夏休みに、実家から東京へと戻る途中、中央道のあるパーキングエリアに立ち寄り、売店を物色しているときに見つけたのが上写真のブロックメモ「Mt.Fuji360°memo」。広げると富士山になるという、山梨ならではのアイテムだ。


裏面の説明書きを見ると、メモを360°広げて貼り合わせると富士山のかたちになり、メモは1枚ずつ引き出して使えるという。ちなみに、裏面ははがきになっていて、このパッケージごと郵便で送ることができるようになっているのが面白い。

ここで出会ったのも何かの縁、せっかくだから話のタネに一つ買っていこうと手に取った。値札が付いていなかったけど、メモだから数百円程度のものだろうと思って気軽な感じで手に取ったわけだが、レジ「1,080円です」と言われ、いささかびっくりした。



メモは、これが罫線の代わりなのだろう、裾野から山頂にかけて美しいグラデーションになっている。曲線が続くメモのかたちもそうだが、なかなか手間をかけて作っているなという気がするし、これならば1,000円もするのも無理はないのかもしれない。

早速裏面のシールをはがしてくるっと貼り合わせてみた。開くとアコーディオンのように自動的に富士山のかたちになるわけではなかったので、手で1枚1枚開きながら形を整えて、下写真のようなかたちになった。なかなかなの富士山だと思うのだがいかがだろう？　メモとしてちぎって使ってしまうのは惜しいと思える富士山ぶりではある。このまま机上のオブジェのポジションに収まりそうな予感がする。


ちなみに、東京に戻ってから「Mt.Fuji 360°memo」ついてネットで調べてみたが、ネット通販ではどこも売り切れのようである。発売元（カガヤカ）のウェブサイトも閉鎖されていて、詳細が不明だ。ということは、かなり貴重なレアアイテムを手に入れたということになるだろうか。「使うのが惜しい」という気持ちがますます強くなってきた。