない。オンラインでは扱っていないガラス雑貨(左)、手紙を書きたくなるような絵柄のスタンプ(右)

店内をじっくり見ていると、国内メーカーのマスキングテープや、KAYさんデザインのかわいらしいメモ、大小さまざまなスタンプやシーリングワックスなど、数多くのカラフルなアイテムを前に、子どものころに返ったような気持ちになる。

中山さんによると、今後はイベントなども予定しているそう。オンラインだけでは味わえないワクワクを、今後より一層感じられそうだ。

Cherish365 店舗概要】
所在地:千葉県市川市堀之内3丁目12-24 アークタウン内
売場面積:約26.4㎡
営業時間:午前11時~午後5時(木曜のみ正午~午後3時)
定休日:月曜

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