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【コレ注目!】黒いボディにダークカラーインクを搭載、超クールな「エナージェル」限定新アイテム

北澤孝之(Bun2編集長)

ぺんてるは、ゲルインキボールペン「エナージェル」の発売20周年企画として「エナージェル ブラックカラーズコレクション」(1本税込330円)を2021年10月13日に発売した。

エナージェルといえば、滑らかな書き味で鮮やかな発色、さらに超速乾性も備えたインクを搭載したゲルインクボールペンとして多くの人に親しまれている。履歴書を書くのに適した“就活ペン”としての評価も高く、実用ボールペンという位置付けで、黒・赤・青の定番的な色のみを長らくラインアップしてきたが、2018年にクリアボディ個性的な色のインクを搭載した「エナージェルインフリー」を発売してから、少し様子が変わってきたようだ。「エナージェルインフリー」は2021年2月に新色も追加されて全10色のラインアップとなり、さらに従来のエナージェルも、20周年記念の限定カラーではあるが、全20色展開の大所帯となっていて、カラーペンとしての存在感が増してきているのだ。

そして、今回の「ブラックカラーズコレクション」である。カラーボールペンとしての新たな魅力を見せ始めたエナージェルが、今度は最近注目度の高いダークカラーインクを採用しているのだ。これは、ダークカラー好きとしては見逃せない。早速試してみることにしよう。

筆者の所有する歴代のエナージェルと一緒に並べてみた(左からスタンダードモデル、海外限定の金属軸、エナージェルインフリー、ブラックカラーズコレクション)。ボディーのかたちはどれもほぼ同じだが、軸の色が変っただけでそれぞれ異なったペンに見える。特に、今回の「ブラックカラーズコレクション」は、先端からノック部まで全身オールブラックで、それまでのエナージェルと一線を画した感が強い。とにかく、精悍でカッコいい。

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インク色はブラック、クリムソンブラック、オリーブブラック、チャコールブラック、インディゴブラック、ボルドーブラックの全6色で、どれも黒に近いダークカラーである。ブラックは従来のものと同じだが、他の5色は今回のために新たに用意したインクだ。なお、6色セットも用意していて、写真のような紙箱に入っている。
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インクの色味は以下の通り。すべて0.7㎜で筆記している。この写真だと、ライトを当てて撮影しているからそれぞれの色味がはっきり分かるけど、一般的な明るさの部屋でこれを見たら、クリムゾンブラック以外は、パッと見どれがどの色なのかすぐに分からないぐらい黒い。中でもチャコールグレーは、ブラックとどう違うのかと思うぐらい見分けが付かなかったのだが、よく見るとチャコールグレーはほんの少しだけ黒みが抜けた感じがある。それぐらいの微妙な違いなのである。

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あと、インディゴブラックは、従来のエナージェルのブルーブラックとそんなに変わらないんじゃないかと思っていたが、較べてみたらインディゴブラックの方が全然黒い。2つ並べてみると、ブルーブラックの方が普通の青インクに思えるぐらいだ(どちらも0.5㎜で筆記)。

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というわけで、どれも仕事で使っても全然違和感のないダークカラーばかりだ。一見黒色だけど、よく見ると微妙に黒じゃないインクは大好物なので、個人的に満足度は高い。ただし、1点だけ不満なのは、これが限定品だということだ。なので、お気に入りのインクのリフィルは、品切れになる前に余計に何本か買いためておかないといけない。まあ、「エナージェルインフリー」のように、最初は限定品だったけどその後定番品になった例もあるので、今回もそれを期待することにしよう。定番化ぜひお願いします!

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